俳優・三浦春馬さん(享年30)が18日に自宅で急死し、死の原因を巡って様々な情報が飛び交っています。
三浦春馬さんは17日夜までドラマの撮影に参加していましたが、18日朝から予定していた撮影に姿を現さず、マネージャーが自宅マンションへ行ったところ、クローゼットの中で首を吊った状態の三浦さんを発見、搬送先の病院で死亡が確認されたといいます。
自宅からは遺書のようなものが見つかっているため、警察は自殺とみて経緯を調べているそうなのですが、各スポーツ紙や週刊誌などはここ最近異変がみられたとの情報もあるとしています。
『スポーツニッポン』(スポニチ)の記事では、三浦春馬さんと何度も酒席を共にしたという友人が、「2年以上前から劇的に酒量が増えた」「自暴自棄になって、尋常じゃない量を飲んで泥酔するようになった。異変があったとは思っていたが、何も変えられなかった…」と語っています。
周囲には、「自分をすり減らしながら役作りをするタイプ。精神的には強くない」
と語る人もいるとしています。
『東京スポーツ』(東スポ)は、SNS上で誹謗中傷を浴びて参っていたとの情報もあるとし、新型コロナウイルスの感染拡大の中で今年3月までミュージカルで主演を務め、「コロナ禍の自粛ムードもあり、ミュージカルのSNS公式アカウントには公演を行うことを批判する書き込みが殺到した。そんな中で、一番プレッシャーを感じていたのが三浦さん。絶対に感染者を出してはいけないという公演で、批判の声を受けながらそれでも舞台に立っていた」「3、4年前くらいから精神的に不安定で、俳優仲間から『春馬は危うい』と指摘されたこともあった」
と演劇関係者が語っています。
また、プライベートで「とある団体との間でトラブルを抱えていた」との情報もあるそうなのですが、「ただ、それが自殺に繋がったどうかはわからない。一つ言えるのは、様ざまな要素が重なり、三浦さんが思いつめてしまうような土壌が出来上がっていたということだ」
と捜査関係者が指摘しています。
『週刊文春』は、「自宅からは『死にたい』と書かれた日記が見つかっている」との情報を伝えています。
そんな三浦春馬さんが亡くなる前まで参加していたドラマは、9月スタート予定の松岡茉優さん主演『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系 火曜22時)だったのですが、このままお蔵入りになる可能性もあると『日刊スポーツ』や『スポーツ報知』が伝えています。
<↓の画像が、ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』出演の松岡茉優さん、三浦春馬さんの写真>
『おカネの切れ目が恋のはじまり』は、すでに第1話の撮影が終了して第2話以降の撮影が進んでいたといい、第6話まで台本も出来上がっているそうです。
TBSは取材に対して「関係各所と協議していく予定」とし、今後どうなるかはまだ分からない状況にあるのですが、関係者は今後について、「TBSはスポンサーも決まっているし代役を立ててもやりたい。ただ、現場は状況が状況なだけに、続けるのは難しいのではないか」「作品はお蔵入りになる可能性が高いのでは」
と語っています。
なお、三浦春馬さんは来年公開予定の新田真剣佑さん主演映画『ブレイブ 群青戦』にも出演しているのですが、撮影は今年1月にクランクアップを迎え、予定通り公開する予定とのことです。
これらの報道を受けてネット上では、
- 容姿も演技も多才で全て完璧で羨ましい存在だった、三浦さん。なにを抱えて、悩んでこんなことになってしまったのか。ほんとに残念でなりません。
- オーバーワークだったのでしょうか。ドラマ、映画、舞台に歌まで。
外から見たら順風満帆に見えても本人は重責や外の声、疲労など限界だったのかもしれない。
コロナで少し自宅待機があったろうから余計に色々考えたりまた仕事始めるのがしんどかったのかな。
メモは残っていたみたいだけど真相は本人にしか分からない。 - JUJUさんとの番組も、最近では全国を巡って職人さんを取り上げたり、昨晩はコンフィデンスマンで爽やかな演技。どれも好感が持てて好きでした。
身内が亡くなったが如く、ほんとに胸が苦しい。どんな想いで逝かれたのかはわからないが、ほんとにほんとに安らかに… - ドラマの放送は無理かなと思いますけどね…。共演者の方、得に松岡茉優さんの精神的な事を考えると、とても代役で、とはいかないような。難しいですね。
- 賛否両論あるし難しいとは思うけれど、個人的には春馬さんが撮影したところまで放送して欲しい。彼の生きた証を見たい。
その後の代役も難しいだろうし、スタッフや演者の精神的負担を考えると厳しいことはわかってる。ただただ春馬さんのシーンを見たいというただのエゴなんだけどね - 代役を立てても、スタッフや出演者も複雑な気持ちや悲しみがあるし、同じように演技できるか…
私だったら出来ないなあ。松岡さんや他の出演者の皆さんが大丈夫ならやったらいい。大丈夫じゃないなら無理にやらないほうがいいと思う。 - とある団体……なんだろう。そうなってくると自殺に絞らず、他殺という線も念頭に置いてしっかり調べてほしい…
ドラマの見すぎかな…いずれにせよ、周りに頼れる人はいなかったのか、まだ30ですよ。。悔しすぎるよ。悲しすぎるよ。辛すぎるよ。。。
などの声が上がっています。
三浦春馬さんは仲の良い俳優仲間らにも、特に悩みなどを漏らすこと無く普段と変わらない姿を見せていたそうで、それによって生前親交があった方々も非常に大きなショックを受けており、18日に生放送された音楽特番『音楽の日』(TBS系)では、10年以上前から複数の作品で共演し、仲が良かった城田優さんが涙をこらえながら歌唱する姿を見せていました。
三浦春馬さんは今年も多忙を極めており、複数のドラマや映画、舞台などを掛け持ちし、加えて歌手としても活動、今年8月には2枚目のシングルをリリース予定で、24日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にも歌手として初出演する予定でした。
そうした中で自ら命を絶ってしまい、複数のメディアが最近異変がみられていたことや、プライベートで悩みを抱えていたなどの情報を伝えているのですが、今のところ直接死に繋がるような具体的な情報は無く、憶測の域を出ないものばかりとなっています。
三浦春馬さんは仕事などに対して非常に真面目で、ストイックだったとされており、様々な悩みを1人で抱え込み、許容量をオーバーしてしまったことで死を選んでしまったのかもしれませんが、現時点で真相は謎に包まれており、今後死に至った原因が明らかにされるのか否か見守っていきたいところです。