プロ野球『オリックス・バファローズ』の元選手・奥浪鏡容疑者(おくなみ・きょう 23歳)が14日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕されていたことが明らかになりました。
大坂府警淀川署の発表によると、奥浪鏡容疑者は昨年12月11日に兵庫県西宮市上甲子園にある自宅で、18歳未満と知りながら千葉県内の当時女子高生だった10代の少女に現金4万円を渡す約束し、淫らな行為をした疑いが持たれています。
奥浪鏡容疑者は少女に、「キャッシュカードの調子が悪いから今度払う」と言いながら現金を渡さなったといいます。
奥浪鏡容疑者は取り調べに対して、「出会い系サイトで知り合い、援助交際した」と容疑を認めているそうで、淀川署によれば2人はSNSで知り合い、この日が初対面だったとのことです。
少女は当時家出中で、昨年12月に千葉県警に少女の捜索願が出されており、淀川署員が数日後に大阪市淀川区内のホテルで少女が1人でいたところを保護し、奥浪鏡容疑者の事件が発覚したそうです。
こうして逮捕された奥浪鏡容疑者は広島県呉市に生まれ、中学時代には全国大会に出場し、中学卒業後は岡山の私立・創志学園高校へ進学、甲子園に出場は出来なかったものの対外試合では通算71本のホームランを打ち、2013年のドラフト会議で『オリックス・バファローズ』から6位指名され、契約金2,500万円、年俸500万円(金額は推定)で入団しました。
入団1年目、2年目は2軍で活躍し、3年目の2016年6月に1軍の公式戦に初出場を果たしましたが、2017年のシーズン中に乗用車を運転してスピード違反で摘発され、同5月17日から30日間の免許停止処分を受けたものの、同22日にも車を運転して交差点でバイクと接触する事故を起こし、バイクに乗っていた2人は軽傷を負いました。
<↓の画像は、奥浪鏡容疑者の写真(2017年2月撮影)>
奥浪鏡容疑者は免許停止処分を受けたことを球団側に伝えておらず、さらにその後事故を起こしたことによって球団側から無期限謹慎処分を受けました。
球団サイドは2017年シーズンをもって戦力外通告を予定していましたが、奥浪鏡容疑者が「早く地元の広島で次の進路への準備に入りたい」と話していることを受けて、2017年8月に契約解除としました。
その後、奥浪鏡容疑者は自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)で書類送検され、昨年5月には懲役8ヶ月・執行猶予3年の有罪判決が下されています。
そうした中で、女子高生に淫らな行為をした疑いで児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕され、この報道を受けてネット上では、
- 素行不良で解雇したオリックスはみる目があるなあ
- プロに入った時は地元の英雄だったろうに、親の夢をまた無惨に打ち砕いてしまった
- もう笑うしかないw即時解雇はそれなりに叩かれたけど正しい判断だった
- オリックスも賢明な判断をしたと思う。野球は出来ても精神的には未熟だと感じた。
- 合意があったんだから、売ったほうも平等に罰してほしい。
- 前にも車で不祥事あった。人間的に未熟だから野球で大成できないわけだ…。期待されてたはずなのに、堕ちるのはあっという間。
- プロ野球辞めたのに四万もよく使ったよね、生活費にすればよかったのに
などのコメントが寄せられています。
奥浪鏡容疑者はオリックスを退団から3ヶ月後の2017年11月には、プロ野球に戻るため『12球団合同トライアウト』に向けて、広島の大学で大学生に混じってトレーニングを積み、トライアウトを受けたものの球界復帰とはなりませんでした。
そして、昨年4月には地元の兵庫県西宮市内にあるプロ野球選手を育成する学校『関メディベースボール学院』への入学と共に、同名の社会人野球クラブチームへ参加し、プロ野球への復帰を目標としていました。
<↓の画像が、『関メディベースボール学院』に加入後の奥浪鏡容疑者の写真>
しかし、かねてからの素行不良は相変わらずだったようで、自動車でのトラブルに続いて児童買春行為で逮捕とは何とも残念な話ですし、自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)で有罪判決を下されたにも関わらず、執行猶予期間中にこうした行為をしてしまったからには、もう2度とプロ野球に戻ることはできないでしょうね。
奥浪鏡容疑者はそれなりに将来が期待されていた選手だったようで、オリックス退団後も野球以外の道に進むことは考えていなかったそうですが、自身が犯した罪を償いながらまた新たな道を探し、今後また新たな事件を起こさないようにしてほしいものです。