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スーパークレイジー君の性加害事件、容疑否認しハメられた疑惑も罪認め有罪に。政治家転身1年で刑務所入り濃厚に

元宮崎市議・スーパークレイジー君に実刑判決。不同意性交等致傷事件の裁判内容、被害女性は示談拒否で厳罰要求し…

30代の知人女性に性的暴行をしたとして、昨年9月に不同意性交等致傷(旧・強制性交等致傷)の罪で逮捕・起訴され、保釈後に宮崎市議会議員を辞職したスーパークレイジー君被告(本名=西本誠 37歳)の判決公判が24日に行われ、宮崎地方裁判所が実刑判決を下しました。

スーパークレイジー君被告は昨年9月に、妻が働いていたキャバクラ店の同僚女性を無理やりホテルに連れ込み、押し倒して馬乗りになるなどして暴行を加え、女性の意思表示が困難な状態で性的な行為をしようとし、全治約3週間のケガを負わせたとして、不同意性交等致傷の罪(法定刑:無期懲役もしくは6年以上の懲役)で逮捕されました。

<↓の画像は、保釈時に土下座謝罪したスーパークレイジー君被告の写真>

当初は容疑を否認していましたが、防犯カメラには女性が抵抗する様子が記録されており、起訴後に会見を行った弁護士は、おおむね起訴内容を認めていることを明らかにしたものの、「強い暴力を振るっておらず、着衣も脱がせていない」として、刑が軽い不同意わいせつ罪(法定刑:6ヶ月以上10年以下の懲役)を求めると主張していました。

<↓の画像は、スーパークレイジー君被告と加藤博太郎弁護士の写真>

本人も送検時に「暴力してないよ! 暴力だけはマジでしてないからね!」と報道陣に訴えていましたが、16日に行われた初公判では起訴内容を認めました。

検察側はスーパークレイジー君被告の犯行について、「被害者の意思を無視して制圧しており、強引で執拗、卑劣な犯行」「(被害者の)精神的苦痛は継続しており、被害結果が非常に深刻」などと指摘し、懲役7年を求刑しました。

また、被害女性はスーパークレイジー君被告に対して、「(現在も不眠や食欲不振等の症状が続き)西本さんを許すことは絶対にできません。」「(示談金350万円は)一切いらないと伝えてきた。お金の力で責任から逃れているように感じ、同じ被害を受ける人が出てくるのではないか」「お金ではなく、刑罰を受けてもらうことが一番の願いです。」と語っていました。

一方の弁護側は、「事実関係は争わずに量刑だけを争う」「性交には至っておらず、示談金を用意している。議員辞職など社会的制裁も受けている」として、懲役3年・執行猶予5年の判決を求めていました。

最終陳述でスーパークレイジー君被告は、「ずっと忘れず償っていくことが必要だと思います。してしまったことを一生忘れずに家族と生活し、人前での行動を避け、再犯しないようにしていきます」と述べていました。

そして、24日に判決公判が行われ、スーパークレイジー君被告に対して懲役4年6ヶ月の実刑判決を下しました。

その理由については、性的暴行は未遂だったものの、「力の限り抵抗していた被害者を、さらに強い力で制圧した犯行は、相応に悪質」「同種の事案と比較しても中程度に重く、執行猶予をつける事案ではない」「被害者に落ち度はなく、酌むべき事情はない。一定の社会的制裁を受けていたとしても主文の刑を免れない」としています。

この判決を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

スーパークレイジー君被告は元暴力団組員の父親を持ち、自身も中学時代から暴走族に入って犯罪を重ね、未成年時には計5回も少年院に入り、10代から身体に刺青を入れ始め、親子揃って全身に和彫りを入れています。

<↓の画像は、刺青を入れた元暴力団員の父親との2ショット写真>

そんなスーパークレイジー君被告は、東京・銀座の高級クラブの雇われ社長をしていたころに様々な政治家と出会い、それがきっかけで政界入りを目指し、昨年行われた地元・宮崎の市議会議員選挙では候補者61人中2番目に多い4,195票を獲得して政治家となり、真面目に活動していたものの、当選から半年も経たないうちに事件を起こしました。

ただ、スーパークレイジー君被告は性的暴行を否定し、被害者・A子さんと同じ店で働いていた妻も週刊誌『週刊文春』の取材に応じ、事件翌日にA子さんに連絡したところ、行為はしていないもののホテルに行ったことを明かし、「自分が帰る時に転んじゃって怪我をしただけで旦那さんから怪我をさせられたわけじゃない」と話したそうです。

そのため、妻もスーパークレイジー君被告の潔白を主張しており、スーパークレイジー君被告は“美人局(つつもたせ)”にハメられたのではないかとの憶測も飛び交っていたのですが、裁判では一転して起訴内容を認め、そして実刑判決が下されました。

スーパークレイジー君被告の弁護士は、同じく性加害疑惑で裁判沙汰となっている元サッカー日本代表・伊東純也選手の弁護も担当している加藤博太郎弁護士なのですが、「事実関係は争わずに量刑だけを争う」として執行猶予付き判決を求めているため、この判決を不服として控訴する可能性もあり、引き続き動向を見守っていきたいです。

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