俳優の佐々木蔵之介さん(56)、佐藤隆太さん(44)、藤野涼子さん(24)、田邊和也さん(38)の4人が同時に、3月末をもって芸能事務所『ケイファクトリー』を退所し、なぜこのタイミングで退所となったのか詳しい理由は明らかにされていませんが、ニュースサイト『NEWSポストセブン』は退所の背景に「世間を揺るがせた2つの重大事件」があるとしています。
NEWSポストセブンが関係者に取材したところ、昨年発生した2つの重大事件が退所の引き金になっているといい、1つ目の要因として歌舞伎俳優・市川猿之助さん(48)の事件を挙げています。
<↓の画像は、市川猿之助さんの写真>
市川猿之助さんは昨年5月に週刊誌『女性セブン』によって、後輩の歌舞伎俳優やスタッフ等に対するパワハラ・セクハラ疑惑を報じられ、この報道がきっかけで両親を巻き込んで一家心中を図り、両親は亡くなるも猿之助さんの命に別状はなく、この事件で自殺幇助(ほうじょ)罪に問われた末に懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を下されました。
そして、市川猿之助さんが所属していたケイファクトリーは有罪判決を受けて契約終了を発表しました。
市川猿之助さんがこのような事件を起こした影響で、公開を目前に控えていた天海祐希さん主演映画『劇場版 緊急取調室THE FINAL』は公開延期が決定、猿之助さんが演じていたラスボス的存在の内閣総理大臣役を交代し、撮り直しすることになりました。
芸能プロダクション関係者よると、佐々木蔵之介さんと市川猿之助さんは仲が良く、あの事件に大きなショックを受けていたといい、「蔵之介さんは、2014年に猿之助さんのオファーで、歌舞伎デビューもしています。顔の白塗りを猿之助さんに作ってもらうなど、親友といえる関係でした。しかし、蔵之介さんは猿之助さんの事件で公開が延期された映画『緊急取調室』にも重要な役で出演していて、責任を感じて映画関係者らに何度も謝っていたそうです。猿之助さんの事件以降、蔵之介さんとしても仕事がしづらい状況が続いていたようです」
と明かしています。
<↓の画像は、市川猿之助さんと佐々木蔵之介さんの写真>
2つ目の要因として、中古車販売会社『株式会社ビッグモーター(BIGMOTOR)』の保険金不正請求を巡る問題を挙げています。
佐藤隆太さんは2017年からビッグモーターのCMイメージキャラクターを務めていたことで波紋を広げ、佐藤さんのイメージ悪化にも繋がりかねない状況となり、協議の末に事務所側が昨年7月にCM契約解除を発表しました。
<↓の画像は、ビッグモーターのCMに出演していた佐藤隆太さんの写真>
佐藤隆太さんの事務所独立は、この問題が背景にあると芸能プロ関係者は語り、「実は隆太さんは1社のイメージが定着するのを避けたいと考えていて、数年前から同社とのCMに『区切りをつけたい』と相談していました。事件を受けて昨年7月にCMを自主降板しましたが、現在も多くの人々に“佐藤隆太=ビッグモーター”のイメージが定着してしまっている状態で、心機一転、事務所を移籍することで再スタートを図りたいと考えたようです」
としています。
ケイファクトリーに所属していた市川猿之助さん、佐々木蔵之介さん、佐藤隆太さんは以前まで、蔵之介さんが立ち上げた演劇ユニット『Team申(チームさる)』の番外公演として朗読劇を行うなどしており、仲が良かっただけに猿之助さんの事件によるショックは相当大きかっただろうと思います。
<↓の画像は、佐藤隆太さん、佐々木蔵之介さん、市川猿之助さんの写真>
また、佐藤隆太さんはビッグモーター事件もありましたが、昨年時点でCM契約を解除していますし、市川猿之助さんも昨年には事務所を離れていることから、2つの事件は大きな要因ではないのではとも思いますが、いずれにせよ、事務所を離れる決断をした2人の今後のさらなる活躍に期待したいです。
佐々木蔵之介さんは、前事務所の後輩だった藤野涼子さんと共に、新たに設立された事務所『アンカー』に所属し再出発を図ります。
一方の佐藤隆太さんは独立し、事務所には所属せずフリーで活動していくようで、近年は完全に独立して個人で活動するタレントも珍しくなくなっており、独立することでより自由に活動が出来るようになるため、これまで出来なかったようなことにも挑戦しながら、活動の幅をさらに広げていってもらたいです。