歌手の藤井フミヤさん等が所属していたロックバンド「チェッカーズ」の元リーダーで、ギターを担当していたミュージシャンの武内享さん(たけうち・とおる 53歳)が30日深夜に自身のブログを更新し、21歳の長男と18歳の次男が大麻取締法違反の容疑で逮捕されたことを明かしました。
武内さんの長男で無職の武内健太容疑者(21)は9月30日に、大麻取締法違反(譲り渡し)容疑で警視庁少年事件課に逮捕されており、逮捕容疑は6月26日17時頃に自宅にて、高校3年生の弟に乾燥大麻を含む植物片約0.5グラムを譲り渡した疑いが持たれ、「去年の暮れから10回ほど渡した」と容疑を認めているそうです。
<↓の画像が、逮捕された武内健太容疑者の写真>
ちなみに、ニュースサイト『リアルライブ』が報じている記事によると、長男の職業は無職とされているものの、薬物の売買で稼いでいたと思われるとのこと。
また、東京都目黒区内の私立高校に通っていた18歳の次男は、同級生(17)に大麻0.516グラムを7000円で譲り渡すなどした疑いで9月9日に逮捕され、「自分で吸ったり、小遣いを稼ぐために売ったりしていた」と供述し、7月末に同法違反で逮捕された同級生は同様に容疑を認め、保護観察処分となっているとのこと。
長男から無償で大麻を受け取っていた次男は、インターネットで値段を調べて決めていたといい、同級生に3回にわたり販売していたほか、数人の同級生にも譲り渡したことをほのめかし、仲間内でも吸引していたと話しているそうです。
少年らを逮捕した警視庁少年事件課によると、次男らが大麻を売買しているのを目撃した別の生徒が教師に相談して発覚したとのことです。
そして、長男と次男の逮捕を受けて武内さんはブログにて、「こんな事になってしまい、正直、今現在もまだ気持ちの整理がつきません。今はただ、父親としての責任を強く強く感じています」と心境を綴り、「息子達には、どれだけ回りに迷惑をかけたのかを理解して、そして反省して、キッチリと罪を償い再出発してほしいと願っています。」と、父親として2人の息子への思いを記しています。
また、この事件によって周囲に迷惑を掛けてしまうことから、「全て辞めてしまおうか」と思ったものの、息子2人を更生させるためには自身が潰れる訳にはいかないため、「ここからの道は厳しいものになると思いますが、二人をちゃんと迎え入れられる状況を作り、そして、二人と向かい合って再スタートをするために、オレはこのまま頑張って行こうと思ってます。」と綴り、「二人を親戚の子のように思って暖かく見守ってくれてたファンのみんな、がっかりさせてしまったね、本当にゴメン。そして仲間達、先輩方、関係各位、本当にご迷惑かけます。すみませんでした。」と謝罪しています。
武内さんはチェッカーズでリーダーを務め、ギターの他にも作曲も担当し、1992年にチェッカーズが解散した後は武田真治さんやCHEMISTRYのサポートなどを務めたほか、プロデュース分野に進出し、2003年には元チェッカーズの楽器陣たちで「アブラーズ」を結成し活動しています。
これに対してネットでは、
- 遺伝で息子もちっちゃい頃から悪ガキだったのか。
- 『ナカイの窓』でチェッカーズの鶴久政治が、再結成がどうとか言ってたけど これじゃ無理だね。
- 最近、プロデュース業で目にすることが多くて喜んでたのに、まさかこんな報道でも目にすることになるとは。兄弟でとなるとやっぱり子育て失敗したとしか言いようがない。
- これで武内享本人も捕まったらよくできたコントだよな
などのコメントが寄せられていました。
有名人の息子が、大麻や覚醒剤などの薬物に手を出し、逮捕されるというケースは非常に多く、俳優の中村雅俊さんの息子で元俳優の中村俊太さんは2009年に大麻所持で現行犯逮捕、若山富三郎さんの息子・若山騎一郎さん、上原謙さんの娘・仁美凌さんは覚醒剤使用で2013年に逮捕。
また、俳優の故・藤田まことさんの長男で会社員の原田知樹さんは覚醒剤使用で2013年に逮捕され、その他にも俳優・タレントの石田純一さんの長男で俳優のいしだ壱成さんは、2001年に大麻取締法違反で逮捕され、家宅捜査の結果、自宅からLSDも発見され、麻薬及び向精神薬取締法違反で再逮捕。
三田佳子さんの次男で俳優、ミュージシャンとして活動していた高橋祐也さんは覚醒剤で3回逮捕、女優・大空眞弓さんの長男で、元俳優の中田元博さんも同じく覚醒剤で3回逮捕されています。
罪を犯してしまった息子が当然悪いのですが、親の責任も大きく、まだ若い息子2人が二度とこのような事件を起こさないように、これからしっかりとサポートしていってほしいと思いますが、果たして更生することは出来るでしょうか…。