芸能事務所『イマージュエンターテインメント』が1日に公式サイトを更新し、俳優・伊藤健太郎さん(27)が、9月10日をもって契約満了で退所したことを正式発表し、円満退所ではないことを示唆する文面を巡って物議を醸しています。
イマージュエンターテインメントは【伊藤健太郎の退所に関するご報告】と題して、伊藤健太郎さんとの専属契約が9月10日をもって終了し、退所したことを報告したうえで、「伊藤健太郎に関する突然の報道により、関係者の皆様、いつも応援してくださるファンの皆様に対し、多大なるご心配、ご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます。」
と、この発表前から退所や他事務所への移籍話が飛び交っていたことを謝罪しています。
このタイミングで契約満了に至った理由については、「2020年9月以来、4年にわたり全力でサポートし、伊藤健太郎と共に歩んでまいりました。今後の活動や契約について話し合いを重ねてまいりましたが、双方の意見が一致せず、最終的に退所という形で合意に至りました。」
と説明し、円満退所ではないことを示唆しています。
最後に「皆様のご理解とご支援を重ねてお願い申し上げます。」と呼びかけ、改めてファンや関係各所に心配や迷惑をかけたことを謝罪しています。
なお、伊藤健太郎さん本人は現時点でコメントは出していません。
そして、伊藤健太郎さんの契約終了発表に対してネット上では、
- 余計にイメージ悪くなったな 結局人間性なんて変わらないから
- 事務所にもたくさん迷惑掛けてここまで来れた感謝とか無いのかな 恩返しするどころか、こんな結末 子供だなと思う 退所するにしても恩は返さないと
- 事務所の方から円満退社ではないという表明 違約金(立替金?)のことも弁護士を通していると言うことは払い終わってないのだろうし、かつ支払いについて双方の話合いでは折り合いがつかなかったのかな? 相当にこじれていそうだね
- たぶんどこの事務所に入ってもイメージは悪いまま変わらないよね。
あの事故が無かったら頭一つ抜き出ていたのに、自分で潰してしまった。地道に俳優業をやって行くにもしても好感度は上がらないよ。
などの声が上がっています。
伊藤健太郎さんがイマージュエンターテインメントを退所するとの情報は、契約満了直前の9月9日に複数のスポーツ紙が伝え、「独立ではなく、有名な別の事務所に移籍になる方向と聞いている」としていました。
これに続いて週刊誌『女性自身』は、移籍先の有力候補として俳優・小栗旬さんが社長を務める『トライストーン・エンタテイメント』が挙がっていると報じました。
『週刊新潮』も先日、伊藤健太郎さんの事務所移籍情報を伝えていたのですが、伊藤さんは2020年10月に起こしたひき逃げ事件での逮捕(後に不起訴処分)により、複数の作品を降板するなどして違約金の総額は2億円以上ともいわれ、それはイマージュエンターテインメントが肩代わりしたそうです。
事務所はさらに、仕事が無くなった伊藤健太郎さんの完全復帰に向けて全面的にバックアップし、謹慎中には生活費を渡したり、2021年6月に復帰後は舞台や映画などの仕事を獲得していき、今年ついに民放ドラマへの復帰を果たしました。
さらに、現在放送中の『光る君へ』でNHK大河ドラマへ初出演も果たし、まさにこれからというタイミングで違約金の完済前に退所を決断したことによって、業界内でも「不義理すぎやしないか」との声が上がっているとのことです。
週刊新潮によると、違約金はまだ2億円以上残っているといい、返済プランも白紙状態で、イマージュ側の弁護士からの問い合わせにも回答しないまま、「後ろ足で砂をかけるように事務所を去っていった」としています。
そして、週刊新潮の取材に対してイマージュ側は、違約金の立替金は現在も弁護士を入れて協議中とし、一方のトライストーン側は移籍について、「健太郎君は良い俳優だと思っている。移籍ってことになればいいと思うけど、1回目のミーティングをしただけで、まだ決まっていません。」
と回答していました。
トライストーンへの移籍も決定していない様子で、このまま移籍先が決まらずに宙ぶらりんの状態が続いた場合、事務所への不義理行為によってイメージが悪化しているだけに、再び仕事が激減する可能性は十分あるとみられます。
ひき逃げ事件から4年経って大きな仕事を得られるようになっていた中で、今度は事務所退所、違約金の返済を巡るトラブルを起こしてしまったのはかなり痛いですが、これからこの問題を解決し、新たな場所で良い形で再スタートを切れるようにしてもらいたいです。