テレビ朝日の『グッド!モーニング』、『サタデーステーション』の天気コーナーを担当している気象予報士・依田司さん(よだ・つかさ 55歳)が、1回目の新型コロナウイルスワクチン接種後に重い副反応症状が現れ、出演予定だった番組を欠席していることが明らかになりました。
依田司さんは6月24日(木)にインスタグラムを更新し、番組の放送終了後に新型コロナウイルスワクチンを接種したことを報告した上で、「副反応が大いに気になる所でしたが、中継先にコロナを持ち込まず、迷惑をかけず、安心安全な中継が出来るようにと考えました。(中略)2日目の方が熱や筋肉痛の様な症状が出るとのことですので、注意深く経過を見たいと思います。」
と綴っていました。
<↓の画像は、24日の依田司さんのインスタグラム投稿写真>
それから3日後の27日にインスタグラムを更新し、前日から重い副反応が出たことを理由に『サタデーステーション』を欠席したことを明かしたほか、ワクチン接種から4日目となり、「日に日に体温があがり、今朝はついに39.4度となりました。夜間は体全身がブルブルと震える悪寒が20分ほど続き、このまま死ぬのかと思ったほど。」
と、高熱症状が現れていることを明かしています。
続けて、「言われている副反応は全て発症しており、しかもそれぞれ重いものです。さらに、咳、痰、肺の違和感もあります。保健所に確認したところ、直ちに救急車を呼んで下さいとのことでしたが、明日まで様子を見ようと思います。ちなみに、味覚と嗅覚はちゃんとあります。」
と現在の状態を報告しています。
<↓の画像は、27日のインスタグラム投稿写真>
また、依田司さんはアメリカ・モデルナ社製のワクチンを接種したようで、ワクチン接種後にどれほどの割合で副反応症状が現れるのかをまとめた表を投稿しており、これはアメリカで160万人を対象にワクチンの安全性を調査したものとなっています。
<↓の画像は、依田司さんがインスタグラムに投稿したデータ表>
この投稿を最後にインスタグラムの更新はストップしており、28日に病院へ搬送されたのか、無事に副反応症状が回復したのかは不明ですが、依田司さんは29日放送の『グッド!モーニング』も体調不良を理由に欠席しています。
そして、依田司さんの副反応報告を受けてネット上では、
- 心配です。無理はなさらないでゆっくり休まれてください。
- 私と年齢が近い。こういう話を聞くと、ワクチン接種をためらってしまう。
- 一回目でこれはキツイな。二回目はやめたほうがいいんじゃないの?
- あまりに酷い場合は、病院へかかった方が良いって言われてるから、素直に受診した方が安心なのに。
副反応かと思ったら、コロナに感染していたって事もあるから、味覚嗅覚に拘らずに是非とも受診して欲しい - 怖すぎませんか?こんな辛い毎日になるんだから安易に打て打ておかしい!
- 今は副反応で済むけれど、やがて時を経て、中期の重い結果が出てこなければ良いですが。
- この話はデマではないだろう。恐ろしい話だ。こういう正直な報告をもっと報道して欲しい。
- ワクチンを打つことによって、そこまでしんどくなる人もいること、保健所とのやり取りなどを回復したら沢山発信してほしい。
番組内でも本当のことを伝えられる体制を整えて下さい。メリット、デメリットを聞いた上で、ワクチンを打つか打たないか慎重に考えていきたい。 - 医療従事者で2回接種済みだが、これは相当酷いケースだと思います。普通発熱しても接種翌日がピークで、続いても1~2日程度の人が殆どです。
4日目で39.4度は我慢せずに直ぐに病院行くべき。あと1回目と2回目の副反応の大きさはほぼ比例します。(1回目で酷ければ2回目も酷い)
もし1回目の接種でこの状態なら、2回目は絶対に打たない方がいいです。
などの声が上がっています。
新型コロナウイルスへの感染リスクを下げるために、ワクチンを接種した方がいいとされていますが、様々な副反応症状が報告されており、アナフィラキシーショックを起こす可能性もあります。
アメリカの疾病対策予防センターが今年4月に発表したデータによれば、ワクチンの副反応症状は翌日に現れるケースが最も多く、その頻度はモデルナ社製の方がやや高い傾向にあるとされています。
また、1回目の接種後に接種部位に痛みを感じる割合が6~7割、倦怠感・頭痛・筋肉痛などは約2割、悪寒や発熱症状が1割前後とされています。
2回目の接種では、接種部位の痛みを感じる割合が約7~8割、倦怠感などは約4~5割、悪寒や発熱は約2~4割となっています。
厚生労働省が発表したデータでは、5月24~30日にかけて9万人がモデルナ社製のワクチン接種を受け、そのうち49~96歳の男女17人が、副反応が疑われる重い症状が現れたとし、接種当日に発疹や動悸、めまいなどの症状が確認されたとのことです。
このようにワクチン接種後には高い割合で、大なり小なり副反応症状が現れるとのデータが出ているのですが、依田司さんのように重い副反応症状が現れるケースは少ないとされているものの、こうした報告を見聞きすると、ワクチン接種は慎重に検討しないといけないと改めて思いますね。
大手広告代理店『博報堂』の元社員で、マーケティングアナリスト・信州大学特任教授の原田曜平さんも、83歳の父親が新型コロナウイルスワクチンを接種後に、40度近い高熱や体の一部が腫れ上がるなど、重篤な副反応症状が出たことで入院していることを明かしています。
依田司さんは現在どのような状態にあるのかが不明で、2日前の時点で40度近い熱が出ていたことから非常に心配ですが、病院で適切な治療を受けて、少しずつ快方へと向かっていることを祈るばかりで、今後また番組で元気な姿を見せてほしいです。