元ジャンポケ斉藤慎二とバームクーヘン販売会社の金銭トラブルを警察が捜査。業務上横領の疑い、性加害に続き新たな問題

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元ジャンポケ斉藤慎二

元『ジャングルポケット』の斉藤慎二さん(43)がバームクーヘン販売会社・T社と金銭トラブルになり、T社が警察に提出した被害届が受理され、現在捜査が行われていることを週刊誌『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』が伝えています。

元ジャンポケ斉藤慎二さんは昨年10月に性加害事件で書類送検され、吉本興業をクビになり、今年3月に不同意性交・不同意わいせつ罪で在宅起訴された後、『バームSAITOU』という店名でバームクーヘンの移動販売を開始、6月には公式サイトもオープンしネット販売も行っていました。

バームSAITOUの運営はT社が手掛け、同社が群馬・高崎の人気バームクーヘン店『GARBA(ガルバ)』とOEM契約を結び、斉藤慎二さんとは業務委託契約を結んでいました。

斉藤慎二さんの業務内容は、移動販売業務やSNSでの宣伝、売上表の作成などで、業務委託料は「売上から経費を引いた利益の50%」となっていたのですが、開業から半年経って斉藤さんとT社の間で金銭トラブルが発生していることを『フライデー』が先日報じました。

<↓の画像は、T社と斉藤慎二さんの業務委託契約書の一部>
バームSAITOU運営会社と斉藤慎二の業務委託契約書類の一部

金銭トラブルの内容は、斉藤慎二さんがT社から8・9月分の報酬が支払われていないとの理由で、10月に福岡で移動販売した際の売上金約160万円を“持ち逃げ”したことにより、T社は業務上横領罪で警察に被害届を提出予定とのことでした。

T社の社員・A氏はフライデーの取材に報酬の未払いについて、「斉藤への未払いは一度もありません。それどころか、斉藤がカネに困っているのを見かねて報酬の前払いをしてあげていたんですよ。損益計算をして経費を引いた額を折半して報酬とするので、前払い金の領収書が必要なのですが、彼は一向に提出しない。言っていることとやっていることが全然違うんです」とキッパリ否定しました。

また、斉藤慎二さんはT社とのトラブルを受けて、T社を通さずにバームクーヘンを仕入れて、店名を『kuchen saito(クーヘン斉藤)』に変更して販売を継続しており、これによって両者の関係はさらに悪化する事態となっていました。

この件について斉藤慎二さんは弁護士と共にフライデーの取材に応じ、売上金約160万円をT社に渡していないのは事実と認めたうえで、「それは8月分と9月分の報酬が支払われていないからです。この売上金をT社に送金したところで報酬は払われないだろう、という不安が強くなったので、問題が解決するまでは160万円を送金しないと決めたのです。」と説明していました。

弁護士によると、10月まではバームクーヘンの売上金の管理をT社が行っていて、8月以降はT社が売上金や経費の内訳を明らかにしておらず、それに対して斉藤さん側は不信感を抱いて、T社に内訳の開示を求めるも応じてもらえなかったとしています。

これを受けて斉藤慎二さん側は、「同時履行の抗弁権(契約相手が債務を履行するまでは、自己の債務履行を拒むことが認められる権利)」を行使し、売上金を渡すことを保留している状態にあり、横領にはあたらないと主張していました。

しかし、週刊女性がその後を取材したところ、警察がT社の被害届を受理して捜査が開始していることが分かったとのことです。

週刊女性PRIMEの取材にA氏は、改めて報酬の未払いを否定したうえで、「本来、月末締めで計算して翌月末に支払うことになっていましたが、生活が大変だということで、今まで暫定的な“先払い”もしてきました」「FRIDAYには書かれていませんが、斉藤は従業員から勝手にお金を借りるなど、会社としては許されない行為があったこともお伝えしておきます」と語り、斉藤慎二さんの言動を非難しています。

一方で斉藤慎二さんの弁護士は、「報酬の支払いについては、契約書などで期日が厳密に設定されておらず、話し合いによって『月末締め・翌月払い』という形をとることになっていました。しかし、実際にはその形に沿わない支払いが続いてきました」と明かし、報酬の支払い日が曖昧になっていたこともトラブルの背景にあるようです。

また、「7月ごろまでは確認できる状態になっていた損益計算書が突然見られなくなったので、売上金や経費などを確認するため資料の開示を依頼しましたが、送付された資料と斉藤氏が当初確認していた内容とでは数字に違いがあります。」「売上金は斉藤さんからA氏に送金し、その後、報酬が斉藤さんに支払われる形でした。その一部に、未払金があるということです。7月分までは損益計算書で売上の内容を把握していますが、8月分、9月分は正確に把握できていません。」「160万円については、報酬の支払いに不安があるため留め置かせていただいている状況です。未払いの報酬が確認できた場合、相殺して渡しする予定です。横領ではなく、いっさい手をつけていない状況です」と説明し、売上や諸経費の内訳がクリアになったらお互いに納得のいく支払い、返済の方法を協議する予定としています。

斉藤慎二さんが勝手に従業員からお金を借りていたというA氏の主張については、交通費などの経費清算をT社に依頼した際に、「従業員による立替で受け取るよう指示があり、受け取ったことはあります。あくまで事業に関する必要経費の不足分であり、従業員との間に個人的な金銭の貸し借りはありません」と説明し、従業員から借金などをしていたわけではないとしています。

こうした斉藤慎二さん側の主張に対してもA氏は反論し、「斉藤は、その日の売上がいくらあるかなど、間違いなく常に確認できるようになっているはずです。売上が把握できていないなんてことは、あり得ない。売上金の記録を変えることは基本できませんし、仕入れ先や代金も資料には正式な形で記載しています。水増し請求をしているなんてことは、まずあり得ません。資料を開示してほしいのであれば、いくらでも応じます。」と語っています。

そして、恩を仇で返すような斉藤慎二さんに対する憤りをあらわにし、昨年の事件を受けて収入が無くなった斉藤さんから泣きつかれたことで会社を立ち上げるなど、これまで支援を行ってきたにも関わらず、A氏に一切連絡もなく店名を変えて商売を続ける行為は「“信義則違反”に該当すると認識しています」とし、斉藤さんの不義理を受けて刑事だけでなく民事で、販売差し止め請求などもする意向を示しています。

弁護士も入れて売上金を渡さないという高リスクな行動を取っている以上は、報酬の未払い分があることについて相当な確信があるのでしょうが、T社も売上金などを誤魔化しながら警察沙汰にするとは考えにくいです。

T社側は報酬の未払いは無いと断言できるのであれば、嘘偽りのない資料を斉藤慎二さん側に提示し、それをお互いに精査して納得させれば問題は解決するのではないかと思います。

そもそも、なぜここまで両者の関係はこじれてしまったのか、現時点で報じられている情報だけではいまいち掴みきれず、このトラブルの背景にはまだ明らかにされていない問題があるような気がしてなりません。

いずれにせよ、警察が被害届を受理して捜査を開始したとのことで、まずは刑事でどういった展開を迎えるのかに注目したいです。

参照元
  • https://www.jprime.jp/articles/-/39194
  • https://friday.kodansha.co.jp/article/447741
  • https://kuchensaito.com/
  • https://www.instagram.com/kuchensaito/
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