乳ガンによって9月に右乳房全摘出手術を受け、10月に退院した元女子プロレスラーでタレントとして活躍していた北斗晶さん(48)が、4日に抗ガン剤治療を開始するために再入院しました。
夫で元プロレスラーの佐々木健介さん(49)が、10月30日に放送の『怪傑えみちゃんねる』(関西テレビ)で明かしたところによると、北斗さんは半年の間に約8回の抗ガン剤治療を受けるそうで、佐々木さんは4日に「そばにいるよ」というタイトルでブログを更新し、病院のベッドの上で北斗さんの手を握り締める写真を投稿するとともに、「頑張れ~!」と一言コメントを添えています。
佐々木さんは愛妻家として知られており、度々バラエティ番組に夫婦揃って出演するなどしていましたが、北斗さんが芸能活動を休止してからは佐々木さんが代わってメディアに露出し、病気の妻を献身的にサポートする夫として好感度が急上昇しており、いつもニコニコとしていて家族も大事にしていることから、理想の夫として佐々木さんのことを挙げる女性も多くいます。
<↓の画像は、佐々木健介さんと北斗晶さんのツーショット写真>
そんな佐々木さんですが、テレビで見せる顔とは違った暴力的で、陰湿な裏の顔を持ち合わせていると以前より指摘されており、これはただの噂ではなく、それを裏付けるような証言が業界関係者からも上がっています。
佐々木さんは現役時代に“シゴキの鬼”だったことで有名で、厳しいシゴキによって辞めていった新人は数知れないといいます。
格闘技などのスポーツの世界では厳しいシゴキというのは当たり前のように行われており、それによって身体だけでなく精神力なども鍛えられるわけですが、佐々木さんのシゴキは常軌を逸していたようで、佐々木さんが設立した『健介オフィス(現:ダイヤモンド・リング)』に所属していた西川潤さん(28)が、2013年に自身のブログでそれを告発し大きな話題になりました。
<↓の画像が、西川潤さんの写真>
西村さんによると2011年2月、試合開始前に佐々木さんに控室に呼び出されて急いで向かったところ、階段の踊場に連れて行かれたそうなのですが、佐々木さんは周りをキョロキョロ見渡し、人がいないところを確認してから思いっきり殴りかかってきたといい、さらに髪を鷲掴みにされてコンクリートの壁に頭を打ち付けられたそうです。
これによって西村さんは頭が一瞬真っ白となり倒れたそうなのですが、佐々木さんは「立てコラッ!」と怒鳴り、起き上がったところで頬に3発張手、腹に蹴りを1発入れてきたといい、その後襟元を掴んで色々と怒鳴り散らされたそうなのですが、暴行される理由は全く見に覚えがなかったそうです。
また、西川さんはデビュー直前に背骨圧迫骨折の重症を負っており、デビュー戦が延期になるというトラブルに見舞われたのですが、これも佐々木さんが関係していたと明かしていました。
練習の終盤、疲労困ぱいの中で佐々木さんの愛弟子・中嶋勝彦さんに、今までやったことのないショルダースルーの受け身をやるように言われ、変に落ちたのか落とされたのか分からないものの、西川さんは受け身をとった瞬間に背中を強打して声も出せなくなり、動けなくなってしまったそうで、そこで佐々木さんに髪を引っ張られ「立てコラ!骨が折れてるわけじゃねぇんだから、やれ!」と言われ、出来ないということを目で訴えても10回同じ技で投げられ、この時すでに圧迫骨折していたとのこと。
佐々木さんの常軌を逸した暴行は犯罪の域に達していたと感じた西川さんは、不信感を抱いていたそうなのですが、それが決定的になったのは北斗さんに呼び出され、「ここに白いマグカップがあるだろ?でもな、先輩が黒って言えば黒だし、黄色と言えば黄色だぞ」 「先輩の言うことは絶対の世界だから、先輩に逆らうようなことはするなよ」と言い含められたといい、「ヤ○ザと一緒」と感じた西川さんは絶望し、この約半年後に西川さんは健介オフィスを退団。
西川さんは現役続行を希望していたものの、健介オフィスが勝手に引退と発表したそうで、マスコミ各社もそれにならって「本人の意思で引退」と報道。
さらに北斗さんも西川さんの退団について、「昨日付けで新人の西川潤が引退しました」とブログに記していました。
