4人組ロックバンドの“ワンオク”こと『ONE OK ROCK』が、20・21日に大阪と千葉で開催のロックフェス『サマーソニック2022』に出演し、観客に対して声出しを煽るなどの行為をしていたことが明らかとなり、ネット上で大きな波紋を広げています。
ワンオクのボーカル・Takaさん(本名=森内貴寛 34歳)はMCで、「前のアーティストのメーガン(ラッパーのMEGAN THEE STALLION)でもあんだけ声出してたんだから、もういくら出したって関係ねぇだろ。俺ら今回の夏フェスに臨む前に、どのフェスも『“出禁”覚悟でやってっから、お前ら覚悟しとけよ!』という宣言をして参りました。最後もし怒られたら俺が謝るから、お前らひと夏の思い出、最高の思い出にして帰ってくれよ!宜しくお願いします」
と語り、これに対して観客からは大歓声が上がっていました。
その後も、ワンオクTakaさんは観客に「聞こえないぜ!もっと」と声を出すよう煽っていたほか、声出しについては、「中には『止めて~』って思ってる人もいると思うんだよね。ゴメンね、でもこれが俺らのやり方なんだ。お付き合いください。嫌だったらさ、ちょっと息する回数とか減らしてみたら?冗談です」
と語る場面もありました。
そして、ワンオクTakaさんが観客に声出しを煽っていたことに対してネット上では、
- 俺が謝るぜ!出禁覚悟だ!これが俺たちのロックだ!(笑)
- お上に逆らうのはいいと思うけど、興業主のルール無視しちゃイカンでしょ
- 30半ばのおっさんが中学生みたいだね
- 怒られたら謝るで 責任取れないだろ
- 自分が謝れば済むと思ってる俺様精神の自惚れに反吐が出る
- 実際に謝ったり諸々の対応をするのはこいつじゃなくスタッフ
- 拠点をアメリカに移したし煽るだけ煽って逃げればいいんだから何も怖いもんないんだよ
- 社会の要請に逆らうことに意義や美学を感じてそうなところが幼稚で糞ダサい
- 馬鹿だな。こんな事言ったらイベンターから敬遠されるだろ
- 自分達のワンマンライブでやればいいのに、他も出てるサマソニでやるのがダサすぎだろ
- 自分が後で怒られて出禁になればそれで終わりと思ってるのが恐ろしい。他のアーティストにも大迷惑やん
- そんなに声出したきゃ、自分達でスタッフ集めて 自分達で会場押えて 自分達で準備して 声出し覚悟の奴らだけ来いって 自分達の世界だけでやれ
などの批判が殺到しており、炎上状態になっています。
こうした騒動を受けてワンオクTakaさんはインスタグラムを更新し、「会場にいた人達には僕の気持ちは伝わってると信じてる。でもいいわけはしません。嫌な気持ちにさせてしまった人達へ。ごめんね。」
と綴っています。
<↓の画像は、ワンオクTakaさんのインスタグラム投稿写真>
ワンオクTakaさんは6月にインスタグラムでライブ配信をした際に、今後出演予定のサマソニ等で出入り禁止になる覚悟で観客を煽ると宣言しており、「(気持ちが)心から出ちゃえば、誰の責任でもないよね」「とにかく俺は煽るよ。煽るけど、みんなは反対の意味だと思って。俺は普通にライブをやりたい。多分『歌って』とか、テンション上がりすぎて『暴れろ』とか言っちゃうかもしれない。それは言わせといて。ロックバンドなんだからしょうがねえじゃん。久々なんだから言わせてよ」「ロックフェスに観に来る奴はある程度の覚悟決めて来てんだろ?」
などと語っていました。
また、新型コロナウイルスのクラスターがもし発生した場合に、責任は取れるのかとのコメントが寄せられると、「クラスターになったら誰も責任は取れないよ。でも、そういう風に楽しくしようって言ってんの。お前頭悪いな」
と答えていました。
一部のアーティストはソロライブで観客の収容率を半分に減らし、その上で声出しを解禁したり、今月27・28日開催の野外ロックフェス『RUSH BALL 2022』では、マスクを着した上での断続的なコールアンドレスポンスを可能とするなど、新たな試みが行われています。
ただ、サマソニではフェス開催にあたってのガイドラインで、「飛沫感染防止のためライブ中の歓声・大声での会話・コールアンドレスポンスなどは禁止といたします」「感染防止の為、モッシュ・ダイブやお客様同士のハイタッチなどの接触行為を禁止といたします」
といったことを明記しており、その上でコロナ禍での開催となっていることから、ワンオクTakaさんの発言を巡っては物議を醸していました。
そして、実際にフェスのルールを無視して観客を煽る行為をしたのは驚きで、ワンオクTakaさんは出禁も覚悟の上とし、主催者に怒られたら謝るなどと語っていますが、謝って済むような問題ではなく、周囲への影響も考えずにあまりにも無責任な言動に対して、ワンオクファンからも呆れ声などが上がっています。
ワンオクのような人気バンドがこうした行動を取ったのは非常に残念で、自分たちの考えの元で自由にやりたいのであればソロライブを開催し、サマソニへの出演は辞退するべきだったのではと思いますね。