覚せい剤取締法違反(所持、使用、譲り受け)の罪に問われている元プロ野球選手・清原和博被告の初公判が17日に開かれ、検察側は懲役2年6ヶ月を求刑しました。
この初公判には、清原被告と高校時代から切磋琢磨してきた盟友の“大魔神”こと佐々木主浩さんが情状証人として出廷し、清原被告は佐々木さんの言葉に涙を流していたといい、最後に2人は固い握手を交わしたといいます。
初公判で清原被告は覚せい剤を使用し始めた時期について、「引退後まもなくです」と説明し、一部では現役時代から使用しているという証言も出ていますが、それについては「ありません」と否定。
なぜ覚せい剤を使用し始めたのかその理由については、「野球のストレスやプレッシャー、不安は野球で解決できたが、社会の中のストレスや不安は解決法がなく、こういう思いから薬物に手を出したのだと思う」などと話していました。
そうした中で17日発売の週刊誌『フラッシュ』は、現役時代には『ヤクルトスワローズ』、『読売ジャイアンツ』、『阪神タイガース』の3チームを渡り歩き、現役引退後には阪神の一軍打撃コーチ、野球カンボジア代表のコーチを務めた野球解説者の広澤克実さん(54)が、現役時代から違法薬物を使用していたという関係者の証言を報じています。
この証言をしているのは、清原被告の元タニマチで会社社長の山田大輔さん(仮名 44歳)で、山田さんは「広澤さんは現役時代から違法薬物を使用していました。広澤さんもやっているということが清原の覚醒剤への抵抗を薄めていたと思います。私は2人の覚醒剤の調達役をやっていました。3人で薬物を使ったこともあります」と激白。
山田さんはこれまでにも清原被告は薬物に溺れていくまでを同誌の取材で明かしていたのですが、清原被告がシャブ漬けになってしまったのは広澤さんの存在が大きかったといいます。
広澤さんは高校を卒業後に明治大学へ進学し、オリンピック日本代表や日米大学野球選手権大会日本代表に選出された経験も持ち、ドラフト1位でヤクルトへ入団。
チームの主軸として活躍した廣澤さんは、1994年のオフにFA宣言して巨人へ移籍、その後2000年にヤクルト時代の恩師・野村克也さんが当時監督を務めていた阪神へ移籍し、代打の切り札として活躍して“代打の神様”などと呼ばれ、通算本塁打数は306本、打点は1000打点目前の985打点といった記録を残しています。
そんな広澤さんと山田さんが初めて会ったのは、清原被告が西武ライオンズから巨人へ移籍してきた1997年のことで、山田さんによると、2人を知る人物が紹介してくれたそうで、すぐに意気投合して一緒に飲むようになったとのこと。
その後薬物を使用したのは同年の暮れのことだといい、「3人で銀座のクラブ『S』に繰り出したとき、清原が私にMDMAを出した。隣に広澤さんもいて、2人は私に『飲んでみろ』と言いました。その後、別のクラブに行ったときに、清原と広澤さんが、MDMAを飲む姿を見ました」と証言。
この話の真相を確かめるべく、同誌の記者は広澤さん本人に直撃取材を行っており、5月12日に都内の自宅前で直撃したところ、山田さんとの交友関係を認めつつ、「彼(山田氏)の羽振りがよかったころはオフに何回か会いましたよ。だれかの紹介で。ゴルフコンペで知り合ったと思いますね。その銀座のクラブ『S』にも行ったことはある。キヨと彼の3人だけじゃなくて、あと何人かで。でも、(違法薬物を)やるわけないですよ」と回答。
このように否定しているものの、山田さんは広澤さんが覚せい剤も使用していたと証言しており、当時銀座のクラブ『S』で働いていた元ホステスも「確かに広澤さんのクスリについては聞いていました」と証言。
しかし、これういについて広澤さんは、「当時は飲むとふざけてはしゃいでいましたので、もしかしたらそういう誤解を受けたんかなあと思います。記憶が飛ぶほど飲むことも何回かあった。だが、クスリはありえないです。心外です。本当に根も葉もない話」と話し、最後まで否定し続けたとのことです。
これにネットでは、
- 記憶飛ぶほど呑んだらわかんねえだろw
- おとといのサンの中継すっぽかしたのはこの記事が原因かな。
- そういえば、下柳と広沢の解説だったテレビ中継なのに、急遽、下柳だけになったのは、これが原因だったんか。こりゃ、来るな。
- 実際やってたかもな。でももう絶ちきったなら逮捕はされねーだろう。ただ一生付いて回るわな。球界の仕事できないだろうなもう。オファー出すのこええしな球団も
- 野球界の薬物汚染はマジでやべーな。疲れや傷の痛みを和らげるという実用的な効果が入り口だから消えないわ。テニス並の検査しろや
- 昔のことなんて今やっていないならなんとでも言えるわな。このタニマチが嘘を言うメリットなどないし
- なんだよ、このコメントはフラグじゃねーか。キヨもこんなコメントの後に逮捕やし
- 巨人の元四番、外野手、代打の切り札も経験、吉村と広澤の名前が挙がったが広澤だったかw吉村疑ってすまなかった
- 流石に今はやってないでしょ。でも過去は、どうなんだろうな
- そういや最近この人全然見かけなくなったな。結構バラエティにも出てたのに…
- 記憶がとぶほど飲んだ→覚醒剤をやったかどうかも記憶にない。って完全にゲロってるだろ
- 内容が生々しいな。広沢もいつまで逃げられるか。けどいまやってなきゃ特に何もねーな。てか、この人明治大学在学中に帰化してるんだな
などのコメントが寄せられています。
広澤さんは今回完全否定しましたが、各週刊誌も実名を出さずに報道している中で、『フラッシュ』は実名で報道していることから信ぴょう性がかなり高い話なのではないかと思ってしまいますね。
ちなみに、清原被告が逮捕されて以降から怪しい人物の1人としてネット上では名前が挙がっており、『週刊新潮』や『東京スポーツ』が報じていた記事に書かれている人物の特徴に近いことから怪しいと囁かれていました。
ちなみに、広澤さんの他にネット上では、清原被告と同じPL学園出身の後輩で、元巨人のタレント・野球解説者の橋本清さん、日本橋にある老舗西洋料理店『たいめいけん』の三代目シェフ・茂出木浩司さん、シンガーソングタイターの長渕剛さん、総合格闘家の秋山成勲さんの名前が挙がっています。
これはあくまでも東スポなどが報じている記事に書かれている情報をもとに挙げられているもので、真偽のほどは定かではないのですが、この記事のように実名で報道し、証言を基に薬物を使用していたと断定する内容ということはかなり有力な情報かと思いますので、逮捕となるかどうかは分からないものの、今後の展開にも注目したいですね。