サッカー日本代表・佐野海舟容疑者(さの・かいしゅう 23歳)が7月14日に、30代女性に対する不同意性交等(法定刑:5年以上の懲役)容疑で友人男性2人と共に逮捕され、この性的暴行事件の今後に注目が集まる中で、25日発売の週刊誌『週刊文春』と『週刊新潮』が新たな情報を伝えています。
佐野海舟容疑者は7月4日に、昨年から4年契約を結んでいたJリーグ『鹿島アントラーズ』から、ドイツ・ブンデスリーガの『1.FSVマインツ05』へ完全移籍することが正式発表され、21日からクラブの練習に参加する予定でした。
しかし、一時帰国中の13日夜から東京・六本木で友人等と飲み会を行い、飲み直すためにパーティールームがある湯島のホテルに移動し、そこで友人2人と共謀して初対面だった30代女性に性的暴行を加えた疑いで逮捕されました。
<↓の画像は、佐野海舟容疑者らによる性的暴行事件の経緯>
警視庁富士警察署の取り調べに対して、佐野海舟容疑者は「間違いありません」と容疑を認め、会社員の友人は「間違いありません」と容疑を認めつつ「1人だけだったら同意はあった」などと、自分だけは被害者から同意を得ていたという趣旨の供述をしているといい、もう一人の友人は「納得できない」と容疑を否認しているといいます。
<↓の画像は、容疑者らの関係と供述内容>
事件発生から10日経ちましたが、3人の認識に食い違いがあることから、現在も警察署での勾留は続いていると週刊新潮は伝えています。
気になる今後についてですが、もしこのまま起訴されて有罪判決が下された場合には、執行猶予がつかない懲役4~6年ほどの実刑判決が下される可能性が高いとみられています。
しかし、週刊新潮の記事では社会部記者が、「被害女性の精神状態が不安定なようで、公判の維持が難しいと思われます。よって、示談で済ませるために、勾留満期をもって起訴猶予処分となるのでは」
と推測しています。
同記者は、ホテルで被害者と行為をしたのは会社員の友人のみだったとの情報を得ているとしながら、容疑者3人が揃って現場にいたため、集団で性的暴行したと見て不同意性交等容疑で逮捕されたとも語っています。
そして、このまま不起訴となればドイツに渡ってサッカーを続ける可能性が高いといい、ヨーロッパでは「疑わしきは罰せず」との考えが強いため、海外では日本以上に性犯罪は重く見られるものの、有罪にさえならなければ選手生命が絶たれることはないといいます。
実際に、『VfBシュトゥットガルト』所属のアタカン・カラソル選手(27)は2022年6月に、友人男性と共に18歳女性に対する性的暴行容疑で逮捕されたものの、保釈後はクビになることなくプレーを続けており、佐野海舟容疑者も不起訴となればマインツでのプレーは十分可能なようです。
また、佐野海舟容疑者には長らく交際している彼女がいるとの情報を週刊文春が伝えており、知人によると佐野容疑者の彼女は「3歳年上の美人モデル」で、彼女と一緒にドイツに渡る気満々だったと明かしています。
モデルの彼女の名前は明らかにされていないのですが、彼女も事件前までは周囲に「まだ正式なプロポーズはされてないけど、彼と同一に一緒に行こうかな」と話し、このまま2人は結婚するものだと思っていたとしています。
佐野海舟容疑者に彼女がいたとの情報は、ニュースサイト『現代ビジネス』なども伝えており、佐野容疑者を知るサッカー雑誌編集者が、「佐野には結婚を約束した婚約者がおり、親しい関係者には近く籍を入れることも報告していた。ドイツにはお相手を連れて行く予定だったとも聞いています。それだけに、なぜ今こんな事件を起こしたのか、腑に落ちない部分が多いんです」
と証言しています。
記事ではさらに、佐野海舟容疑者を知る人達からは「口数が少なく真面目な子」「彼がやったとは本当に思えない」などと、性的暴行事件に対して疑問の声が上がっているとしています。
その一方で週刊文春は、佐野海舟容疑者は普段大人しいものの、酒に酔うと気が大きくなって性格が豹変するとの話もあると伝えています。
また、佐野海舟容疑者が逮捕後にネット上では、佐野容疑者は一緒に逮捕された友人に“ハメられた”との情報が流れていたものの、容疑者たちの素顔や関係を知るサッカークラブ関係者は「完全にガセ」だと断言しています。
このように様々な情報が錯綜しているのですが、結婚も考えている大切な恋人がいて、一緒にドイツに連れて行く予定だったにも関わらず、その直前に初対面の女性に性的暴行を加えるというのはにわかに信じ難いことです。
しかし、テレビ朝日の取材に捜査関係者は佐野海舟容疑者ら2人が容疑を認めているとしており、これが事実ならば不起訴になったとしてもプロ継続はなかなか難しいのではないでしょうかね。
佐野海舟容疑者と同様に、女性に対する性的暴行の疑いが持たれている元サッカー日本代表・伊東純也選手は、被害を訴える女性から準強制性交容疑で刑事告訴されましたが、事実無根として虚偽告訴容疑で逆告訴し、この事件によって日本代表からは外されたものの、現在もフランスの『スタッド・ランス』でプレーを続けています。
<↓の画像は、性加害疑惑が浮上の伊東純也選手の写真>
伊東純也選手は現在、スタッド・ランスの日本ツアーで帰国しており、7月24日に行われた『ジュビロ磐田』との親善試合にもスタメン出場しており、「久々に日本のファンの皆さんの前でプレー出来てうれしく思いましたし、楽しくできたと思います」とコメントしており、今後は27日に『清水エスパルス』、31日に『FC町田ゼルビア』、8月3日に『ヴィッセル神戸』との試合が行われる予定となっています。
このように性加害を完全否定している伊東純也選手は変わらずサッカーを続けているのですが、性的暴行事件で逮捕され、容疑を認めているという佐野海舟容疑者は果たして今後どうなのか、事件の行方を引き続き見守っていきたいです。