モデル・タレントのローラさん(本名=佐藤えり 27歳)の公式ファンクラブ『ROLA’S FAN CLUB』が、11月をもって解散することが公式サイト上で発表され、ファンらの間で大きな話題になっています。
ファンクラブ解散は24日にメールマガジンで会員に報告され、解散理由については「諸事情により、現在コンテンツの更新を行うことが困難な状況で、再開時期の目処(めど)が立たないため、これ以上ファンの皆様をお待たせする訳にも参りませんので、このような判断に至りました」と説明しています。
25日には公式サイト上でもファンクラブ解散が発表され、「2017年11月30日をもちましてお休みさせていただくこととなりました」と報告し、解散の理由についてもメルマガと同様のことが記されており、「今まで応援してくださったファンの皆様には、突然のご報告となり大変申し訳ございません。誠に勝手ではございますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます」と謝罪しています。
なお、12月1日以降の新規入会や継続手続きを停止し、会員には会費の返金などを行うとしています。
ローラさんの公式ファンクラブ『ROLA’S FAN CLUB』は、2年前の2015年9月1日に設立され、発足直前に行った発足記念ファンミーティングでは、会場に招待した12組24名の女性ファンを前にして涙を見せながら、「ローラが元気がなくなったときにいつも応援してくれて…」と語り、ファンクラブ設立の経緯については「ファンの方が応援してくれるとすごいうれしい。何かお返ししたいと思ってファンクラブを作りたいと思ったの」と説明。
<↓の画像は、2015年9月に『ROLA’S FAN CLUB』を設立したローラさんの写真>
ファンクラブの今後については、「ずっとみんなで集まって小さな幸せなパーティーをしていきたいね」「今までにない特別なファンクラブにしたい。色々と考えてるけど、詳細は秘密でございます!」と笑顔で語っていました。
しかしながら、ファンクラブ設立からわずか2年で解散という結末を迎えてしまったのですが、これは現在所属事務所『LIBERA(リベラ)』と契約を巡ってトラブルになっていることが大きな原因とみられています。
各週刊誌などの報道によれば、ローラさんは17歳の時にスカウトされて『LIBERA』からモデルとしてデビューし、これまで10年にわたってモデル・タレント活動などを行ってきましたが、事務所との契約書には、事務所側の了承を得られない限り10年間の契約更新が可能などと記されており、ローラさん側はこの内容は不当だとして契約解除を求めています。
これによって双方が話し合いを行う形になったのですが、現時点ではまだ和解には至っておらず、今後裁判にまで発展する可能性があるとも言われています。
また、ローラさんが8月20日に代理人弁護士を通じて、『LIBERA』に契約破棄に向けた事前協議の申し入れを行ったほか、2ヶ月後の10月20日には、自身が仕事に携わっている各クライアントに文書を送付していたことも明らかになっており、代理人弁護士が事務所側に契約解除の通知を行ったことを報告するとともに、契約解除という対応がやむを得ないもので、正当なものであると主張しています。
さらに今後については「この解除によりまして、ローラとLIBERA株式会社との契約は終了し、両者は無関係となりますので、ローラはこれから皆様との間で直接お話をさせていただき、より良い関係を築いていけることを楽しみにいたしております。」と報告しています。
一方、『LIBERA』側はこうしたローラさんの勝手な動きに対し、怒りをあらわにしていることを週刊誌『フライデー』や『女性自身』が報じており、『LIBERA』は「契約はまだ続いているし話し合いをしている最中。文書をスポンサーに送るのは営業妨害だ」と主張。
実際に担当者は週刊誌の取材に対して、「内容証明を送ったことは事実です。契約はまだ続いていて解除もされていません。このような文章をスポンサーに送るのは偽計業務妨害にあたる可能性があると考えています」「今年6月以降、契約を解除するにせよ、更新するにせよ、法的に有効な形での合意は何もなされていないんです。それにも関わらず、彼女は実力行使に打って出た。これはさすがに納得できません。」と語っています。
『LIBERA』側はこのように語っているのですが、ローラさんはすでに新事務所『MOKA BEAR』を設立しており、双子の兄で元モデルのリョウさんが代表取締役に就任し、新たな仕事の打ち合わせなども行っていると『フライデー』は報じています。
『女性自身』の取材に対してもローラさん側の代理人弁護士は、「契約自体が公序良俗に反していますし、ローラにとってあまりに不利な内容。」「事務所には解除を伝えてきたので契約は終了したと認識しています。」と話し、「事務所から内容証明も届きましたがまだ返答はしておりません。必要であれば今後も交渉を続けていくと思います」としています。
このような泥沼の争いに発展してしまい、公式ファンクラブ『ROLA’S FAN CLUB』もついに解散することが決定したのですが、ネット上の反応を見てみると、
- クリエイターならともかくタレントは事務所と揉めると終るのが宿命。SMAP規模でないと独立は難しい。
- 奴隷契約なのかもしれないけど、お父さんのあの一件で消えてもおかしくない状況だったのに今はCMにも複数出られているって事は事務所の力も大きかったからじゃないのかな。はたから見たら間違いなく好感度は落ちてしまいましたね。
- 事務所を辞めたがってるということは単純に金銭面かなと思うのだが、あれだけ毎日インスタでお洒落な格好を日替わりで出来てる姿を見ていると、素人目には貰うモノは貰ってると思う。何かタチの悪い輩に煽られてるニオイがする。
- 代わりの人はいくらでもいる芸能界。次のチャンスをつかむ芸能人は確実に出てくる。
- 芸能界離れるのもいいんじゃないか。以前記事だかインタビューだかで将来の目標とか夢について語っていたけど、身内のことや見た目や売り出し方のせいで誤解されやすいだけで芯は真面目なんだろうと思った。芸能界でなくても自分の居場所を見つけられると思う。身も心もボロボロになるよりよほどマシ。
などのコメントが寄せられています。
今回の独立騒動のきっかけとなったのは、ローラさんと『LIBERA』の社長との間で起きたトラブルで、金銭的な問題も原因だと言われているのですが、事務所の支えがあったからこそ、ここまで人気を得ることができたわけですし、父親が過去に逮捕された際にも、特に仕事に影響を与えることなく活動を続けられたのは事務所が上手く対処したことにあるとみられるため、もう少し上手く話し合いを進めていった方が良かったのではないかと感じます。
実際にネット上では、今回の独立騒動に対してローラさんを批判する声も多く見受けられ、これまで築き上げてきたイメージにも悪影響を与えてしまっています。
ローラさんは現在、ライオン、サントリー、ユニクロ、楽天といった大手企業のイメージキャラクターを務め、合計26社の企業と契約してCMなどに出演しているのですが、今後もし事務所独立をめぐる騒動でイメージダウンしてしまった場合、一気に契約を切られるといった可能性などもあるため、ファンのためにも出来ればこれ以上事を荒立てずに、和解に向けた話し合いを進めていってほしいなと思いますね…。