1992年のバルセロナ五輪の個人床で銀メダル、団体総合で銅メダル、1988年のソウル五輪では団体と個人で銅メダルを獲得している元体操選手でタレントの池谷幸雄さん(44)が、右アキレス腱断裂、左ふくらはぎ肉離れの大ケガを負っていたことが明らかとなりました。
池谷さんは現在車椅子で移動する生活を行っており、自宅内では松葉杖を使用しているとのことです。
池谷さんがどうしてこのようなケガを負ってしまったのかですが、池谷さんは12日に東京都江東区の東京都現代美術館で行われたデザイナー・山本寛斎さん(71)のファッションイベントに出演し、自身が代表を務める「池谷幸雄体操倶楽部」の子供たちと共にステージ上に登場し、退場する際に演出の一部として助走をつけてロンダード、バック転、後方一回宙返りという連続技を披露。
しかし、地面が石畳で硬かったことや靴も専用のシューズではなくスニーカーのようなものだったことから、後方一回宙返りの踏みきりに入った時に両足に激痛を感じたそうで、足を引きずりながらステージを下りその後病院で検査を受けたところ、右アキレス腱断裂、左ふくらはぎ肉離れと診断され、16日に都内の別の病院で手術を受けたとのこと。
これによって現在池谷さんは右膝から下をギプスで固定している状態で、ソウル五輪体操男子の主将でアスレチックトレーナーの小西裕之さん(51)が勤務する都内のクリニックでリハビリをしており、小西さんは「体操ができるようになるには、10ヶ月から1年はかかるのではないか」と語っています。
(↓の画像は、大ケガを負った池谷幸雄さんの写真)
そして、気になる今後の仕事についてですが、体操倶楽部の指導についてはコーチに任せているため問題は無く、当面は同時に開催している講演のみをこなす予定だそうです。
今回このようなケガを負ってしまった池谷さんは、「助走と宙返りの間にバック転を入れたことで(足への)負担が大きくなった。サービス精神が旺盛すぎた」と苦笑いしながら語り、現役時代には骨折はしたものの、手術を伴うようなケガを一度もしたことがなかったことから、「もう年だと思い知らされた。これを機会に鍛え直します」と語っています。
これにネット上では、
- 結果怪我したとはいえ、その年で助走→バック転→後方1回宙返りをできるって凄い…
- もう若く無いって事じゃないの。気持ちは若くても身体は正直だからね。あんまりムリはダメって事です!お大事に
- バク転出来るのは凄いけど、場所と格好をわきまえないといけないと改めて思い知らされた。体の衰えもあるけど、やはり年齢を問わず負担は大きいからね
- 運動会で張り切って走って、こけて怪我するお父さんのすごい版みたいな感じですね。なまじ運動ができる分、怪我の大きさもすごいですね。
- さすが元体操選手というサービスだけど、もう現役じゃないし無理はなさらない方が良いかと。
などのコメントが寄せられていました。
池谷さんは自身が設立した体操教室「池谷幸雄体操倶楽部」での指導の他、イベント等でも体を動かすことが多いそうで、今回大ケガを負った大きな原因は地面が硬かったことと、体操シューズではなかったことから、衝撃が足へダイレクトに伝わってしまったことが大きいのかもしれないのですが、これまで同様の技はテレビ番組の収録スタジオなどでも散々披露しており、こうしたケガを負ったのは初めてのことから、加齢によって体が衰えてきているのが大きいのかもしれないですね。
年齢を重ねると、頭では出来るというイメージがあるものの、体が付いてこずこうした大ケガを負う危険性があるため、約1年後にケガが完治したとしてもあまり危険な技や無理はしないよう注意してほしいところです。