今年7月に行われた参議院選挙の東京選挙区で新党改革から立候補し、「医療用大麻の解禁」や「脱原発」を政策として掲げていたものの、落選となった元女優でナチュラリストの高樹沙耶容疑者(本名=益戸育江 53歳)が、移住先の沖縄・石垣島で大麻を所持していたとして、大麻取締法違反の容疑で現行犯逮捕されていたことが25日に明らかとなりました。
高樹容疑者を逮捕した厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部(通称:麻取、マトリ)によると、石垣島にある自宅にて大麻を所持していたとして、大麻取締法違反の疑いが持たれています。
<大麻取締法違反で現行犯逮捕された高樹沙耶(益戸育江)容疑者>
高樹容疑者は2011年に週刊誌『週刊女性』によって、千葉県から沖縄・石垣島へと移住していたことを報じられ、その後2012年11月には『女性自身』が「大麻研究家との“新婚生活”!」「大麻吸引も」と報道したことで話題に。
そんな高樹容疑者は石垣島で、ともに活動をしている『全国勝手連合会・大麻取締法第四条廃止勝手連』代表で一級土木施工管理技士の森山繁成さん、元参議院議員の平山誠さんら男性4人と共同生活し、「虹の豆 浮世離れ」という名のコテージを経営管理しているのですが、麻薬取締部は25日に自宅などを捜索し、大麻の入手ルートなどを捜査しているとのことです。
高樹容疑者は、17歳のときに上京して芸能事務所『オスカープロモーション』に所属し、1983年に映画『沙耶のいる透視図』で主演女優として映画デビュー。
その後も様々なドラマや映画などに出演し、水谷豊さん主演の人気刑事ドラマ『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)には、水谷さん演じる杉下右京の元妻で、小料理屋「花の里」の初代女将・宮部たまき役をシリーズ化される前からシーズン10の第1話まで演じていましたが、2011年には石垣島に移住をして2012年10月末に事務所も退社。
女優業を引退した高樹容疑者は「ナチュラリスト」を自称し、日本では禁じられている医療用大麻の利用を認めることを訴える団体『大麻草検証委員会』(2013年9月末に解散)に所属して活動。
自身のブログ、ツイッター等では、「私の海外の経験で知りました。18才ぐらいに初めて知り、時おり食べたり吸引しましたが、しっかり税金も払い普通の社会生活もしてきました、素潜り53メートルとか時々おかしな行動もありましたが、誰かに迷惑をかけたでしょうか???」「大麻については持続可能な暮らしをサポートする大切な天然資源の一つと以前から思っていました。(大麻は)私個人の感覚からしましては、お酒、たばこ、チョコレートよりも安心で安全で多幸感を得られる、そしてアンチエージングには最高の植物だと信じております」などと綴っていました。
そして、高樹容疑者の逮捕に対してネット上では、
- やっぱり、としか思わないが、これで相棒の再放送がされなくなるじゃないか…
- テレビで男性4人沖縄で共同生活してるって時点で普通じゃ無かった
- やっぱりおかしい人だったやん
- やっぱり。医療大麻とか言ってるけど、日本のなかでは法律違反なんだし、吸ってはダメでしょう
- 活動しても法律は犯しちゃダメ
などのコメントが寄せられていました。
7日に放送された情報バラエティ番組『爆報! THEフライデー』(TBS系 金曜19時)では、現在の高樹容疑者が石垣島でどのような生活をしているのかなどが放送され、現在は石垣島で「虹の豆 浮世離れ」という名のコテージを経営管理し、熱帯植物も育てていることから、大麻も?と聞かれていたのですが、苦笑いしながら「法律がありますから、それは無いです」と答えていました。
<↓の画像は、番組で医療大麻について語る高樹容疑者の写真>
<↓の画像は、石垣島で高樹容疑者と共同生活を送る4人の男性たち>
<↓の画像は、石垣島にある自宅の外観と内部の写真>
しかし、高樹容疑者は自ら過去に大麻の使用経験があることを明かしているほか、大麻の合法化を推進する団体に所属して、「大麻は自然の生薬で、自然の生薬を使って健康になるのであれば、直ちに使った方がいいと思う」などと訴えていたことから、完全にクロでいつかは逮捕されるだろうとみられていたことから、今回の逮捕にはそれほど驚きはなく、やっと逮捕されたかという感じです。
高木さんと同じ活動をしているメンバーが他にもいることから、今後の展開にも注目したいですね。
【追記 10/25 13時55分】
捜査関係者によると、高樹容疑者は逮捕時に「私の物ではない」と容疑を否認していたとのことですが、すでに自宅からは乾燥大麻や吸引用に使用していたとみられる巻紙、パイプなどが押収されているそうです。
さらに、高樹容疑者と同居していた男性2人も逮捕されているとのことですが、1人は容疑を否認し、もう1人は一部否認をしているとのことです。
高樹容疑者に対しては、関東信越厚生局の麻薬取締部など5局による合同捜査本部が内偵を進めていたといい、捜査員約30人が自宅や自宅付近で経営しているコテージ、所持している車などを捜索。
捜査関係者は高樹容疑者について、大麻の常習性が高いことを示唆しているといい、自宅付近で大麻草を栽培していた疑いについても「可能性は否定できない」と話しているといいます。