元プロ野球選手で、覚せい剤取締法違反で逮捕・起訴された清原和博被告(48)の初公判が、いよいよ17日(火曜日)13時半より東京地裁で開かれることから再び世間の注目を集めており、一般の傍聴席20席程度をめぐって当日は多くの傍聴希望者が集まるとみられ、2009年に同じく薬物で逮捕された“のりピー”こと酒井法子さんの6,615人(倍率は約330倍)という記録を超えるのではないかとも言われています。
それほど清原被告の逮捕は世間に大きな衝撃を与えたわけですが、清原被告とは高校生時代からのライバル、親友で、現役時代には“ハマの大魔神”と呼ばれていた野球評論家・解説者の佐々木主浩さん(48)が、弁護側の情状証人として出廷することが明らかとなりました。
佐々木さんは清原被告が逮捕された際、薬物使用について清原被告の「絶対にしていない」という言葉を信じていたことを明かし、「ぶん殴ってやりたいですね。なんでこんなことしてんだって」と怒りをあらわにしていたのですが、多くの裏切り行為などによって誰も手を差し伸べない中、佐々木さんは盟友のために証言台に立つ決意を固めたそうです。
<↓の画像は、2006年撮影のツーショット写真>
PL学園時代に清原被告との“KKコンビ”として名を馳せた野球評論家・桑田真澄さんは逮捕後、「3年くらい前に『一切関わらないでくれ』と言われました」などと話し、球界関係者は総じて距離を置いている状況。
そうした中で佐々木さんは、弁護側からの依頼を快諾したといい、証言台に立つことで自身に悪いイメージがついてしまう可能性もあるものの、「清原のために出廷したい」と周囲に決意を表明。
佐々木さんと清原被告は同学年で、高2の夏から出場した甲子園で2人は知り合い、佐々木さんは清原被告のことを「親友でライバル」と呼び、プロ入り後も友情を深めており、2005年に現役引退を決めた佐々木さんは最後の打者として清原被告を指名し、生まれ故郷・仙台での巨人戦で空振り三振を奪いました。
<↓の画像は、佐々木さんの引退試合でのツーショット写真>
その後2008年に清原被告も現役を引退したのですが、2014年3月に週刊誌『週刊文春』によって薬物使用疑惑を報じられ、半年後の同9月にモデル・亜希さんとの離婚を発表。
これによって表舞台から消えることになってしまうのですが、そうした状況にあった清原被告に一度手を差し伸べたのは佐々木さんで、同12月に行われた自身の野球殿堂入り祝賀パーティーに「お前は来てくれな」と直接会って招待。
祝賀パーティーに出席した清原被告は、「本当の友達。野球界に友達はできへんと思っていたけれど、こういう時に声を掛けてもらって」などとと感謝していました。
しかし、清原被告はそんな佐々木さんにも嘘をつき、裏切り、佐々木さんは「裏切られた気持ちで悲しい」「ぶん殴ってやりたい」などと怒りを隠さなかったのですが、それ以上に2人の絆の方が強かったようです。
佐々木さんは13日に試合解説のために東京ドームに姿を見せ、この件について報道陣から質問があったものの、裁判については守秘義務もあるとみられ、「ごめん、言えないんだ。(初公判の17日は)行きます。当日、終わったら話しますから」と話すにとどめたとのことです。
佐々木さんは清原被告の友人として証言台に立ち、今後の更生、人柄や交友関係などについて証言し、情状酌量を求める予定となっており、この初公判では佐々木さんの証言の後に検察側の論告求刑が行われ、即日結審する見通しとなっています。
そして、これに対してネット上では、
- 本当に更生してほしいなら、情状酌量しない方がいいでしょ
- 桑田より佐々木の方が清原の心に響くと思う。火は消せないだろうけど。
- 清原はイメージダウン覚悟で出廷する佐々木の気持ちに応え更正して欲しい
- 清原には今感じているであろう感謝の気持ちを忘れないでほしい。
- 佐々木の方が清原よりよっぽど男らしいね。逆に佐々木に見放されたら、清原はもう本当におしまいだろうね。
- 皆に見放されたけど、佐々木だけは友達貫いてくれんだな。こういう友達がいると頼もしい。清原には二度と裏切るなといいたい。
- 面倒に巻き込まれた形。それでも友達だった義理を果たす佐々木さん。こんな時こそ、真の友達が分かる。
- 情状酌量の為に証人になるらしいけど、清原の情状ってナニ?意味が解らん! 何をもって情状とするの?
- これで清原がどう思うかだな。『やっぱり佐々木は本当のツレやー』って喜んでるだけやったら終わりやぞ清原
- 捕まったとたん手のひらを返して、だんまりを決め込んだり嫌悪感を示す芸能人や元野球選手(元監督も含む)が多い中、裏切られても見捨てない佐々木に男気を感じました。難しいかもしれませんが、
清原にはこれに応えて何とか更正してもらいたい。
などのコメントが寄せられています。
清原被告は長年薬物に手を出していたとみられる薬物依存者で、その他にも暴力団関係者等との黒い交際なども明らかになっていることなどから、情状証人として出廷するのはかなりリスクがあることなのですが、高校時代からの強い絆がある清原被告をどうしても見捨てることは出来なかったのでしょうね…。
清原被告は佐々木さんへの感謝の気持ちを忘れずに、薬物治療を続けて普通の生活を送ることができるまでになってほしいものです。