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高橋祐也に執行猶予判決下されたワケ。元関東連合メンバーと関係、薬物依存で再犯繰り返すも…

三田佳子次男・高橋祐也の判決が物議。実刑免れ保護観察付き執行猶予判決の理由、4度目の覚せい剤事件で逮捕も…

女優・三田佳子さん(みた・よしこ 77歳)の次男で、覚せい剤取締法違反(使用)の罪で4度目の逮捕となった元俳優・歌手の高橋祐也被告(たかはし・ゆうや 39歳)の判決公判が13日に開かれ、懲役2年6ヶ月・執行猶予5年(保護観察付き)の有罪判決が下されました。

起訴状によれば、9月9日ごろに東京・渋谷区内の自宅で覚せい剤を使用したとされ、高橋祐也被告も容疑を認めており、11月30日の初公判でも起訴内容に対して「間違いありません」と認め、「依存症の認識が希薄になっていた」「自分の愚かさと心の弱さに、非常に情けないと思っています」などと述べていました。

また、今後は沖縄にある薬物・アルコール・ギャンブル依存者の更生施設『琉球ガイア』に入寮予定だと語り、「依存症の怖さというものを身にしみて感じた。自分の犯した罪を償い、いつか依存症をカバーできる人間になりたい。この度は申し訳ありませんでした」と謝罪の言葉も述べていました。

そんな高橋祐也被告に対して検察側は、高橋被告が2008年にも覚せい剤事件で逮捕・起訴され、懲役1年6ヶ月の実刑判決を受けていることから、「常習性や依存性は顕著で、再犯のおそれは極めて大きい」として、懲役2年6ヶ月を求刑していました。

一方で高橋祐也被告の弁護側は、「リハビリ施設での適切な治療が必要だ」として執行猶予付き判決を求めていました。

そして、13日に東京地方裁判所で開かれた判決公判で裁判官は、「被告人は寂しさや不安から逃れるために覚せい剤を使用したと供述するが、動機としてくむべきものでは全くない。覚せい剤使用の常習性も認められ、刑事責任は到底軽視できない。実刑に処することも考えられる」と指摘しました。

しかし、「高橋被告が罪を認め、覚せい剤の入手先などを話していて、薬物治療をするのが相当」「犯行を認め、更生の意欲を示している」「専門施設に入所するなどして、2度と覚醒剤に手を出さないと述べている」などとして、懲役2年6ヶ月・執行猶予5年の保護観察付き判決を言い渡しました。

この判決によって高橋祐也被告は今後、毎月1回以上は保護司と会い、指導を受けることになります。

「保護司」というのは、犯罪者や非行に走った人たちと定期的に面会し、更生をしていくための約束事を守るように指導したり、普段の生活に対する助言、仕事に就くための手助けなどを行う一般職国家公務員です。

<↓の画像は、13日に出廷した高橋祐也被告の写真>

公判の最後に裁判官は、「覚醒剤を使わない日を1日1日積み重ねてもらわないといけないと思います。そのために環境をどう整えるのか、自身でよく考えてみてください」と述べ、高橋祐也被告は「はい」と答えて頭を下げていました。

こうした判決内容を受けてネット上では、

などのコメントが寄せられています。

高橋祐也被告は逮捕後に、10年以上前から付き合いのある半グレ集団『関東連合』の元メンバーで、高橋被告と共に会社を共同経営していた会社役員・境谷誠容疑者(さかいだに・まこと 41歳)から覚せい剤を購入していたことを明かしています。

<↓の画像は、12月7日に逮捕された境谷誠容疑者の写真>

高橋祐也被告の供述によると、昨年10月ごろに薬物の売人でもあった境谷誠容疑者から「仕事で損を出したお詫びに」として覚せい剤を譲り受け、これがきっかけで「1度だけ」という軽い気持ちで覚せい剤の使用を再開したといいます。

高橋祐也被告は2010年に一般女性と結婚し、現在8歳になる息子をもうけているのですが、すでに夫婦は別居しており、子供に会えない寂しさや不安な気持ちから覚せい剤の使用を再開してしまい、徐々に使用頻度が増えていき、今年6月ごろには週1回購入するようになったとのことです。

<↓の画像は、高橋祐也被告と別居中の妻の写真>

週刊誌『週刊文春』の報道によると、境谷誠容疑者と高橋祐也被告は地元の先輩後輩の関係にあり、2年前に投資事業で数百万円の借金を作って以降、三田家のお金を狙って借金返済のために高橋被告に覚せい剤を渡すようになったとし、それからはどんどん取り入って会社や飲食店を高橋被告と共同経営したり、高橋被告が問題を起こす度に場を収める役割を果たしていたようです。

そうした関係にあることから、高橋祐也被告の母・三田佳子さんと元NHKプロデューサーの父・高橋康夫さんは、高橋被告から境谷誠容疑者を遠ざけたいと思っていたそうなのですが、2人は先輩後輩の関係で、高橋被告は言いなり状態だったため縁を切ることが出来なかったといいます。

<↓の画像は、高橋祐也被告の父・高橋康夫さん、母・三田佳子さんの写真>

また、記事では三田家の知人が、高橋祐也被告が逮捕後の境谷誠容疑者の行動について、「境谷は自宅を飛び出し証拠を隠蔽にかかった。クスリ関係はもちろん、祐也と悪さをしたアイドルのヤバイ画像なんかもあったから……。祐也くんが更正する一番の近道は境谷と縁が切れること。これを機に2度と絡まないでほしいと、両親も切に願っています」と語っています。

そんな境谷誠容疑者との関係を高橋祐也被告は供述したほか、今後は更生施設で生活を送ることを誓ったことで更生の余地がまだあると判断されており、加えて前回実刑を受けてから約10年間、薬物に手を出していなかったことによって、今回は保護観察付きの執行猶予5年という判決となっています。

薬物依存者の処罰については近年、「処罰から治療へ」という考え方に変わってきているそうで、確かに刑務所に入れたとしても薬物依存状態から完全に脱却できるわけではないため、再犯の確率を少しでも下げるために専門の更生施設に入って、薬物を使わない生活に慣れさせるということは重要だとは思います。

その一方で、高橋祐也被告の場合は今回で4度目となるので、実刑判決を下して十分に反省させ、その上で更生施設に入る形でもいいのではないかと思いますし、高橋被告の覚せい剤事件は世間の注目度も高かったため、見せしめのためにも厳しい判決を下した方が良かったのではないかと思う部分もあります。

ネット上の反応を見ても、やはりなぜ実刑判決を下さなかったのかという声が多く上がっており、薬物依存者に対して甘すぎると物議を醸しており、これでもし数年後に5度目の逮捕となった場合には、そうした声がより大きくなるのは必至です。

高橋祐也被告の事件は三田佳子さんら家族にも悪影響を及ぼしているため、今回また更生を誓ったからにはどうにかして薬物依存から脱却し、少しずつでも更生していく姿を家族ら周囲に見せていってほしいものです。

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