上西小百合衆議院議員が浦和レッズ対ドルトムントの親善試合結果を批判、サポーターブチギレで殺害予告の騒動に発展、クラブは静観の構え

無所属の上西小百合衆院議員(うえにし・さゆり 34歳)が22日に自身のツイッターを更新し、「くたばれレッズ！」と暴言を吐いたことで再び大炎上騒動に発展しています。

上西小百合議員は15日に埼玉スタジアムで開催された国際親善試合「浦和レッズ×ドルトムント」戦で、浦和レッズが2-3と逆転負けをしたことを受けて、自身のツイッター上で「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」とツイートし、浦和サポーターらから批判が殺到して炎上騒動に発展しました。

＜↓の画像が、上西小百合議員のツイート＞

上西小百合議員はさらに、「なんかブーブー言ってる」「サッカーの応援しているだけのくせに、なんかやった気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ」とツイートして火に油を注ぎ、議員事務所には浦和サポーターと思われる人物から「ぶっ殺す」「刺し刺す」「さらう」などといったFAX、メールが十数件送られてきたといい、19日に警視庁麹町署に被害を相談、被害届を提出しました。

こうした騒動になったことを受けて上西小百合議員は、浦和レッズ側に「対応を協議したい」と要望したものの、面会は辞退されたことをツイッターで報告。

ツイッター上では、「理由は“わざわざお越しいただくのも大変恐縮”との事でした。勿論これが本音ではなく、面倒な仕事を持ち込むなということでしょうが、日本を代表するビッグクラブの対応だとすれば、お粗末と思います。」「話をしないというのは怠慢です。私がレッズサポーターと揉めて得する事はない。会社がサポーターに追い付いていないんでしょう。百年構想が五十年で実現するかもしれないビッグクラブなのに、フロントがそれなら百年かかりますね」と、浦和レッズ側の対応を痛烈に批判していました。

その後22日には、大阪にある議員事務所に浦和レッズファンを名乗る中年男性2人が押しかけてきたそうで、『デイリースポーツ』によると、中年男性2人は「埼玉からやってきた」「レッズファンだ。お前はなんだ！」などと猛抗議していたとのことなのですが、その時はたまたまテレビの取材中だったことから大事には至らなかったといいます。

上西小百合議員は自身のツイッター上でもこれを報告するとともに、「レッズ関係者がこれを黙認するのならば私にも考えがあります。」「週刊誌から“企画として”レッズの試合を観に行きませんか、と言われて断ったけれど、レッズサポーターがこの程度のレベルなら行ってもいいと思う。」と投稿し、その上で「くたばれレッズ！」とツイートしていました。

上西小百合議員の発言が発端でこのような大騒動に発展することになったのですが、浦和レッズは22日に公式サイトを更新し、ファン・サポーターに向けて異例の声明を発表しました。

そのコメントでは、「本日、上西小百合議員の公式アカウントから、浦和レッズファンを名乗る方が上西議員の事務所を訪れたとのツイートがありました。現時点で事実かどうかはわかりませんが、浦和レッズとしましては、上記の事務所に行かれた方が、浦和レッズのファンであっても、なくても、この時点では関われる案件ではございません。警察から捜査協力など要請がございましたら、十分に協力させていただきます。」としています。

最後に、「ファン・サポーターのみなさまにおかれましては、心情は十分にお察ししますが、こうした動きに反応することは、浦和レッズはもちろんのこと、Jリーグやサッカー界、スポーツ界にとってもマイナスになりますので、ぜひ自重いただきますよう、お願い申し上げます。」と呼び掛けています。

そして、これに対してネット上では、

• さすが、ビッグクラブ大人の対応。
• 浦和は大人の対応。上西は子供。
• 浦和レッズが気の毒。完全にとばっちり。
• こいつは当たり屋だな
• なぜ上西議員が被害者みたいに？先に仕掛けたのは上西議員でしょ。
• 浦和はこの件に関わらない方がいい。マスコミもあまり面白おかしくこの女を取り上げないでほしい。
• もうクレーマーの炎上商法に付き合う必要なし。的確かつ当たり前の対応だと思います。浦和の対応方針に激しく賛同します。
• ナイス、広報！これ以上何かあったら、上西個人とフライデーのせいだね
• もう関わるなとチームの公式に言われる国会議員は前代未聞でしょうね。この方と関わると、関わっただけ同じレベルと思われてしまいますから、良識あるサポーターはもう関わらないのが勝ちだと思います。

などのコメントが寄せられています。

一部の浦和レッズサポーターを名乗る人物が、上西小百合議員の事務所などに殺害予告メールなどを送ったのは問題があるものの、その後も煽るような発言を繰り返している上西議員にも大きな問題があり、どっちもどっちとしか思えません。

上西小百合議員は今回の件で浦和レッズ側との協議を求めていますが、クラブ側は今回の騒動にはそもそも関係無いですし、話をしたところで上西議員の話題作りに利用されるだけかと思いますので、取り合わないというのが最善の対応ですね。

一方の上西小百合議員は、何も関係がないにも関わらず「くたばれレッズ！」とツイートしたことに対しては謝罪するべきですし、これ以上浦和レッズサポーターを批判し、煽るような言動は慎んでほしいものですね。