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武富士創業者の長女の元夫・高島望が捕まる。カルト教団の特別顧問や政治活動の過去も

作家が死体遺棄事件で逮捕。武富士会長の元娘婿の自宅に白骨遺体、死後3年は経過か…

政治塾『松下政経塾』の5期生で作家・高島望容疑者(64)が、死体遺棄容疑で逮捕され物議を醸しています。

警視庁大崎警察署の発表によると、高島望容疑者は今月17日までの間、東京・東五反田3丁目の自宅マンションのリビングに、白骨化した遺体を放置し遺棄した疑いが持たれています。

<↓の画像は、遺体が発見された東五反田のマンション(中央)の写真>

警視庁の取り調べに対して、「ご迷惑をかけて申し訳ありません。亡くなった時に気が動転し、どうしていいか分からなかった。現実逃避してしまった」などと供述し、死体遺棄容疑を認めているそうです。

この事件が発覚した経緯は、高島望容疑者がマンションの家賃を滞納し、17日に東京地方裁判所の執行官が強制執行をした際、“ゴミ屋敷状態”となっていたリビングの床で、ほぼ完全に白骨化した遺体を発見して110番通報したとのことです。

遺体は成人女性と見られ、遺体の状態から死後3年ほどは経過していると推測されており、司法解剖をして死因や身元の特定などを進めているといい、骨には明らかな傷はないとのことです。

作家・高島望容疑者の死体遺棄事件報道

そして、この事件に対してネット上では、

などの声が上がっています。

高島望容疑者は“いわくつきの人物”で、中央大学法学部を卒業後に政治家を目指し、パナソニックの創業者・松下幸之助さんが設立した松下政経塾に入り、1987年に消費者金融大手『武富士』(2010年9月に経営破綻)の創業者・武井保雄会長(2006年8月死去)の長女と出会い、同社に入社して1988年に結婚し、武井会長の娘婿となりました。

ちなみに、松下政経塾5期生の同期には、自民党の治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会長を務める高市早苗衆院議員、伊藤達也衆院議員、立憲民主党の武正光一衆院議員らがいます。

高島望容疑者は武井保雄会長から会社の後継者として期待されていたそうで、取締役人事部長、事業開発部長、海外事業部長、社長室長などを歴任するも、政治家になることを目指して1994年に退社、そして1989~1991年にかけて首相を務め、1994年に自民党を離党後に新進党を立ち上げた海部俊樹さん(2022年1月死去)の秘書となりました。

<↓の画像は、若かりし頃の高島望容疑者の写真>

翌年には新進党から公認を受けて、地元・島根選挙区から参議院議員選挙に出馬しましたが落選、それから2年後に武井保雄会長について綴った著書『武富士流金儲けの極意 金貸しの神様、ここにあり』を出版しましたが、その後は作家としての活動はありませんでした。

そんな高島望容疑者は選挙で落選後に、複数の週刊誌やテレビなどで“カルト教団”などと報じられていた『ザイン』という団体の特別顧問を務めたり、国の安全保障と危機管理の研究活動組織『千年塾』を設立したり、退役軍人たちによる社団法人『日本郷友連盟』の参与を務めるなど、その後2000年代にかけて政治的な活動をしていたようです。

特別顧問を務めていたザインの代表は「この社会をぶっ潰す」という思想を持ち、私設軍隊を組織して「世界中を軍人統治のシステムに作り替える」と豪語するなどしていたことで、一時は公安警察にもマークされていたといいます。

団体はその後形を変えて霊感商法によって人を騙して荒稼ぎしたり、多くの女性を集めて「性欲を表現すれば幸せになれる」などと説いて性的な儀式をさせるなどし、週刊誌などには“全裸S〇〇教団”などとも報じられていました。

容疑者はこうした団体の特別顧問をかつて務めており、今回の死体遺棄事件を巡っては不可解な点があり、この事件の背景には何かあるのではないかと疑いたくなりますし、現在は独身だったとのことから、発見された遺体は一体誰なのか気になるところで、事件の捜査の行方を引き続き見守っていきたいです。

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