関西の人気タレント・上沼恵美子さん(かみぬま・えみこ 63歳)のマネージャーが10日にスポーツ紙の取材に応じ、お笑いコンビ『とろサーモン』の久保田かずのぶさん(39)と『スーパーマラドーナ』(略称:スーマラ)の武智さん(40)が、インスタグラムで配信した動画内で上沼さんに対し暴言を吐いた騒動について言及し、上沼さんの心境などを明らかにしました。
上沼恵美子さんのマネージャーは、暴言騒動の収束を図るためとして報道陣の取材に応じ、とろサーモン久保田かずのぶさんとスーマラ武智さんによる暴言騒動を上沼恵美子さんが知ったのは、動画配信から2日後の5日夕方のことだったと明かしています。
- とろサーモン久保田かずのぶさん、スーパーマラドーナ武智さんらが上沼恵美子さん批判をしている動画1(Twitter)
- とろサーモン久保田かずのぶさん、スーパーマラドーナ武智さんらが上沼恵美子さん批判をしている動画2(Twitter)
2人が所属する吉本興業は5日、上沼恵美子さん側に事実関係の報告と謝罪を行ったそうで、吉本側から「こういう失礼があったので、直接お詫びに行かせてください」といった連絡を受けた担当マネージャーは、それを上沼さん本人に伝えたそうです。
<↓の画像は、とろサーモン久保田かずのぶさん(左)、スーマラ武智さん(右)の写真>
この報告によって騒動が起きていることを知った上沼恵美子さんは、「ふ~ん、あーそう。もういいよ。重々承りましたと(相手側に)伝えておいて」「舞台の上で言ってくれたらええのにー。でもちゃんと審査したから大丈夫」
などとかなり冷静な反応で、気にするそぶりを見せなかったといい、マネージャーはその時の対応について「私が思った以上に(上沼は)神対応だった」と明かしています。
また、吉本興業側からは2人を連れて直接お詫びをしたいという申し入れがあったものの、マネージャーからその話を聞いた上沼恵美子さんは「お気持ちはいただきました」と答えたことから、これを受けて吉本側には「お気持ちは受け取りました。そんなことまでして頂かなくてけっこうです」と伝えたといいます。
そして、マネージャーは今回の暴言騒動に対する上沼恵美子さんの心境について、「騒がれる意味が分からない。お2人のことは何も気にしていないし、怒っていない、相手にしていない、興味無いというのが本当のところ。まったく済んだ話です」「ここから先は、何の進展も無いです」
とキッパリ話し、暴言騒動は完全に終結した話だと強調しています。
一部スポーツ紙などは、上沼恵美子さんが暴言動画に激怒しているという話を伝えていましたが、「怒っている方が面白いでしょうけど、全く。デマも流れましたが、冷たい言い方になりますけど本人は全く興味がなく、相手にしていないのが実情です」
と説明しています。
この他にも、上沼恵美子さんは暴言騒動を知る前の3日に出演したラジオ番組で、今年を含めて6回務めている審査員からの引退を匂わす発言をしていたのですが、これについてもマネージャーは、「(ダウンタウンの)松本さんの熱い思いと、(M-1を制作する)朝日放送さんへの恩義で行ってますけど、(上沼は)東京に行くのが邪魔くさいんですよ。毎年毎年、M-1が終わった後は(番組内で)『しんどかった』と言ってます。(今回の件が)来年も審査員を受けるかどうかには、全く関係がないです」
と語り、「今年限り」などの引退発言は毎年言っているジョークのようなもので、来年も引き受けるかどうかはオファーを受けた後に、本人と相談するとしています。
上沼恵美子さんのマネージャーはこのように本人の心境を代弁し、とろサーモン久保田かずのぶさんとスーマラ武智さんの暴言騒動には全く興味が無く、相手にもしてないことが改めて明らかになったのですが、これを受けてネット上では、
- 一言で言えば、断絶と思うわ
- この対応は2人には逆に辛いなー。めちゃくちゃ怒られた方がマシ!
2人は憂鬱な年末年始を過ごさないといけんけど自業自得 - これだけの大御所が半人前の芸人に何を言われようと、名が落ちるわけでも地位が揺らぐわけでもないし、マジで気にしてないでしょ
- 相手にしていない、か。直接の謝罪の機会もなく上沼さんからのはっきりとしたお許しを貰えることも無く終結。
と、なると上沼さんの周りの人間と吉本が気を使って一切共演させないだろうし、やっぱり終わったな。 - 大人の対応やな。でも、吉本興業は、それでも、謝罪の会見はするべきと思うし、うやむやにするのは、あかんと思うし、解雇しても、いいと思うし、キチンと対応はして欲しい
- そもそも同じ土俵にすら立ててなかった。上沼さんと松っちゃんに謝罪すら出来ない自分達の醜態を後悔しながら過ごすしか無いですね。反省して少しは芸磨きと人間磨きを頑張って。
などのコメントが寄せられています。
結局のところ、周囲が騒いでいただけで当人は全く気にしていなかったということで、上沼恵美子さんは9日に出演した『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ 日曜午前11時40分)でも暴言騒動について、「お2人のことは、全く私は何とも思っておりません。暴言だ何だって言ってますけども、全然結構です。悪いですけど興味ないです」
と語っています。
その一方で、この日放送の番組では吉本興業所属の芸人に対して、冗談ながらも「師匠とか上下関係が無いから、礼儀悪い人が多いな」といった毒を吐いたり、10日に生出演したラジオ番組『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ 月曜正午)でも、隔週パーソナリティーのキングコング・梶原雄太さんとトークする中で、「だいたい私、後輩にバカにされるようにできてんのかなぁ…」とつぶやいたり、「もういいですよ、何言われても。けっこう強(強く)なりましたから。アハハハ!」と、暴言騒動を匂わす発言をしています。
こうした発言から多少気にはしているとみられますが、上沼恵美子さん側としてはいい迷惑で、これ以上騒動に関わりたくないというのが本音でしょうね。
後は吉本興業が2人に対してどのような処分を下すかで、2人は現時点で劇場公演に出演したり、テレビ番組の収録に参加しているようです。
しかし、世間の反応を見る限りでは、騒動の幕引きを図るためには大なり小なり何かしらの処分が必要と感じますが、このまましれっと活動継続の形とするのでしょうかね…。