元ショートトラックスピードスケート選手で、1998年の長野五輪で銅メダルを獲得した植松仁容疑者(うえまつ・ひとし 43歳)が30日、電車内で女性の足に体液をかけた疑いで、暴行容疑で愛知県警に逮捕されていたことが明らかになりました。
愛知県警によると、今年4月14日の午前7時50~午前8時5分ごろに、名古屋鉄道・名古屋本線上りの金山駅から知立駅に向かう特急電車内で、植松仁容疑者が当時21歳の女性の右足甲に体液をかけた疑いがあるといいます。
警察によれば、体液を調べたところ植松仁容疑者が浮上したそうで、取り調べに対して植松容疑者は、体液を出したことは認めている一方で、「体液をかけるつもりはありませんでした」と容疑を否認しているといい、県警は犯行の経緯を詳しく調べているとのことです。
そして、この事件に対してネット上では、
- アスリートは朝から元気過ぎる
- 何やってんの。情けない
- 体液と言っても色々とあるよね。。
- 体液をかけるつもりはありませんでした。は?何してたの?体液をかけてしまうことをしてたんでしょ?気持ち悪いです。21歳の女の子恐怖だったよね。可愛そう
- 40過ぎのいい歳したおじさんが、恥ずかしい。被害にあった女性は、ビックリして怖かったでしょうね。気持ち悪い。変態ですよね。
- 体液ってことは、電車内で露出してたってこと?
- 引退後のアスリートの就職支援活動してるんだっけ?周囲もドン引きだろうな。
- 五輪メダリストの転落の一歩が始まったのかな?
などのコメントが寄せられています。
このような事件で逮捕された植松仁容疑者は、5歳の頃からショートトラックスピードスケートを始め、1996年の全日本選手権で総合優勝、1996、1997年には世界選手権代表に選出され、1998年の長野五輪で銅メダル(ショートトラック500メール)を獲得しました。
<↓の画像は、現役時代の植松仁容疑者の写真>
しかし、その後はスランプに入り、所属先の会社も経営難で解雇されることになり、紆余曲折を経て日本競輪学校へ入学。
学校卒業後には競輪選手となって2001年にデビューを果たし、2006年には上位クラスのS級にまで昇格しましたが、肝臓疾患が原因で疲労回復が十分にできず、長期欠場と復帰を繰り返した末の2010年9月に現役引退をしています。
その後は一般企業で働き、2014年4月には独立して「katati brain(カタチブレイン)」という会社を設立し、同社はアスリートたちのセカンドキャリア支援を行ったり、ビジネスプロデュース、能力開発、プロ意識養成(自己管理・役割認識)といった事業を行い、昨年2月からは「一般社団法人 先端医科学スポーツアカデミー」の理事に就任し、教育・指導・セカンドキャリア支援も担当していました。
<↓の画像は、独立してセミナーなども開催している植松仁容疑者の写真>
しかし、「一般社団法人 先端医科学スポーツアカデミー」の公式サイトからすでに植松仁容疑者の名前は消えており、体液をかけた疑いで暴行容疑で逮捕されてしまったことから、もし不起訴になったとしても以前のように活動を続けるのは難しいのではないかと思います。
フェイスブックなどを見る限り、独立後の2014年以降は新たな活動をスタートさせて非常に充実している様子なので、なぜ電車内でそのようなことをしてしまったのだろうかと思いますね…。
かつての五輪メダリストがこのような事件で逮捕され、報道されてしまうというのは非常に残念です。