元プロ野球『オリックス・バファローズ』の会社員・園部聡容疑者(そのべ・さとし 27歳)が20日、詐欺容疑で逮捕されたことが判明し話題になっています。
埼玉県警察の発表によると、園部聡容疑者は昨年3月14日に住所不詳の会社役員(27)と共謀し、被害者の女性(28)のために会社を設立したように装い、「決算の時期になってお金を整理しなくちゃならない」「いくらか入れておこう」などと言って騙し、現金55万円を園部容疑者の口座に振り込ませて詐取した疑いが持たれています。
なお、警察は捜査に支障が出るとして認否を明らかにしていません。
園部聡容疑者と会社役員は、4季連続で甲子園出場を果たした福島・聖光学院高校野球部時代のチームメイトで、被害女性とは起業家を目指す人たちが集まるイベントで知り合ったそうです。
ちなみに、園部聡容疑者と共に逮捕された会社役員は昨年にも、高校の後輩で『千葉ロッテマリーンズ』の佐藤都志也選手(25)に投資名目などで金を振り込ませた後に、「300万円を振り込めば800万円を返金する」などとウソを言って300万円を詐取し、詐欺罪で起訴されています。
これに続いて元オリックスの園部聡容疑者が詐欺事件で逮捕されたことに対してネット上では、
- 野球ってほんますごいなあ 毎月逮捕者出るやん
- オリから檻に移籍成功してるやん
- 高校日本代表でクリーンナップ打ってたのになあ
- 勉強は後回しで野球ばっかりしてたからかな
- 奥浪の次は園部かい。同年入団の二人が、バファローズの名前に泥を塗った。野球への熱意がなくなると、次は犯罪に走るのか?どうしようもないわ
- 奥浪は詐欺、堤はわいせつ。暗黒期の若手は闇が深い、というかこんな選手たちだから強くならなかったのか。
などの声が上がっています。
園部聡容疑者は高校時代に世界選手権で日本代表にも選出され、2013年のドラフト会議でオリックスから4位指名を受けて入団(契約金4,000万円 年俸550万円 ※推定金額)しました。
<↓の画像は、現役時代の園部聡容疑者の写真>
しかし、高校時代に痛めた右肘の手術による長期離脱で戦力外通告を受け、その後に育成選手として再契約となり、その後も2軍での調整が続き、2016年7月にスタメンで公式戦デビューを果たし、同シーズンは合計16試合に出場するも翌年は再びゼロ、2018年も1軍に上がれず戦力外通告を受けました。
現役継続を目指して合同トライアウトを受け、プロ野球からのオファーはありませんでしたが社会人野球チーム・ENEOS野球部からオファーがあり、2019年末まで現役を続けていました。
その後は2020年10月にYouTubeチャンネル『園部聡のべーやんCH』を開設しYouTuberとして活動していたほか、オーダーメイド型野球塾『PBS野球塾』の運営・講師を務めたり、Web関連の仕事をしていたようですが、お金に困って詐欺に手を染めてしまったのでしょうかね…。
元プロ野球選手による刑事事件は度々発生しており、園部聡容疑者と同期の奥浪鏡さん(おくなみ・きょう 27歳)も2019年9月に、女子高生との援助交際に加えて、高齢者2人に対する特殊詐欺事件への関与で懲役2年6ヶ月の実刑判決を受けており、奥浪さんは競艇などのギャンブルで作った借金返済のために詐欺をしていたそうです。
今年5月には元『読売ジャイアンツ(巨人)』の宮本武文容疑者(32)が、窃盗事件を起こし累計6度目の逮捕となっており、元プロ野球選手による犯罪は後を絶たないですね。
逮捕者があまりにも多いことによって、この程度の詐欺事件ではそこまで驚きはないというのが正直なところですが、同様の手口で他にも複数の被害者がいる可能性もあるだけに、余罪の有無を徹底的に調べて罪を償わせてもらいたいですね。