過去に『千葉ロッテマリーンズ』や『オリックス・バファローズ』等でプレーした元投手で、2013年の『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』ではイタリア代表に選出されたイタリア系アメリカ人のダン・セラフィニ容疑者(49)が、殺人と殺人未遂容疑で逮捕されたことが判明し、野球ファン等を騒然とさせています。
アメリカの複数のメディアの報道によれば、2021年6月にダン・セラフィニ容疑者の義父母がカリフォルニア州ノース・レイク・タホの自宅で銃撃に遭い、義父はその場で死亡が確認され、重傷を負った義母は10ヶ月後に自殺により亡くなったそうです。
そして、監視カメラの映像などから、ダン・セラフィニ容疑者と女性のサマンサ・スコット容疑者(33)が犯人として浮上し、日本時間21日に殺人と殺人未遂容疑で逮捕されたとのことです。
<↓の画像が、逮捕されたダン・セラフィニ容疑者と共犯者の女性の写真>
ダン・セラフィニ容疑者とサマンサ・スコット容疑者の関係は明らかにされていませんが、現地の捜査当局は「容疑者は互いに知り合いだった」としています。
この報道を受けて野球ファン等からは、
- マリーンズの日本一に貢献してくれた選手なのに、何があった?
- マジかよ。子供の頃めちゃくちゃ好きでアドレスもサーフにしてた。
試合後は眼鏡かけたインテリ風の格好で、いつもサインしてくれてた優しい人だったのにめちゃくちゃショック - キレやすい性格だったからまあそんなに驚かない
- ズレータと殴り合いしていたのが印象に残っている。残念だ。
- 元妻を射さつしたアメフト選手とか、交際相手を射さつした陸上選手とかもいたな
サッカーだと本人や家族が頃されたり頃し屋雇ったりだっけ 銃やギャングが身近な国はやっぱり物騒だな - なんで義父母を?殺しなんて大抵は金か色が原因と言うが
などの声が上がっています。
ダン・セラフィニ容疑者はアメリカの名門校・スタンフォード大学出身で、1992年にメジャーリーグ『ミネソタ・ツインズ』に入団後、メジャーの複数のチームを渡り歩き、2004年に千葉ロッテマリーンズに入団、1年目は31試合に登板し5勝4敗、防御率4.13、2年目は27試合に登板し11勝4敗、防御率2.91の成績を残し、チームのリーグ優勝と日本一に貢献しました。
<↓の画像は、プロ野球選手時代のダン・セラフィニ容疑者の写真>
その後はロッテを退団し2006年に、推定年俸・1億7,200万円でオリックス・バファローズへ入団しましたが、ケガなどが原因で成績不振が続き、2007年7月には解雇が発表されてアメリカに戻りました。
メジャー復帰後も成績低迷が続き、台湾、メキシコ、独立リーグでプレーし、2009年と2013年のWBCにイタリア代表として出場しています。
プロ野球やメジャーリーグの複数のチームでプレーし、ロッテ時代には『福岡ダイエーホークス』(現・福岡ソフトバンクホークス)でプレーしていたフリオ・ズレータ選手の頭部を狙った危険球を投げ、大乱闘を繰り広げたことでも有名な選手なのですが、殺人容疑で逮捕というまさかの報道で野球ファンに大きな衝撃を与えています。
犯行の動機など詳細はまだ明らかになっておらず、義父母との間で何かトラブルを抱えていたのかは定かではありませんが、プロ野球で短期間ながら活躍した選手がこのような事件を起こして逮捕されたのは非常に残念で、これから事件の真相を明らかにし、しっかりと罪を償ってほしいものです。