伊藤義弘が事故死、原因は信号無視か。現役引退後は東福岡高校の監督就任、第二の人生歩む中で…

『千葉ロッテマリーンズ』の元投手で、特別支援学校の臨時講師をしていた伊藤義弘さんが6日午後に、交通事故によって亡くなったことが分かりました。43歳でした。

警察の発表によると、今日14時15分ごろに福岡市城南区の鳥飼5丁目の交差点で、タクシーとバイクが衝突する事故が発生し、バイクを運転の伊藤義弘さんは搬送先の病院で約2時間後に死亡が確認されたとのことです。

＜↓の画像は、伊藤義弘さんが乗っていたバイク＞

タクシー運転手の男性(75)も顔から出血し、病院に搬送されましたが命に別状はなく、タクシーに乗客はいなかったとのことです。

事故発生現場は見通しのいい交差点で、タクシーが交差点を直進中に、右側から来た伊藤義弘さんが運転するバイクが衝突し、この事故でバイクは大破しました。

＜↓の画像が、事故で大破したバイク＞

警察は現在、事故発生時の信号の状況などを詳しく調べているそうで、どちらが信号無視をしたのかは不明です。

この報道を受けてネット上では、

• 43歳ってまだこれからじゃんかよ…
• 誰？ってネタレスしようと思ったら胴上げ投手にもなってる有名選手だった　引退後も充実した人生送ってたのにやるせないな···
• ロッテが強かった頃のリリーフだから結構有名よな　御冥福をお祈りします　合唱
• これは気の毒すぎる　バイク側がどんなに気をつけてても車が突っ込んできたら終わり　その逆なら言わずもがな　てかまた高齢者タクシーかよ
• 子供4人もいるのに死んじゃったのかよ　やっぱそういう人はバイク乗らんほうがいいな　どんだけ気を付けてもぶつかったらこうなる
• 折れたバットが太腿に刺さって選手生命を絶たれた投手だよね　どこまで不運な人生なんだよ……2010年の日本シリーズの胴上げ投手からの暗転具合がひどすぎるよ

などの声が上がっています。

伊藤義弘さんは福岡出身で、東福岡高校を卒業後に国学院大学へ進学し、大学卒業後はJR東海で野球を続け、2007年のプロ野球ドラフト会議でロッテから4位指名され入団し、ロッテの守護神だった小林雅英さんが着用していた背番号30が与えられました。

ロッテではリリーフ投手（救援投手）として活躍し、1年目は51試合登板で9ホールド、防御率3.05、2010年はキャリアハイの65試合登板で30ホールド、防御率3.48の成績で、同年の日本シリーズ第7戦で延長11回裏から登板し、2回無失点に抑えて胴上げ投手となりました。

2011年は50試合登板で15ホールド、防御率2.29の成績で、同年9月にバッターの折れたバットが左すね内側に突き刺さり、大ケガを負いました。

その後はケガの影響によって成績が低迷し、2013年には右肘関節の手術も受け、その後も成績が伸びずに2016年に戦力外通告を受け、その後は12球団合同トライアウトなども受けた末に、同年をもって現役を引退しました。

プロ通算成績は、257試合出場で6勝13敗1セーブ、71ホールド、防御率3.83でした。

その後は、日本体育大学の大学院で体育学などを学んで博士号と教員免許を取得し、2020年には母校・東福岡高校で教員を務めると共に野球部の監督に就任し、今年夏まで監督を務めていました。

一方のプライベートでは、2009年に福岡出身で看護師の女性と結婚し4人の子供をもうけており、伊藤義弘さんは子煩悩だった様子で、自身のインスタグラムでは度々子供の写真や動画を公開し、4日には今年小学校に入学した末っ子の次女の発表会を観に行ったことを報告していました。

先月には、小中学生を対象にしたスローイング強化アカデミー『Pitch＋』の開講を発表していました。

現役を引退後に第2の人生を歩み、また新たな挑戦を始めたばかりで、どちらが信号無視をしたのか、事故発生時の詳しい状況は不明ながら、まだまだこれからの年齢で妻と幼い子供たちを残して亡くなってしまったのは残念です。

伊藤義弘さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。