西川さんの告発は、単なる佐々木さんに対する恨みつらみを書き綴っただけの可能性もあるわけですが、健介オフィスは小規模にもかかわらず7年間で5人の新人が退団をしています。
また、佐々木さんは新日本プロレスに在籍していた時代も後輩からの評判が悪く、元力士の安田忠夫さんはインタビューで「当時、新日本の合宿にいた人間で佐々木さんのこと好きな人間、誰もいないです」と語り、元新日本プロレスの練習生で格闘家の菊田早苗さんも「(健介が)いい人だっていうのもちょっとなぁって思っちゃうな……」「『健介さん、すごい理想なんですよね』みたいなことを言ってる女の子がいたら絶対おかしいと思う!」と証言しています。
このような証言が出ている佐々木さんですが、さらには“殺人疑惑”が以前より囁かれています。
1995年1月に、新日本プロレスの当時22歳の練習生(観瓶広光さん)がスパーリング中、脳挫傷によって死亡する事故が発生したのですが、日本でも活躍していたカナダ出身のプロレスラーのクリス・ベノワさん(享年40)が自伝で「あれは殺人事件だった。危険なスープレックス(投げ技)を何度も繰り返し、危険な角度で頭から落としていたらしい」と伝聞ながら当時の状況を記し、名前は伏せているものの、犯人は佐々木さんだと分かるように綴っています。
しかし、警察は事故死と判断しており、さらに2012年に週刊誌『週刊文春』がこの事故の真相として、「当時の合同練習に参加した選手の話では、みんなでスパーリングをしている時に頭を打ったのであって、佐々木はコーチとしてその場に居たが、何度も投げたりはしていない」とし、佐々木さん自身は同誌の取材に対して「当時、コーチ(馳浩と佐々木健介)をしており、練習を観ていたので、管理責任がある。練習生が亡くなったことは忘れられない辛い想い出だ」と語っています。
ですが、この事件直後に当時現場監督だった長州力さんが「お前らとんでもないことをしちまったな。分かるかコラ! やった意味が分かるのかコラ!」と叫んでいたという証言もあることから、これは事故ではないと見ている方も多くいます。
このようなエピソードによって、佐々木さんは裏の顔を持っていると言われているものの、北斗さんと結婚した事によって丸くなったという声もあるのですが、2011年に放送されたドッキリ番組『パニックフェイス』(TBS系)で、北斗さんがもし傷害容疑をかけられたら佐々木さんはどうするのかというドッキリが仕掛けられ、佐々木さんは警察役の仕掛け人に「いい加減にしとけよ、おめぇよ」「調子に乗るなよ、コラ」等と机を叩きながら威嚇。
大事な北斗さんを守るための行動だったのかもしれないのですが、ネット上では「目が怖すぎる」「本当は凶暴なんだな…」「キレやすい人なんだ」「背筋が凍った」という声が上がっていました。
そんな佐々木さんについてプロレスライターは、人望の無さは業界屈指で、佐々木さんの引退パーティーには盟友の武藤敬司さんや蝶野正洋さん等が出席しなかったことでも分かるといい、昨年現役を引退したのも新人をシゴキ過ぎて、興行を打てるほどの選手数を確保出来ず、人望が無いことから自身の他団体参戦オファーも減少していた事が最大の要因だと語っています。
佐々木さんの現役時代の事をほとんど知らず、優しい夫のイメージがあった佐々木さんの悪評を初めて聞いた時には驚き、信じる事ができませんでしたが、佐々木さんのシゴキ等に対して苦言を呈している方が多くおり、実際に佐々木さんの元から多くの人が離れている事から、ただの噂ではなく、テレビで見せている顔ともう一つの裏の顔があることは間違いないのかもしれません。
ブログで佐々木さんの暴行を告発した西川さんは、「プロレス界全体ではなく、僕が知る限り、あの人たちだけ」と前置きし、「昔から何度も何度も不祥事を繰り返してきた人たちです。それを隠滅されてきました。また繰り返すに違いありません。繰り返さなくとも、その弟子がまた同じ人格になっていきますから、今止めないと大変です。」と訴えていましたが、過去に起きたような事故などが再び起こらないことを願うばかりです。