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邦本宜裕がKリーグ・全北現代モータースをクビも? 飲酒運転事件で処分に注目。未成年喫煙で解雇トラブルも

元Jリーガー邦本宜裕選手が韓国で飲酒運転し摘発、契約解除の可能性も。浦和レッズやアビスパ福岡で問題行動の過去

元Jリーガーで、2018年から韓国のKリーグでプレーしている邦本宜裕選手(くにもと・たかひろ 24歳)が、現地で飲酒運転をして摘発され、所属クラブ『全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータース』が暫定的に60日間の活動停止処分を下し、この問題に対してネット上では批判が殺到しています。

全北現代モータースは8日に、邦本宜裕選手が同日未明に飲酒運転で摘発されたことを発表し、具体的な状況などを把握した後に処分を下す予定としていました。

そして、韓国プロサッカー連盟は邦本宜裕選手に対して、暫定的に60日間の活動停止処分を下したといい、現地メディア『SBS』はこの処分について、「社会的物議を引き起こしたり、Kリーグの価値を損なう行為に対して、一両日中の違反委員会の審議が困難な場合に、対象者のリーグ関連活動を一時的に停止する措置だ。活動停止期間は最大90日まで延長できる」と伝えています。

<↓の画像は、韓国でプレーしている邦本宜裕選手の写真>

また、現時点ではあくまでも暫定的な処分で、「連盟は違反委員会を開き、正式な懲戒処分を行う予定だ」「全北はプロ連盟とは別に独自の懲戒を下す予定だ」としています。

他のメディアは、邦本宜裕選手が監督とトラブルを起こしていたことも伝え、チーム内外で批判の声が噴出している状況から、最悪の場合はクラブをクビになる可能性もあると『東京スポーツ』(東スポ)が報じています。

邦本宜裕選手の飲酒運転での摘発、暫定的な処分が下されたことに対してネット上では、

などの声が上がっています。

邦本宜裕選手は、高校生の時にJリーグ『浦和レッズ』のユースチームにスカウトされ、トップチームの練習にも参加し、2013年10月に16歳8ヶ月でトップチームの公式戦出場を果たすと共にゴールも決め、クラブの最年少出場と最年少ゴール記録を更新しました。

しかし、素行不良(未成年喫煙)などによって2014年に退団、2015年に『アビスパ福岡』に加入し、当時チーム統括部長は「将来的には、間違いなくアビスパの中心になれる選手。日本のサッカー界のためにも辞めさせてはいけない存在」と、才能を高く評価し、その後はU-18・U-19日本代表にも選出されるなどしていましたが、入団から約2年半後の2017年5月に、クラブの秩序風紀を著しく乱す行動があったとして契約解除されました。

これによってJリーグを離れた邦本宜裕選手は2018年に、Kリーグ所属の『慶南(キョンナム)FC』に加入、1年目から35試合に出場して5得点の成績を残し、リーグ準優勝とクラブ史上初のAFCチャンピオンズリーグ出場に貢献、『鹿島アントラーズ』との試合では決勝点も決めました。

その後、2020年から全北現代モータースに所属し、チームの中心選手として活躍を続けており、昨シーズンはリーグ5連覇に貢献、今シーズンは公式戦18試合に出場し、4ゴール・1アシストの成績を残しており、6月の試合では2ゴールを決めて勝利に大きく貢献し、現地メディアは「邦本が試合を支配したと言っても過言ではない」「邦本のサッカーセンスが際立った」などと称賛していました。

全北現代モータースでの邦本宜裕選手のプレー動画

このように能力は高く評価されていた一方で、かねてから素行が問題視されており、今後また飲酒運転による事故など、大きなトラブルを起こす可能性が十分あるとして、契約解除など厳しい処分を求める声が日本のサッカーファン等からも上がっています。

昨年3月には、“和製ロナウド”と呼ばれていた元日本代表の森本貴幸選手(34)が、南米・パラグアイのチームへ移籍から間もなく、現地で飲酒ひき逃げ事件を起こして逮捕されたものの、事件から1ヶ月後には公式戦デビューを果たしました。

国によって対応は異なりますが、邦本宜裕選手の飲酒運転に対して韓国内で多くの批判の声が上がっているようで、今後連盟やクラブがどういった処分を下すのか注目したいですね。

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