歌舞伎俳優・市川海老蔵さん(38)の妻で、フリーアナウンサーの小林麻央さんが乳ガンを患っているこが先日明らかとなり、この発表後から各メディアが麻央さんに関する記事を報じている状況にありますが、海老蔵さんは17日にブログを更新し、改めてマスコミに取材の自粛を訴えました。
海老蔵さんは「あらためて」というタイトルでブログを更新し、「多くの記事を目にします。まおのことに関しましては雑誌の方々、静かに見守ってください。よろしくお願いします。何度も何度も申し訳ございません。」と、切実な思いを綴っているのですが、海老蔵さんはこれまでに何度もこのような取材、報道の自粛を呼び掛けてきました。
9日に麻央さんの病状を説明する会見を開いたのも、「出来る限り子供達の生活を日常化する為に」という理由からで、自宅周辺に取材陣が殺到したことからやむなくだということを明かしており、ブログでも「静かに見守って頂きたい」と切願していました。
しかし、その後もマスコミによる張り込み、取材は続けられ、会見後に更新したブログでは、麻央さんの実家周辺での取材が続けていることを明かし、「お仕事である事は重々承知しておりますが、人の命に関わることです」「マオ本人の負担になるような撮影はやめてください。本当によろしくお願いします。よろしくお願いします。」「私共家族はこれからも本番です。あくまでも病人なのでマスコミの方々にはしつこいようですが静かに見守って頂きたいです」「今のまおには酷でございます。そして麻耶さんも、子供達も」などとと強く訴えていました。
このようにこれまで複数回にわたって自粛を訴えていたものの、その後もマスコミによる取材は続けられ、状況が変わらないことから再びブログで自粛を求めているわけですが、17日発売の週刊誌『フライデー』では、『小林麻央「海老蔵緊急会見」で伏せられた「本当の病状」-激動の1年8カ月』というタイトルの記事を掲載。
この記事では、麻央さんの体に異変が見られていたことなどが書かれており、2015年7月の夜に東京・代官山を2人が散歩している姿を目撃し、その日も2人は行きつけのカフェで飲み物を買った後に周囲を散歩するという2人の定番コースだったそうなのですが、その時の麻央さんは顔周りやお腹のあたりが膨らんでおり、これまでとは様子が明らかに違ったといい、その時に撮影した写真を掲載。
これについて乳ガン治療の第一人者で『よしもとブレストクリニック』の吉本賢隆院長は、乳ガンの治療法には、吐き気、倦怠感、発熱、むくみなど、多くの副作用があることを語っています。
<↓の画像が、昨年7月に撮影された写真>
さらに、2014年7月の夜にも同誌は麻央さんの異変を目撃していたことを報じており、その日は「七月大歌舞伎」の千秋楽で、2人の4回目の結婚記念日だったそうなのですが、着物姿の麻央さんは腰のあたりをさすり、時に顔を歪めながら腰を押さえていたそうで、それから約2ヶ月後に麻央さんの病気がはっかくしたとしています。
この他に同誌は、この時の麻央さんの様子、姉で同じくフリーアナの小林麻耶さんが夫婦の家を訪問する姿を紹介しているとのことなのですが、こうした報道に対してネット上では批判の嵐となっており、
- FRIDAY最低!!こういう写真は載せないで、そっとしておいて!
- 報道の自由の前に人てしての何かが大きく欠落していると思う。非常に腹立たしい。
- 病人と家族への配慮ってもんは無いのかよ。持ちつ持たれつとはいうが、これは許容範囲を明らかに超えてるだろ
- 病気と闘い生きようとしてる人にこれは失礼。本当に最低
- 病気だとわかった今、こういうのをわざわざ載せなくていいんじゃない?良識ってものがないのだろうか…
- こういう記事は避けるべきじゃないのかっ!酷過ぎる!人の血が通っているとは思えない!!
- FRIDAY、こんな報道姿勢では文春には勝てないぞ。あれだけお願いされたのになぜまだこんな報道を続ける。
- あの会見見てて、なんでこう言う記事出せるんやろ?神経疑うわ
などの怒りのコメントが多数寄せられ、その他にも、
- こりゃ不買運動ものですね。
- 配慮を書いた記事を掲載してある雑誌は買わない!
- フライデーは絶対に買いません。
などと、ネット上では不買運動にも発展しかねない騒動となっています。
これは今回このような記事を報じた『フライデー』だけでなく、16日発売の週刊誌『女性セブン』に掲載された記事にも同様に批判が寄せられており、報道の自粛を呼びかける声が多く上がっています。
これも週刊誌などのマスコミの仕事であるため、ある程度の取材、報道についてはしょうがない部分もあるかと思うのですが、麻央さん本人や疲弊している家族を追い込むような取材、過熱した報道については避けるべきだと思います。
今後どうなるかまだ分からない状態にあるため、海老蔵さんが訴えているように、出来だけ取材を控えるようにしてほしいものですね。