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佐藤二朗の強迫性障害の症状と発症時期、現在の状態は…Xで胸の内吐露、ネットで応援や共感の声等上がる

佐藤二朗がメンタルの病気がキツイと告白。強迫性障害発症し闘病、メモ癖治らず共生を決意

俳優・佐藤二朗さん(54)が5日夜に自身のX(旧ツイッター)で「病。キツイ。マジでキツイ。」などとつぶやき、この不穏な投稿に対して心配の声が上がる中で、6日に改めてXを更新し、自身が抱える心の病気について綴っています。

佐藤二朗さんは5日にXで唐突に、「病。キツイ。マジでキツイ。そのメンタルの病に、世の中で一番大事な『家族』と、世の中で一番大事な『芝居』を、絶対に、絶対に、侵食されぬよう、僕は生きるか死ぬかで、全身全霊で生きる。恐らくは、それしか僕の生きる道はないから。」と、不穏な文章を投稿をしました。

これに対してファン等から心配の声が上がる中で6日に、「『強迫性障害』。小学生時に発症。あまりにキツく『memo』という映画をつくる。根治を諦め、共生を決める。が、昨夜酔い、書いたら少しは楽になると思い呟いてしまった。侵食されていい。病含め僕。病ゆえの『力』を信じよう。いつか病に礼を言えるよう。ご心配かけすみませんでした。感謝。本当に。」と投稿しました。

<↓の画像が、佐藤二朗さんのX投稿写真>

この投稿にネット上では、

などの声が上がっています。

パニック障害などと同じ不安障害の1つである強迫性障害は、自分の意思に反してある物事に対して強い恐怖や不安感を抱き、それを取り除くために特定の行為を繰り返し、頭では止めたいと思っても行動を止めることができず、日常生活などに支障を来し、心身の疲弊によってうつ病を併発するリスクもある心の病気で、最近では元『モーニング娘。』の道重さゆみさんが強迫性障害と診断されたことを明かしています。

佐藤二朗さんは小学校高学年のころに強迫性障害の発作が出たと明かしており、その症状については、頭に浮かんだ脈絡のない言葉をメモせずにはいられなくなるというもので、テスト中にこの症状が現れて答案用紙が真っ黒になるほどメモを書き込んでしまったと明かしています。

こうした症状は大人になってからも続き、長時間にわたって強いプレッシャーを感じる仕事の本番前などに現れるといい、過去のインタビューでは、「テレビドラマなら撮影の合間にメモできますが、2時間出ずっぱりの舞台の時は太ももに爪で書いたりしていました。いまは仕事に支障ないぐらいに治まっているけれど、メモは常に持っています」と明かしています。

こうした病気をきっかけに2008年に、強迫性障害によってメモ癖がある女子高生を主人公とした映画『memo』を製作しました。

佐藤二朗さんが手掛けた映画『memo』予告動画

強迫性障害は完治が難しい病気とされており、薬物療法で不安症状を抑制して特定の行為を我慢し、慣れる訓練を続けることによって寛解状態になるものの、ストレスなどがきっかけで再発しやすいものでもあり、そうしたこともあって佐藤二朗さんはかねてから、今後もこの病気と共存し闘い続けていくと語っています。

今再び強迫性障害の症状が出ている様子で、その苦しみ辛さというのは察するに余りありますが、これからも病気に負けることなく、これからもドラマや映画などで活躍する姿を見せてほしいです。

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