『M-1グランプリ2024』の王者『令和ロマン』の高比良くるまさん（たかひら・くるま 本名＝髙比良直樹 30歳）が、オンラインカジノでの違法賭博行為で警視庁の事情聴取を受けていたことが報じられ、15日にコンビのYouTubeチャンネルで自身の犯罪行為を認め、謝罪しました。
令和ロマン高比良くるまさんが事情聴取を受けていたとの情報は14日に『毎日新聞』が伝え、第三者から吉本興業に情報提供があり、高比良さんや『とろサーモン』の久保田かずのぶさんなど、10人弱の所属タレントがオンラインカジノで違法賭博をしていた疑いが浮上し、今月に入り警視庁保安課が任意の事情聴取を開始したとのことでした。
＜↓の画像は、事情聴取を受けた令和ロマン高比良くるまさん、とろサーモン久保田かずのぶさんの写真＞
事情聴取に対して、久保田かずのぶさんは賭博ヘの関与を否定した一方で、高比良くるまさん等は大筋で関与を認めたといい、「（違法にはならない）グレーだと思っていた」などと供述しているとしていました。
この報道が大きな波紋を広げ、高比良くるまさんが出演予定だった16日放送の『ボクらの時代【令和ロマン・高比良くるま×バッテリィズ・エース×伊沢拓司 後編】』（フジテレビ系）、冠番組『阪神・たこ焼き・令和ロマン2』（ABC朝日放送テレビ）などは放送中止が決定し、高比良さんが出演のYouTube動画なども非公開になりました。
吉本興業はスポーツ紙の取材に対して、「現在、事実関係を調査している」「（今後の活動は）現段階で決まっていることはなく、現在対応を協議している」
とコメントしています。
そして、高比良くるまさんは令和ロマンのYouTubeチャンネル（登録者数：78万人）で謝罪動画を公開し、現時点で関与は報じられていない相方・松井ケムリさん（本名＝松井浩一 31歳）と共に登場し、「オンラインカジノにまつわる事情聴取を受けたという記事により、大変お騒がせして大変申し訳ございません」
と謝罪しました。
報道通り「オンラインカジノをしていたのは事実」と認めたうえで、オンラインカジノで初めて違法賭博をしたのは5年前の2019年末とし、慶応大学時代の知人から「違法ではない」と誘われ、自身も違法性はないとの認識のもとで1年にわたり賭博行為をしていたと告白し謝罪しています。
そして、高比良くるまさんの謝罪を受けてネット上では、
- 19年末まで遡って警察は捜査してるのか…
- 紹介したのは本当に大学の知人かな？ 芸人じゃなくて？
- 吉本は厳しく対処すべき。契約解除以外の選択肢は無いと思いますが。
- 素直に経緯を説明して謝罪もしてるわけだし、復帰のチャンスは与えてあげてほしい
- 売れてない芸人は活動自粛させて、売れっ子は謝罪で終わりでは許されない
- お咎めなしってわけにはいかんだろうけど、事実を認め、誠実に対応しているなら復帰のチャンスはあっても良い
などの声が上がっており、賛否両論となっています。
オンラインカジノは日本での利用が法律で禁止されており、もし賭博行為が発覚すると「賭博罪（法定刑：50万以下の罰金または科料）」、常習的に賭博をしていた場合には「常習賭博罪（同：3年以下の懲役）」に問われる可能性があります。
ただ、賭博罪と常習賭博罪の公訴時効は3年となっており、高比良くるまさんが語った通り、最後に賭博行為をしたのが2020年末だった場合は時効が成立しているため、今後刑事事件に発展して逮捕・起訴をされることはありません。
そのため、今回の謝罪をもってこれ以上の追及はせず、芸能活動を続けてほしいという声がファンから上がっているのですが、つい先日には同じく吉本興業所属の『ダイタク』の吉本大さん、『9番街レトロ』のなかむら★しゅんさんにオンラインカジノでの賭博疑惑が浮上し、この問題で吉本興業は芸能活動自粛を発表しています。
そして、時効が成立していたとしても犯罪行為をしていたのは事実であるため、さすがにこのままお咎めなしとはいかないのではないか、1年未満の謹慎処分が必要なのではとも思いますが、とりあえず吉本興業の対応に注目したいところです。