自動車でのひき逃げ容疑で逮捕されたものの、不起訴処分となった俳優・伊藤健太郎さん(いとう・けんたろう 23歳)が、お寺での“更生修行”を拒否するなど、反省の色が全く見られないと週刊誌『女性自身』が報じており、この報道にもネット上では批判が殺到し、再び炎上状態になっています。
伊藤健太郎さんは昨年10月、車を運転中に2人乗りバイクと接触し大ケガを負わせたにも関わらず、すぐさま救護すること無く現場から離れたことによって、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕されました。
その後、被害者との間で示談が成立し、被害者が処罰を望まなかったことや犯意が認められなかったことで、今年3月25日付で不起訴処分となり、週刊新潮『週刊新潮』や情報番組『新・情報7DAYS ニュースキャスター』(TBS系)のインタビュー取材に応じ、事件の真相や今後の活動などについて語っていました。
インタビューで語った内容に対してネット上では、「言い訳にしか聞こえない」「反省しているようには見えない」などと批判の声も殺到していました。
『女性自身』の記事でも、伊藤健太郎さんと一緒に仕事をする予定だったというドラマ制作関係者が、「テレビのインタビューを見ましたが、事件について言い訳も多く、人ごとのような話しぶりだと思いました。正直、心底反省しているという印象はなくがっかりです。インタビューについて、こちらへの事前報告はありませんでした。あれだけの不祥事を起こしたなら、連絡を入れるのが常識なのに……。謝罪行脚の日程も、伊藤さんのスケジュールありきで調整しているそうです」
と語っています。
また、テレビ局関係者は、「事故当時の伊藤さんは天狗になっていました。そんな性根を叩き直すために、髪の毛も剃って、人里離れた寺院で長期間、修行させるという計画が進んでいたそうです。伊藤さんにも計画は伝えていたそうですが、本人が『そこまでする必要ないでしょ』と拒否したといいます」
と証言しています。
伊藤健太郎さんが更生計画を拒否したことによって、寺への修行話は無くなったようです。
『女性自身』は「苦楽をともにした“親友”にも再び尻拭いをさせていた」とし、「伊藤さんは6月からスタートする月9ドラマ『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)に出演する予定でしたが、事故でご破算に。その流れで、北村匠海さん(23)が出演することになったそうです。北村さんと伊藤さんは10代のころからの親友。事故の数日後に公開された映画『とんかつDJアゲ太郎』でも2人は共演しており、舞台挨拶で北村さんは伊藤さんを気遣う素振りを見せていました。またしても北村さんに迷惑をかけたことに、伊藤さんが申し訳ないと思っていることを願うばかりです」
と、前出のドラマ制作関係者がキャスト変更の裏話を明かしています。
そして、『女性自身』の報道を受けてネット上では、
- 事故の件のみでは、一般的にはそこまでする必要は無い
- 人の性質ってそう簡単には変わらないから、寺修行したって付け焼き刃にもならんよ
- 「そこまでする必要ないでしょ」これが全てだよ、彼の。止められるまで戻らないのもそう、時間が解決するでしょって考えなんじゃないかな?
- 寺修行をするというのも、反省するという論点とはだいぶずれている気がする。
インタビューの時も思ったけど、伊藤健太郎の周囲にはまともなアドバイスをしてくれる人がいないんでしょうね。
まともな人がいたら、あんなインタビューの答えにはなってないだろうし。とにかく北村匠海くんをトラブルに巻き込まないでくれと切に願う。 - 坊主にして寺で修業する必要ある?逆にこれをさせようと考えた人の時代錯誤感が怖いんだけど。
ひき逃げした事実と現場に戻った時の態度なんかは擁護しようもないけど、そんなくだらないパファーマンス制裁より、他のやり方があるだろ。 - 谷原章介さんが「再出発のチャンスが与えられる世の中であってほしい」と言ってたけど、彼に対してそうは思えない。
罪を犯した人の再出発は、自分の犯した罪を認め、被害者と真摯に向き合い真に反省する事が必要だと思う。
伊藤さんの言動を見ていると被害者に対する贖罪の気持ちというよりも、「失敗して捕まってしまった可哀想な俺」という風に感じる - お寺で修行したところで形だけと捉えられかねないし、自ら決意して取り組まなければ修行する意味もない。
賠償金の額が大き過ぎて、事務所も余裕がないのかもしれないけど、今の伊藤さんにどんな仕事をさせるつもりなの。雑用や裏方からでも始める覚悟が果たして本人にあるのか
などの声が上がっています。
過去には、極楽とんぼ・山本圭壱さんが未成年との淫行スキャンダルで吉本興業をクビになった後、禊(みそぎ)で頭を剃り、約3ヶ月にわたって山奥の寺で修行をしていました。
また、清原和博さんは薬物事件で逮捕される前に、薬物疑惑の浮上などで家族や友人を失い、自分を見つめ直すために四国八十八ヶ所を巡るなど、トラブルを起こした著名人が身を清めるために、寺を頼ることは珍しくありません。
ただ、自発的に自分の考えを改めるために寺へ修行へ行くのではなく、周囲から勧められて嫌々寺に入って修行しても意味がない気がしますし、本人が「そこまでする必要ないでしょ」と拒絶したのであれば、別の方法で考えを改めさせるしかないかと思います。
結局のところ、伊藤健太郎さんがあのような事故を起こしたことに対して、言い訳ばかりで深く反省していると世間が感じなければ今後もバッシングは続き、仕事への復帰にも大きな影響が及ぶとみられ、伊藤さん自身は今後についてどう考えているのかは分かりませんが、世間や仕事関係者等に誠意や反省が少しでも伝わるように努めてほしいです。