中村鶴松が建造物損壊で逮捕が波紋。中村七之助の警察官暴行事件も蒸し返され…歌舞伎俳優のトラブル相次ぎ物議

事件・事故・トラブル
  • 0

中村鶴松

一般家庭の出身で18代目・中村勘三郎さん(享年57)の部屋子として修行を積み、“3人目の息子”や“中村屋のホープ”などと言われていた歌舞伎俳優・中村鶴松容疑者(本名=清水大希 30歳)が、酒に酔った状態で飲食店のドアを破壊したとして逮捕され、翌日には釈放となりましたが、この事件は大きな波紋を広げています。

中村鶴松容疑者は18日午前0時50分ごろに、東京都台東区西浅草のケバブ店のトイレを無断で使用し、従業員に注意されたことで逆ギレ、出入り口のドアを蹴って破壊するなど暴れたことにより、警察に通報されて建造物損壊容疑で現行犯逮捕されました。

<↓の画像は、事件現場となった西浅草のケバブ店>
中村舞鶴が事件起こした西浅草のケバブ店の外観

警視庁蔵前警察署の取り調べに対しては「酒に酔っていて覚えてない」などと供述し、容疑を否認しているといい、19日夜に釈放されました。

蔵前警察署前に集まった報道陣に対しては、この度はご心配、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。被害者の方には今後とも誠心誠意対応させていただければと思いますと謝罪しました。

中村鶴松容疑者が釈放時の動画

歌舞伎の興行を手掛ける『松竹』はこの事件を受けて、中村鶴松容疑者が出演していた『新春浅草歌舞伎』からの降板を決定しました。

また、2月1日開幕の『猿若祭二月大歌舞伎』で中村鶴松容疑者は、「初代 中村舞鶴(まいづる)」の襲名と幹部昇進を予定していますが、これについて松竹は「対応を協議中」とコメントしています。

非常に大事な公演を目前に控えるなか、まさかの事件で逮捕され、ネット上では「七之助さんも昔不祥事起こして謹慎してたことあったけど。今回も謹慎かな」といった声も上がり、中村勘三郎さんの次男・中村七之助さん(42)が過去に起こした事件も蒸し返されるなどし、歌舞伎役者たちの素行不良が改めて問題視されています。

<↓の画像は、中村七之助さんと中村鶴松容疑者>
中村七之助と中村鶴松

中村七之助さんは、ハリウッド映画『ラストサムライ』で明治天皇役を演じてから約1年後の2005年1月末に、中村勘三郎さんの襲名を目前に控えて開催の祝賀パーティーに出席後、泥酔した状態でタクシーに無銭乗車してトラブルとなりました。

その後、タクシー運転手の通報を受けて駆けつけた警察官に対して、殴る蹴るの暴行を加えたとして公務執行妨害容疑で逮捕されました。

事件から2日後には処分保留のまま釈放され、後に不起訴処分となりました。

中村七之助さんは釈放後すぐに都内のホテルで謝罪会見を行い、「親の顔に泥を塗り、ファンにもご迷惑をおかけしました。恥ずかしさ、情けなさ、お詫びの気持ちでいっぱいです」「僕に自覚がなかった」などと涙ながらに謝罪し、2ヶ月間謹慎しました。

この事件によって中村勘三郎さんは、出演予定だった複数のイベントを急遽欠席しました。

ちなみに、中村鶴松容疑者は2005年に中村勘三郎さんの部屋子になり、2024年に歌舞伎座で主演を務めるなど、血の繋がりこそないものの、現在では中村屋のホープと言われるまでの存在となりました。

中村七之助さんは先日行われた『猿若祭二月大歌舞伎』の記者会見で容疑者について、「歳は離れていますけど、ちっちゃい頃から一緒にいる戦友」「鶴松が輝けるように、全力でサポートしたい」などと語っていました。

歌舞伎界では他にも、市川團十郎さんが酒に酔って半グレ集団『関東連合』のメンバーと揉め、暴行を受けて警察沙汰になったり、市川中車としても活動する香川照之さんが、銀座の高級クラブでホステスに性加害をしたと週刊誌に報じられ、多くの仕事を失いました。

歌舞伎界で酒絡みのトラブルが多い理由について、『ピンズバNEWS』(双葉社)の取材に芸能評論家・三杉武さんは、「歌舞伎俳優には酒好きが多いですし、酒席も多い。スポンサーやタニマチと飲んだり、仲間ともよく飲みますからね。昔から歌舞伎俳優といえば、“女遊びは芸の肥やし”の文化ですし、女性関係とお酒関連で派手にするのも粋や色気につながるといった伝統もいまだにあるんです。酒が強いことも歌舞伎俳優としての武器の1つになる」「周りに制止してくれる人も多くはない。空気を読むこと自体があまりありませんし、それで行き過ぎてしまうのではないでしょうか。」と語っています。

続けて、「そもそもが浮世離れした業界ですし、酒の飲み方も浮世離れしていて羽目を外しやすいんでしょう。鶴松さんは店のトイレを無断で使用して注意されて暴れたといいますが、“トイレ借ります”と一言伝えればいいだけなのに、それもしない感覚も浮世離れしています」「タレントなら鶴松さんのような事件を起こしたら一発アウトですが、歌舞伎界には“戻ってくる場所”があり、だから彼らは懲りないという背景もあるはず」と語っています。

大事な襲名興行を前に不祥事を起こし、中村鶴松容疑者だけでなく、歌舞伎界全体の体質に対して批判や呆れ声などが上がっており、歌舞伎ファンからも厳しい声が相次いでいます。

『スポーツ報知』によれば、中村鶴松容疑者は以前から言動に危うい部分があったそうで、13日に出席した会見では、「血がない役者ということだけで、差別、区別されて悔しい思いを多々してきた」「勘九郎の兄も、血のない役者の苦しみは気づいてくれない」などと語り、実力だけでなく周囲の強力サポートがあって幹部昇進が決まったにも関わらず、配慮に欠く発言で危うさが感じられたとしています。

そして、タニマチとの付き合いもあり、興行中に記憶が無くなるまで酒を飲んで警察沙汰のトラブルを起こし、多くの歌舞伎役者や松竹に大迷惑をかける結果となりましたが、酒に酔ってドアを壊しただけということから、比較的軽い処分で復帰するのではとみられています。

現時点で松竹はこの事件に対して正式にコメントは出しておらず、今後どのような処分を下すのかは明らかになっていませんが、今回の事件を受けて今後しばらく禁酒するなどして、再び同様のトラブルを起こすことがないようにしてほしいところです。

参照元
  • https://pinzuba.news/articles/-/13884
  • https://shueisha.online/articles/-/256277
  • https://hochi.news/articles/20260119-OHT1T51317.html
  • https://web.archive.org/web/20050203184351/http://www.zakzak.co.jp/gei/2005_02/g2005020102.html
  • https://web.archive.org/web/20090201010352/http://www.47news.jp/CN/200503/CN2005031101003769.html
コメントを残す

前の記事次の記事
芸トピの最新ニュースをお届け!