栃木県那須町の河川敷で宝島龍太郎さん夫婦が焼死体で見つかった事件で、2014年放送のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』に出演するなど、子役俳優として活躍していた若山耀人容疑者（わかやま・きらと 20歳）が、遺体に火をつけた実行犯の疑いで死体損壊容疑で逮捕され、元人気子役の転落ぶりに衝撃が走っており、この事件に至るまでの経緯に関して様々な報道が飛び交っています。
若山耀人容疑者は2012年（当時9歳）に、北川景子さん主演ドラマ『悪夢ちゃん』（日本テレビ系）でデビューし、芸能界入り後は大手芸能事務所『ワタナベエンターテインメント』に所属していました。
2014年にはオーディションを経て『軍師官兵衛』で主演の元V6・岡田准一さん演じる黒田官兵衛の幼少期と、松坂桃李さんが演じた息子・黒田長政の少年期も演じ注目を集めました。
その後もNHKドラマなどに出演し活躍を続けていましたが、2020年1月に上演の高橋惠子さん主演舞台『黄昏』を最後に表舞台から姿を消し、同年にナベプロを退所していました。
＜↓の画像は、2018・2020年上演の舞台『黄昏』に出演した若山耀人容疑者の写真＞
週刊誌『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』によると、若山耀人容疑者は中学2年生になったタイミングで岐阜県美濃加茂市から上京し、中学を卒業して通信制高校へ進学後、髪を銀色に染めたりピアスを開けるなどし、SNSには彼女と思しき女性との写真を投稿していたそうです。
若山耀人容疑者は高校へ進学後、芸能界への興味を失い、徐々にフェードアウトしていったそうで、最終的には小学生の頃から始めたサッカーに専念するとの理由で芸能界を引退したといいます。
＜↓の画像は、高校進学前の若山耀人容疑者の写真＞
こうして芸能界を引退後、若山耀人容疑者はグレていったといい、18歳ごろからクラブで飲酒や喫煙をしている様子をSNSで公開するようになったとのことです。
また、若山耀人容疑者が芸能界を引退する前後に会ったという同級生の男性はフジテレビの取材に、「（人づてに）タトゥー入っているよとか、ピアスいっぱい開いてるよと聞いていた。悪い道というか、チャラくなっているというのは感じていました」
と証言しています。
＜↓の画像は、首にタトゥーを入れた若山耀人容疑者の写真＞
さらに、夫妻遺体遺棄事件で逮捕された若山耀人容疑者を含む4人の容疑者を知る人物によると、実行犯の疑いで逮捕された若山容疑者と韓国籍の姜光紀容疑者（カン・グァンギ 20歳）は、1年ほど前から4人が知り合ったとみられる渋谷のクラブに出入りしていたといい、「2人とも親が金持ちで、仕事はしていなかった。」と語っています。
そんな若山耀人容疑者と姜光紀容疑者は今年3月に、『Glody TV』という名称で街頭インタビュー動画をYouTubeやTikTokで配信しているグロディ・ケイさんからインタビューを受け、姜光紀容疑者「好きな言葉は“金と女と酒”でしょう」と答えていました。
＜↓の画像は、3月に『Glody TV』の街頭インタビューを受けた姜光紀容疑者の写真＞
渋谷のクラブに出入りしていた2人を知る人は、「週末は金土、ほぼいるイメージ」「姜くんはVIP席に年中いて、シャンパンとかをめちゃくちゃ入れてるイメージ。」「『投資系で儲かってるからお金があってVIPにいるよ』みたいなことを言ってた。」
と明かしています。
一方の若山耀人容疑者もインタビューで好きな言葉を問われると「お金です」と答え、「結局、世の中、顔と金かな」などと語っていました。
＜↓の画像が、今年3月にインタビューを受けた若山耀人容疑者の写真＞
その2ヶ月前には、地元の成人式に出席していたことが文春オンラインの報道で明らかになっており、若山耀人容疑者は地元の友人から近況を聞かれてもはぐらかした末に、「……なんもしてない」と答えていたとしています。
この他に撮影時期は不明ながら、タトゥーを入れる前の若山耀人容疑者がクラブと思しき場所でシャンパンを持ち、音楽にノリながらボトルを開ける動画がネット上で拡散されています。
若山耀人容疑者は1年前からクラブのVIPルームに出入りし、金回りも良い様子だったとのことですが、半年ほど前からクラブに来る回数が減り、金払いが悪くなっていたといいます。
そんな2人と昨年末ごろに出会ったのが、遺体処理を2人に指示したとされる平山綾拳容疑者(25)だったといい、4人を知る人物は「平山が『お金を渡す』ってお願いしたら、やってくれると思ったんじゃないか。2人はお金が目的だったと思う。」と推測しています。
実際のところ、どういった経緯で若山耀人容疑者はこの事件に関与したのか、まだ詳しい経緯などは明らかになっていないのですが、つい4年前まで表舞台に立っていた方が首に大きなタトゥーを入れ、夫婦の死体損壊容疑で逮捕されたというのは衝撃度が大きく、ただお金欲しさに非常に悪質な犯罪に手を染めたのであれば残念でなりません。
実行犯の若山耀人容疑者と姜光紀容疑者は4月16日ごろに、報酬としてそれぞれ250万円ずつ平山綾拳容疑者から受け取ったとみられているものの、同30日の逮捕時にはそれぞれ数万円から数十万円しか所持していなかったといい、受け取ったお金は逃走資金や遊びに使った可能性があるとされていますが、事件から2週間足らずでかなりの金額を使用しており、金銭感覚が狂っていたことがうかがえます。
そして、もし逮捕されなければ再び、大金を得るために犯罪行為を繰り返していた可能性が高いと思いますし、まだ事件の詳細は明らかになっていませんが、一連の行為が事実であれば厳しい処分を下してもらいたいと思います。