歌手・郷ひろみさん(68)の元付き人で、1970~1980年代にかけて『JOHNNYS’ ジュニア・スペシャル(JJS)』や『ジャPAニーズ』というグループで活動していた板野俊雄さん(別名=板野としお 67歳)が、19日発売の週刊誌『週刊文春』でジャニー喜多川さんの性加害を告発し、裏の顔を明らかにしています。
板野俊雄さんはジャニーズ時代にJJSやジャPAニーズ、男女5人組グループ『VIP』で活動し、後に裏方に転身して田原俊彦さんや『シブがき隊』のチーフマネージャーなどを務めていました。
<↓の画像は、JOHNNYS’ ジュニア・スペシャル時代の板野俊雄さん(右)の写真>
そんな板野俊雄さんが週刊文春の取材に応じ、ジャニー喜多川さんの性加害を告発しており、板野さんは1972年に当時トップアイドルだった『フォーリーブス』の付き人募集に応募し、16歳のころから事務所で仕事を始め、東京・渋谷にあったジャニーさんの自宅兼合宿所に住み込んでいたそうです。
当時は付き人用の寮が恵比寿にあったものの、板野俊雄さんは当初からジャニー喜多川さんに気に入られていたのか、当時ジャニーさんとメリー喜多川さんから寵愛を受けていた郷ひろみさんや、後に性加害を告発したフォーリーブスの北公次さんも暮らしていた合宿所で生活することになったとのことです。
<↓の画像は、板野俊雄さんと郷ひろみさんの写真>
そして、板野俊雄さんが初めて性被害に遭ったのは、住み込み開始の翌日か3日目あたりだったといいます。
その当時を振り返り、「身体を触ってきて、あそこに手が伸びる。パンツを脱がせると、おしぼりで綺麗に拭いて(口で)します。」「わけわかんないですよ。でも男だから出せば気持ちいいわけです。その異様さといったら……。一旦、ジャニーは洗面所へ行く。ペッて吐く音が聞こえるんです。温かいおしぼりを持って戻ってきて綺麗に拭いてくれる。その後に今度はお尻を触り出して、何かヌルヌルしたものを塗られ、今度は痛いわけです。地獄の日々です」
と証言し、まだ女性経験も無い中で、当時40代前半のジャニーさんから様々な性的虐待行為を受けたと告白しています。
<↓の画像が、週刊文春に性加害を告発した板野俊雄さんの写真>
板野俊雄さんは合宿時代に、約50回にもわたって肛門で性的な行為をされたと激白し、当時行為の最中にジャニーさんからは、「ユー、もうちょっと我慢しててね。ユーのためにね、ジュニアのメンバーを今集めてるから。もうちょっとだからね」などと甘い言葉を囁かれ、芸能界での成功を夢見て我慢を続けたといいます。
また、地方公演先のホテルでも未成年のジャニーズJr.に性的な行為をしたり、「タバコの煙やブランデーを口移しで飲まされることもありました。キスしながらこっちの口に煙を吐くんですよ。ジャニー本人は普段、酒を飲まないんだけど、こういう時だけ口に含む。僕らは未成年ですから、頭がクラクラしていましたよ」
と、飲酒させていたとしています。
週刊文春は真相を確かめるため、ジャニーズ事務所に事実関係を問い合わせたところ、「個別の告発内容についてはコメントを控えております。これは10月2日に発表した被害者救済の方針に則り、性加害に遭われた方々を保護し、その人権に配慮しているからでもあります」
との回答だったそうです。
板野俊雄さんはこの他にも、「(性病の)淋病事件」でジャニー喜多川さんから殴られたエピソード、少年隊・東山紀之さんが現場マネージャーに対して、避妊具を買いに行かせことなどを明かし、「事務所って商品であるタレントを守るところでしょう。会見で、その商品を加害者のように矢面に立たせて、ジュリー(藤島ジュリー景子前社長)と白波瀬(傑前副社長)は逃げた。そこが一番許せないんです」
と怒りをあらわにしています。
<↓の画像は、ジャニーズの闇を語ることなく逃げた広報担当・白波瀬傑前副社長の写真>
そして、板野俊雄さんの告発を受けてネット上では、
- 次から次に湧いて出るおぞましい記事にマジで吐き気しか無い 膿を出す機会なんて範囲じゃない 多すぎて出し切れないでしょうね
- ホラーだね。一番コワイのは、2000年国会でこの事件は取り上げられてるにも関わらず、警察や日本政府がいまだに完全スルーしてること。
- 被害を受けてるのに、タレント辞めた後までスタッフとしてすがりついてたのはなんで?
- 事実であればおぞましい犯罪。しっかりと事実確認、立証ができた場合に限り補償を開始し、今後二度と同じことが起きないよう再発防止を
などの声が上がっています。
13日には週刊文春のWeb版『文春オンライン』では、かつてフォーリーブスの付き人を半年間していたという現セクシー男優・ミッキー柳井さん(64)が、高校を中退して15歳の頃に事務所入りし、郷ひろみさんの衣装部屋を兼ねたアパートに寝泊まりしていたころに、夜中に突然起こされて近くのビルに連れて行かれ、口でいきなり性的な行為をされたと明かしています。
これに驚いたミッキー柳井さんが事務所のスタッフに被害を訴えたところ、「スターになりたいなら我慢しろ」といったことを言われ、数日後に事務所を去ったそうです。
この他にも、1970年代に某グループの付き人をしていた人物も週刊文春に被害を告白しており、肛門にクリームを塗られて無理やり性的な行為をされたと明かしていました。
このようにタレントだけでなく、元マネージャーや付き人たちも性加害のターゲットになっている一方、ジャニーズJr.の元マネージャー等もJrに手を出していたことが明らかになっており、ジャニー喜多川さんの言動が原因なのかは不明ながら、トップの真似をするスタッフも出てくるなど非常に不健全な状態にあったことがうかがえます。
このように複数の元スタッフ等も性加害の実態を告発し、大騒動に発展しているにも関わらず、ジャニー喜多川さんの側近で「ジャニーズを最も知る男」と言われる元広報担当・白波瀬傑前副社長は説明責任を果たすことなく逃亡し、このままやり過ごそうとしていますが、板野俊雄さん以外の多くの被害者からもこれに怒りの声が上がっており、白波瀬前副社長にもこの件について表舞台でしっかりと語らせるなどし、少しでも多くの膿を出す必要があるのではと思います。