『オリックス・バファローズ』の元投手で会社員・伊原正樹容疑者(37)が窃盗容疑で逮捕されていたことが判明し、プロ野球ファン等の間で物議を醸しています。
伊原正樹容疑者は3月21日午前6時ごろに兵庫県西宮市内の路上で、歩いていた看護補助者の女性(73)に背後から近づき、現金1万7,000円入りのバッグを盗んだ疑いが持たれています。
兵庫県警捜査3課と西宮警察署によると、事件発生後に現場近くにいた別の女性が警察に通報し、防犯カメラの映像などから伊原正樹容疑者が浮上し、7日に窃盗容疑で逮捕したといいます。
取り調べに対して伊原正樹容疑者は元プロ野球選手だと語り、「盗んだことに間違いない」などと、容疑を認める供述をしているとのことです。
そして、元オリックス・バファローズの伊原正樹容疑者が、窃盗事件で逮捕されたことに対してネット上では、
- さすが檻戦士
- オリックスの犯罪者率は異常
- 野球選手の犯罪者多すぎる
- ひったくりとか強盗とか短絡的な犯罪だと「ああ野球以外本当に何も出来ねえんだな…」ってなって悲しくなる
- 成功しなかった選手の末路
- 野球チームは散財の仕方より、長い人生を見据えたカネの使い方を教えるべきだよなあ
- プロ野球選手になるぐらいだから、小中高とずっと同世代の中でトップクラスの勝ち組だっただろうに、そんな人の末路が高齢者相手のひったくりで逮捕とか切なすぎるな
などの声が上がっています。
伊原正樹容疑者は兵庫県尼崎市出身で、中学生時代には尼崎のボーイズリーグで準優勝などの成績を残し、岡山共生高校を経て関西国際大学へ進学、大学時代にはエース投手として活躍し、阪神大学リーグで通算20勝2敗の成績を残しました。
2008年のドラフト会議でオリックス・バファローズから2位指名を受け、契約金6,000万円、年俸1,000万円（金額は推定）で契約し、『北海道日本ハムファイターズ』にドラフト2位で入団したチームメイトの榊原諒さんと共に、関西国際大学から初のプロ入りとなりました。
＜↓の画像は、オリックス・バファローズ入団時の伊原正樹容疑者らの写真＞
(左から）西川雅人さん、西勇輝投手、甲斐拓哉さん、元監督・大石大二郎さん、伊原容疑者、高島毅さん
1年目には4試合に先発登板しましたが未勝利に終わり、2年目も6試合に登板し0勝3敗、防御率6.65、3年目は2試合の登板にとどまり、4年目は肘の痛みにより1軍昇格とはならず、シーズン終了後に一度自由契約となって育成選手として再契約、2013年に支配下選手登録されました。
しかし、入団6年目の2014年のシーズン後に戦力外通告を受けて自由契約となり、伊原正樹容疑者は現役続行を希望して合同トライアウトを受ける予定でしたが、球団サイドからスタッフになることを打診され、そのオファーを受けて現役を引退して打撃投手として球団に残りました。
伊原正樹容疑者は当時取材に対して、「まだ現役を続けたい気持ちはありましたが、トライアウトを受けたらこの話はないということだったので…。ずいぶん考えました」「僕は1度、戦力外になっている。長い目で見た時に、その繰り返しになるのは厳しい。家族がいるので。引退後も野球に携わりたかったし、他の職業に対する不安もあったので、お受けしました」
と語っていました。
ちなみに、伊原正樹容疑者は2011年に結婚し、2014年時点で子供2人が誕生していました。
その後いつまでオリックス・バファローズに所属していたのかは不明で、ウィキペディアには「打撃投手を務めたのは2015年の1シーズン限りで、その年で退任している。」との情報が記されていますが、そのソースが無いため真相は不明です。
ただ、逮捕時点での職業は会社員となっており、家族を養うためにちゃんと働いていたのだろうと思いますが、ひったくり事件を起こして逮捕というのは何とも残念な話で、ネット上ではオリックス・バファローズの元選手が逮捕され過ぎているとして物議を醸しています。
最近では4月にアメリカで、2014年に約半年在籍したキューバ出身のユニエスキー・ベタンコートさん(42)が保険金詐欺容疑で逮捕、昨年6月にはドラフト4位で2013年入団の園部聡さん(28)が詐欺容疑で逮捕、2019年にはドラフト6位で2013年入団の奥浪鏡さん(28)が詐欺・窃盗・児童買春などの容疑で逮捕、2018年にはドラフト6位で2011年入団の堤裕貴さん(30)が公然わいせつ容疑で捕まっています。
ちなみに、堤裕貴さんは2015年にグラビアタレント・木口亜矢さん(38)と結婚、2017年に第1子の長女が誕生しましたが、2020年に離婚しています。
窃盗事件を起こした伊原正樹容疑者は現役時代に、契約金も含めて1億円以上の収入を得ていましたが、現役引退から10年でお金に困り、自宅からそれほど離れていない場所で犯行に及んだのか、犯行動機や余罪の有無など現時点で詳細は不明ですが、深く反省して罪を償い、2度とこうした事件を起こさないようにしてほしいものです。