映画化もされた漫画『海猿』や、『ブラックジャックによろしく』を描いた漫画家として有名な佐藤秀峰さん(40)が、3月7日に元ライブドア社長の”ホリエモン”こと堀江貴文さん(41)の著書『拝金』と『成金』が、ゴーストライターによって書かれたものだと自身のブログで暴露し話題になっています。
(↓の画像が、堀江貴文さんの写真)
佐藤さんはこの著書の表紙画を担当しており、この話は堀江さん本人と担当編集者から聞いた話とのことで…
『堀江貴文氏「拝金」の代筆問題について』と題し、自身の漫画では多数の人が関わっており、一人では作品を作り上げているわけではないとしたうえで、堀江さんの著書『拝金』について言及した。
「前置きが長くなりましたが、僕は過去に読者の皆さんを欺いたことがあります。以前、堀江貴文さんが執筆したとされる「拝金」という小説のカバーイラストを制作した時のことです。
この作品では、一般的に堀江さんが文章を書いているかのようなイメージがありますが、実際には堀江さんは文章を書いていません。代筆者がいるとのこと。
カバーイラスト執筆後、ご本人や担当編集者からそのようなお話をお聞きした記憶があったのですが、そのことがずっと心に引っかかっていました。
今回、版元の徳間書店の担当編集者に確認した所、話を聞いた時期に認識のズレがあったものの、代筆の事実については認めていただきました。」
↓の本が堀江貴文(著),佐藤秀峰(イラスト)の『拝金』
また、「事実を知った時期については、その後、堀江さんの「成金」という作品でもイラストを描かせていただいており、遅くともそれを執筆した頃までには知っていたと思います。
つまり、続く「成金」では代筆の事実を知りながらカバーイラストを執筆したことになります。
その点は読者の皆さまに対し、甚だ不誠実でした。
自身が原作者問題で悩んでいながら、そのような件に加担したことを悔やんでおり、今は絶対に描くべきではなかったと考えています。」
と語っている。
↓の本が堀江貴文(著),佐藤秀峰(イラスト)の『成金』
この暴露がニュースに取り上げられると、堀江さんの『Twitter』アカウントには、「正直ショックです」「小説、ゴーストライターが書いたんですか?ニュースに出てますよ」といったようなコメントが寄せられた。
これにネットでは、
「売名行為だな」
「こいつは騒動を起こすのが好きだな」
「裏で何か揉め事があったのかな」
「堀江は胡散臭い野郎だからな。だろうと思ってたよ」
「正義面するな」
などのコメントがありました。
堀江さん本人の口から語られたことなら本当の話なんでしょうね…。
それにしても、この本が出版されてから3年以上経った今なぜこんなことを暴露しようと思ったのでしょうか。
佐村河内さんの騒動に便乗してのことなのでしょうか?
堀江さんは、この2冊の著書以外にも多数の本を執筆されていますが、それらももしかしたらゴーストライターによって書かれたものかもしれませんね…。
3月6日に放送された、爆笑問題の太田光さんがMCを務めるバラエティ番組番組『侃侃諤諤』(テレビ朝日系)のゲストで、インタビュアーでコラムニストの吉田豪さんが出演した際に、出版業界におけるゴーストライターの実情についてが語られ、芸能人などが執筆しているとされている本の多くがプロのライターの手によって描かれていると暴露していました。
(↓の画像が、吉田豪さんの写真)
若手のライターは、最初は仕事が無く稼げないためゴーストライターとして名を売り、経験を積み実力を付けて自分の本を出せるようになるとのことです。
そして吉田さんは、普段文章を書き慣れていない芸能人が書いても小学生レベルの作文にしかならず、読んでも面白い本にならないため、ゴーストライターは必要なことだと持論を展開されていました。
確かにプロのライターが書いた方が面白くなるでしょうが、騙されているようで気分が悪いですね。