ひき逃げ事件で逮捕され、今年3月に不起訴処分となった俳優・伊藤健太郎さん(旧芸名=健太郎 23歳)が、週刊誌『週刊新潮』の独占インタビュー取材に応じ、事故の真相などについて語ったことが明らかになりました。
伊藤健太郎さんは『週刊新潮』の取材に対して、「自分と関わったせいで、お2人の方がケガを負うことになってしまい、特に女性の被害者の方には左脚骨折という大ケガをさせてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。『申し訳ない』という言葉でしかこの気持ちを表せないことが不甲斐ないのですが……それでも本当に、今は申し訳ないという気持ちしかありません」
と、被害者に向けて謝罪や反省の言葉を口にしています。
<↓の画像が、インタビュー取材に応じた伊藤健太郎さんの写真>
伊藤健太郎さんは昨年10月28日の17時45分ごろ、新国立競技場近くの外苑西通りの交差点で、愛車のトヨタ・ランドクルーザーを運転中に、対向車線を直進してきた2人乗りの中型バイクと接触する事故を起こしました。
しかし、伊藤健太郎さんはすぐさま救護や警察に通報することなく現場から離れたことで、同29日午前に道路交通法違反(ひき逃げ)、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の容疑で逮捕されました。
同30日にはスピード釈放され、事故発生から5ヶ月後の今年3月25日付で不起訴となりました。
不起訴の理由は、被害者との間で示談が成立したことや、事故発生から約3分後には現場へ戻ったためで、伊藤健太郎さんは不起訴を受けて、「私の自覚の足りなさ、未熟さによって起こした交通事故のために、関係者、ファンの皆様に多大なるご迷惑ご心配をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます。また、事故によってお怪我をされた被害者の方にも改めて心からお詫び申し上げます。」
との謝罪コメントを発表しました。
それから早1ヶ月が経ち、『週刊新潮』の取材に応じた伊藤健太郎さんは、事故発生後に現場から離れた理由について、「時間は夕刻。しかも現場は高架下で暗いということもありましたし、交通量の多さや自分の車の大きさを考えるとすぐにその場で止まるよりも明治神宮外苑アイススケート場のほうに回って戻ってくる方が安全だと判断した」「その時に思いついた最善の判断だった」
などと説明しています。
その上で、「通報や救護に間に合わなかったという意味でも、やはりあの時すぐに止まるべきだったと後悔しています」
と、後悔の念を明かしています。
<↓の画像は、事故発生直後のドライブレコーダー映像の写真>
伊藤健太郎さんは事故を起こした時点では、まさか警察に逮捕されるとは思いもしなかったといい、事故発生の翌日に警察から逮捕状を読み上げられ、手錠をかけられた時に、大変なことをしてしまったと実感したといいます。
逮捕後のことについては、「湾岸署に移送されて独居房に入りましたが、その時も外でどれほどのニュースになっているのか全く知りませんでした。そういうところに入るのはドラマなどの役でもやったことがなく……まさか自分が入る日が来るとは思ってもみなかった」
と語っています。
<↓の画像は、身柄送検時の伊藤健太郎さんの写真>
伊藤健太郎さんがひき逃げ事件で逮捕されたことにより、すでに収録済みだった一部のドラマやCMがお蔵入りになったほか、複数のCM契約が打ち切りとなり、契約していた企業などから請求された損害賠償の総額は一時「7億9,000万円」に上ったそうです。
これについて伊藤健太郎さんは、「本当に多くの方にご迷惑をおかけしてしまいました。事故を起こすまでは、ありがたいことに自分の時間もあまり取れないほど忙しくさせてもらっていた。ですがその間、自分がどれだけのものを抱えて、どれだけの人が自分に関わってくれているのかということを本当の意味では理解できていなかったと、今は思います」
と語っています。
これに対してネット上では、
- 明治神宮外苑アイススケート場のほうに回って戻るプランだったそうだけど、タクシー運転手に注意されてなかったら普通にバックれていたんじゃないかと思ってしまう
- いやいや、ハザード炊いて即停止だから、言い訳してたら更に復帰出来んくなるわな
- タクシーの運転手さんに止められて戻ったんじゃなかったんだっけ?
- 交通量の多さや自分の車の大きさを考えるとすぐにその場で止まるよりもって言い訳してるけど、大きい車だからこそ停車して、後続車に事故を知らせるべきだろ。何を置いても人命第一優先だぞ。
- この後に及んでひき逃げの言い訳はやめた方が良いよ。物にぶつかったら一旦停止!これ以外ないのよ。しかもタクシーに促されて渋々戻ったとあったよ。
- どうゆう思考回路なのか。接触事故起こして一度迂回してから戻ろうとしたって誰が信じるの?
見ていた他の車に追跡されて観念したはずでは。見苦しい言い訳だね。 - ひき逃げじゃなくすぐに車を止めて対処していたら、全く違う展開になったのにね。もしかしたら、もう復帰してたかもしれない。
しかしどれだけ言い訳しても、やったことは間違いなくひき逃げ。 - 人を轢いておいて、交通量がどうとか考える余裕あるか?何をおいても真っ先に被害者の元に行くのが自然だろう。
あれやこれやと考えると言う事は、何とか言い訳して逃げたいと言う心の現れだな!
早く仕事に復帰したいのだろうが、一番の近道は大人しくしている事だよ。
などの声が上がっています。
伊藤健太郎さんが事故を起こした後の報道では、伊藤さんが警察の取り調べに対して、「バイクとぶつかった後に、現場から離れてしまったことについては間違いありません」「気が動転していた。パニックになってしまった」などと述べているとしていました。
また、交差点でUターンした理由については、「買い物に行く途中だったが道に迷い、Uターンした」と説明しているとの報道もありました。
そして、事故を目撃したタクシードライバーの男性はメディアの取材に対して、「(事故の)3分後に現場へ戻ってきたが、反省しているようには見えなかった。ちゃんとこの人話聞いてるのかなみたいな態度だった」「携帯をいじって誰かに連絡していた」「(救護活動に参加したりは?)あんまり、そんなことはなかった」
などと語っていました。
さらに、伊藤健太郎さんは事故発生後に現場から離れたことで、事故を目撃したタクシーが追跡し、クラクションを鳴らしながら現場へ戻るよう促したものの、伊藤さんが運転する車は止まる様子がなかったとの証言もありました。
<↓の画像は、事故を目撃したタクシードライバーの証言>
しかし、伊藤健太郎さんは今回『週刊新潮』のインタビューで、現場から離れた理由については、「交通量の多さや自分の車の大きさを考えるとすぐにその場で止まるよりも明治神宮外苑アイススケート場のほうに回って戻ってくるほうが安全だと判断した」
と語っているのですが、これは苦しい言い訳だと思われても仕方がないかもしれないですね。
なお、車両などの運転で事故を起こした場合には、「交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない」
と道路交通法で定められています。
こうした法律に違反した疑いがあったため、伊藤健太郎さんは逮捕されたのですが、被害者との間で示談が成立したことや、現場から逃走を図ったと認められる十分な証拠が無かったとして、結果的には不起訴となっています。
あの事故によって失った信用などを取り戻すのには、かなりの時間がかかると思いますし、芸能界復帰を目指すからには今後もバッシングは続くと思いますが、これから少しずつでもイメージを回復できるように努めてもらいたいです。