ジャニーズの5人組グループ『Sexy Zone(セクシーゾーン)』の人気メンバーで、“ケンティー”の愛称で親しまれている中島健人さん(なかじま・けんと 25歳)のソロ曲『Because of 愛』の振り付けにパクリ疑惑が浮上し、物議を醸しています。
中島健人さんのソロ曲『Because of 愛』は、セクシーゾーンが3月にリリースした6枚目アルバム『PAGES』の通常盤のみに収録されており、中島さんが作詞・作曲を手掛けています。
そして、中島健人さんは8月9日放送の音楽バラエティ番組『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム 金曜18時)で、『Because of 愛』のパフォーマンスを番組初披露し、セクシーゾーンファン等の間では大きな反響を呼んでいたのですが、その姿を見た人気K-POPグループ『防衛少年団(BTS)』のファンたちは中島さんが振り付けをパクっている、酷似しているなどと激怒し、両グループファンの間で言い争いが勃発することになりました。
『Because of 愛』の振り付けと酷似しているとBTSファンから指摘されている楽曲は、2018年5月に韓国でリリースされた3枚目アルバム『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』収録のイントロ曲『Singularity』で、この曲はBTSメンバーの“テテ”ことVさん(ヴィ 本名=キム・テヒョン 23歳)のソロ曲となっています。
パクリが指摘されている箇所はハンガーラックを使った演出で、『Singularity』ではVさんがハンガーにかけてあるジャケットに右腕を通し、まるで抱き合っているかのように見える演出があります。
一方の『Because of 愛』にも同じような演出があるほか、小道具として白い仮面を使用したり、4人のバックダンサーを使うなど似ている部分が複数あると指摘されています。
<↓の画像は、『Because of 愛』振り付け写真>
<↓の画像は、『Singularity』振り付け写真>
なお、中島健人さんは『ザ少年倶楽部』で『Because of 愛』のテーマについて聞かれると、「テーマは“悲しみから生まれる嫉妬”なんですけど。今回、作詞作曲させていただいて」「アダムとイブがちょっとイメージできるような。リンゴで」
と答えており、BTS・Vさんのソロ曲『Singularity』については言及していませんでした。
こうしてセクシーゾーンとBTSファン等の間で振り付けをパクった、パクってない論争が過熱し、セクシーゾーンのファンからは、
- BTSと中島くんのソロ曲の振り付けはどちらもKeone Madridさんです
- 振付師さんが一緒だからパフォーマンスが似てるんだと思う。なので健人くんはパクってないです!
という指摘も上がりました。
しかし、あるツイッターユーザーがケオネ・マドリッドさん(Keone Madrid)のツイッターに向けて、「Explain this(これを説明してください)」というメッセージを送ったところ、これに対してケオネ・マドリッドさんが、「それは私のしていることではありません」「Vと非常によく似た演出の振り付けは私のアイデアではない」「私はほかの芸術的な代案を提示した。該当の事実に私も驚いている」
などと答え、これによって中島健人さんのパクリ批判がより大きくなる事態となっています。
<↓の画像は、ケオネ・マドリッドさんのツイート写真>
一方で中島健人さん本人は、10日に更新したファン向け有料サイト『Johnny’s web』内の連載『Ken Tea Time』で、「振り付けと構成を作ってくれた ケネオさんに本当に感謝です」と記しているほか、「INeeDit」「2年前のダンス動画最高だった」とも記しており、2017年7月にケオネ・マドリッドさんがYouTubeへ投稿した動画『”I Need It”Johnny Balik | Keone Madrid Choreography』では、ハンガーラックを使用したハンガーダンスを披露していました。
また、V6が2017年に行ったコンサートの中で、同じようなハンガーダンスを披露していたことが明らかになっています。
そのため、中島健人さんがVさんの振り付けをパクったのか否か、ハッキリとしない部分もあるのですが、中島さんが雑誌『an・an』7月発売号に掲載の連載で、トレンドワードとして「シンギュラリティ」という言葉を使用していたため、Vさんの『Singularity』を強く意識しているのではないかとBTSファンからは疑いの目が向けられています。
<↓の画像が、『an・an』7月発売号の中島健人さん連載ページ写真>
この振り付けパクリ疑惑に対してネット上では、
- ついに日本のアイドルにまでケチをつけるようになったか
- パクるのは得意でも真似されるのは嫌なんだ。色々難しい方たちですね
- それぞれのファンが見てカッコイイと思うならそれでいいじゃん…なんていう簡単なものじゃないのか。
- ジャケットを人に見立てるなんてよくある振り付けじゃん。過去にもいろんな人がやってると思うけど
- この振付師のアイデアでないなら、誰のアイデア?中島健人が勝手に自分で振付けしたとでも?これ、真相は謎だわ
まぁ韓国は昔、日本の楽曲やらMVの内容やらCDのジャケ写やら、いろいろ盗作してたけどね - ハンガーに掛けたジャケットを人に見立てて・・・なんてそれ以前から見たことのある演出だけども。
それこそジャニーズの先輩方も様々結構やりつくしてる感があるけども。
そして別にそれがジャニ発祥の演出なワケでもなく、昔からそういう演出はあると思うのだが。 - これは振付師とゴーサインだした事務所の責任であり双方のタレント自身は悪くないのでは?
ただ中島健人は今後韓国の話を少し自粛した方がいいと思う。以前から防弾少年団好きだというのは結構表に出していたが、今この時期は日韓関係も泥沼化してきており、日本のKーPOPファンも相当神経質になってる。
表に出る人間として今回のように無駄な炎上を避けるためにも、ファンでいることは別に問題ないものの、プライベートの中だけで収めておく方が無難。 - ハンガーダンスはV6さんが踊っています。オペラ座の怪人にも、仮面と黒マント両方出てきますよね。
ハンガーダンスも、振り付け師さんが関わったI need itがBTSさんより前に公開されています。
振り付け師さんが同じで、BTSさん側から今回似すぎたという批判にあっていますが、ジャニーズが過去にBTSさんより先に利用した演出でもあり、まだ事実がハッキリしていないのに、どこまで関わったかすらわからない中島健人君を一方的に非難するのはかわいそうです。
などのコメントが寄せられています。
中島健人さんは今回の騒動が勃発する前から、K-POP好きでBTSのメンバーのことをかなり意識しているのではないか、Vさんの髪型やポーズ、バンダナなどのファッションを真似しているのではという疑惑が一部ファン等の間では話題になっていました。
そうした背景もあり、『Because of 愛』と『Singularity』の振り付けに、似ている部分が複数あるとして大きな騒動に発展してしまい、双方のファンが言い争いを繰り広げ、韓国系メディアもこの話題を取り上げるなどしています。
しかし、振付師が同じだけでなく以前からハンガーラックを使用したダンスは存在しており、白い仮面を使う演出も特に珍しいことではないため、振り付けや演出をパクったとは言い切れないと思います。
そもそも、ダンスの振り付けを決めたのも中島健人さん本人かどうかも不明なので、この件で中島さんのことを批判するのはおかしいとも感じるため、ファン同士で言い争うのはいいのですが、中島さんが振り付けをパクったと断定し非難するのは控えてもたいらいですね。