プロ野球『福岡ソフトバンクホークス』の元選手、住居・職業不詳の原田龍哉容疑者(旧姓=伊奈 35歳)が16日に、邸宅侵入と窃盗未遂容疑で逮捕されたことが明らかになりました。
兵庫県警察捜査3課などの発表によると、原田龍哉容疑者は7月23日15時半~30日9時10分ごろに、兵庫県洲本市五色町鳥飼浦にある一戸建ての空き家に侵入し、金品を盗もうとした疑いが持たれています。
この事件は、29日に容疑者が空き家の塀を乗り越えて立ち去る姿を近隣住民が目撃し、連絡を受けた空き家の所有者(56)が警察に通報し発覚、その後周辺の防犯カメラの映像などから原田龍哉容疑者の関与が浮上したそうです。
この空き家で窃盗被害は確認されていないとのことですが、淡路島内では5月以降、空き家を狙った窃盗や窃盗未遂が数十件発生しているといい、取り調べに対して原田龍哉容疑者も「他にも数件やった」と供述しているそうで、県警は他の窃盗事件との関連を調べているといいます。
兵庫出身の原田龍哉容疑者は、滋賀の甲子園常連校・近江高校時代に通算74本のホームランを打ち、その長打力から“伊奈ゴジラ”の愛称で親しまれており、2006年のドラフト会議ではソフトバンクから3位指名を受けて入団しました。
<↓の画像は、プロ野球選手時代の原田龍哉容疑者の写真>
しかし、高校時代から右肩に故障を抱えていて、2007年4月に手術を受けましたが、満足のいく状態まで回復しなかったことで同年に戦力外通告を受けて退団しました。
退団後すぐに、プロ野球の独立リーグ『四国アイランドリーグplus』所属の『徳島インディゴソックス』に入団しましたが、肩の不調が原因で2008年に契約解除されて表舞台から姿を消しました。
その後、原田龍哉容疑者は自ら転落人生を歩んでおり、2010年4月に地元の兵庫・洲本で知人女性のバッグから財布を盗み、2011年2月末に窃盗容疑で逮捕されるも翌日には釈放され、東日本大震災直後の2011年3月末には、原発から30キロ圏内の南相馬市内で電柱から垂れ下がった電線を盗んだとして、同4月に再び窃盗容疑で逮捕されました。
その後も、2014年には福井県内の漁船から船外機を盗んだ容疑で逮捕、同年にはさらに知人女性から借りた車を他人に引き渡し、借金の返済に充てたとして横領容疑でも逮捕されています。
これまでに少なくとも4回逮捕されている窃盗の常習犯で、余罪は複数あるとみられ、取り調べに対して「他にも数件やった」などと供述しているとのことですが、徹底的に調べ上げて罪を償わせて欲しいです。