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ローラの事務所独立問題、公正取引委員会の調査で新たな動き? 意味深ツイートの真相、社長とのトラブルが明らかに

ローラが奴隷契約、事務所トラブルで精神不安定、鬱病寸前の状態? LIBERAの羽布津康史社長と大モメで独立か移籍?

元TBSの“マスパン”こと枡田絵理奈アナウンサーや、モデル・タレントのダレノガレ明美さんらを擁する芸能事務所『LIBERA(リベラ)』の看板タレント・ローラさん(本名=佐藤えり 27歳)が、事務所の羽布津康史社長(39)との関係が悪化し、現在トラブルになっていることを週刊誌『週刊文春』が報じています。

『週刊文春』は今年6月にも、ローラさんと事務所の間でトラブルが起きていることを報じていたのですが、今回は両者の間でどのようなトラブルが起きているのか詳報しており、アメリカ・ロサンゼルスに滞在中のローラさん本人にも直撃取材を敢行しています。

ローラさんは6月17日午前0時過ぎに自身のツイッター上で、「最近裏切られたことがあって心から悲しくて沈んでいる」「いま誰のことも信じられないくらい怖いんだ。でもねお兄ちゃんが守ってくれているの」「我慢をずっと続けていると、人はいつか倒れてしまうの。」「黒い心を持った人とは絶対に一緒にいたくない。10年の信頼をかえしてください。」などと意味深な内容のツイートを連投し、ファン以外の間でも大きな話題になりました。

そして、この意味深ツイートに対して様々な憶測が飛び交っていたのですが、『週刊文春』をはじめとした様々な週刊誌が所属事務所『LIBERA』との関係が悪化していることを相次いで報じました。

『週刊文春』によれば、事務所の創業者でもある羽布津康史社長との関係が悪化してしまったことで大きなトラブルになっているそうで、現在もCMには10本以上出演しているものの、テレビ番組のレギュラーは0本という異常事態にあり、芸能記者は「年内にも独立して、個人事務所を設立するか、他の事務所へ移籍する方向で話が進んでいると見られています。」と語っています。

ローラさんは今から10年前の2007年(当時高校3年生)に、東京・渋谷で羽布津康史社長からスカウトされ、ファッション誌のモデルとしてデビューを果たし、2010年に出演した『しゃべくり007』(日本テレビ系)への出演がきっかけで仕事が激増、バラエティ番組にも出演するようになりました。

2012年には、テレビ番組の出演数が200本に達し一躍人気タレントになり、ローラさんのブレークによって『LIBERA』も急成長を遂げ、昨年の事務所の売上高8億円(推定)のうち、約9割がローラさんに関連した収入だといいます。

しかし、ローラさんと羽布津康史社長の間には深い溝が生じ、数年前から2人は頻繁に衝突していて、ローラさんが泣きながら「もう無理」と話していたこともあったそうです。

『週刊文春』はトラブルの真相を探るため、現在ローラさんの相談に乗っているという親友に取材を行っているのですが、発端となったのはテレビの仕事が増え始めた約7年前に、ローラさんを溺愛していた羽布津康史社長がプライベートも徹底的に管理し始め、誰かに会う時にはマネージャーに報告するように義務付け、共演者と連絡を取る際にも社長の許可が必要だったといいます。

ローラさんも当初は社長を信頼しており、厳しく管理されてもトラブルは起きていなかったようなのですが、ある仕事で知り合った男性のクリエイターがローラさんを食事に誘い、それを知った羽布津康史社長が激怒して「二度と会うな」とクリエイターに猛抗議したといい、さらにはローラさんのケータイから家族以外のデータを削除させたそうです。

ローラさんは「何も悪いことはしてないから信じて」と何度も言ったものの、聞く耳を持ってもらえず、羽布津康史社長の態度はこれ以降さらにエスカレートし、ある契約書を持ってローラさんの自宅に乗り込み、ボディビルの経験もある羽布津社長は壁を殴って穴を開けた上で、「契約書にサインしなければ給料を下げるし、衣装も出さない」と迫ったとのことです。

こうした態度に怯えたローラさんは、契約書の内容がよく理解できないまま泣きながらサインしてしまい、これもトラブルの原因となっているようです。

その契約書は「専属芸術家契約書」で、A4用紙5枚分の書面には、「本契約の有効期間は2010年7月1日から2020年6月末までの満10年間とする」と記されていました。

さらに、10年が過ぎても自動的にまた10年間の契約が更新されるものとなっており、契約更新をしないとローラさんが伝えたとしても、事務所側の了承が得られなければ契約解除できないという圧倒的に不利な契約内容だったそうです。

加えて、契約終了して2年間は芸能活動ができず、その間に独立や事務所移籍は事実上不可能といったもので、これは奴隷契約だとしています。

労働問題に詳しい弁護士によれば、一般的なタレントの契約期間は1~3年となっており、その他の条件についてもあまりにもタレント側が不利な内容で、契約終了後も2年間芸能活動ができないというのは、憲法22条(職業選択の自由)によって拘束力はないという裁判例があるといいます。

ローラさんの親友によると、羽布津康史社長はさらに、契約書にサイン後もギャラを10分の1以下に下げたこともあったといい、契約書ではギャラの配分は事務所と5:5とはなっているものの、事務所側にいくら入っているのか不明で、ギャラの支払いは不透明だったそうです。

このような契約を交わし活動を行っていたローラさんですが、この数年の間にローラさんが信頼していたスタッフが事務所を離れ、それも大きなストレスの原因になっているそうで、長年ローラさんを支えてきた敏腕マネージャー、デビュー当初から東京の父と慕っていた幹部も辞めてしまい、今年春には英語教師を兼ねていた外国人のマネージャーも退社に追い込まれるなど、この数年で2名の取締役を含む計5人以上が退社しているとのことです。

そうした中で、今年の春先にローラさんがあの契約書の内容を確認したいと申し出たところ、羽布津康史社長は事務所を辞めることを考えていると疑い、「辞めるつもりなら、暴露本を出してやる」「日本だけでなくアメリカでも活動できなくするぞ」と恫喝してきたといい、ローラさんは親友に「こんな状態があと何年続くんだろう。もう限界…」と漏らしていたそうです。

そして、今年5月下旬に空港の入国検査を待っている時に突然、目の前が真っ暗になってパニック障害のような状態になり、その場で倒れてしまったといい、その1週間前にも撮影を行っていた時に、身体が言うことを聞かずに声をあげて泣いてしまうなど、精神的にかなり不安定な状態になっていたようです。

親友によれば、2年ほど前から不眠症で睡眠薬を飲まなければ寝られない時もあったそうで、6月中旬に病院へ行ったところ、「これ以上、症状が進行すると鬱病です」と医師から告げられ、この直後にあの意味深ツイートをしたのだといいます。

『週刊文春』はローラさん本人に話を聞くため、ロサンゼルスに行き直撃取材を敢行し、事務所との契約をめぐるトラブルについて聞くと、「んー…」と沈黙を続けたものの、今後の活動について質問したところ、「心配してくれてありがとう。うん、私頑張る。これからもいみんなをハッピーにするから待っててね」と言って立ち去ったそうです。

その一方で、羽布津康史社長に取材を申し込むと、『LIBERA』の代理人が「(ツイッターの内容が羽布津氏とローラのトラブルという)認識はありません。所属タレントの契約内容は開示できません。(契約書をめぐる暴力や暴言、マネジメントのトラブルなどについて)そのような事実はありません。今後も所属タレントの意向を踏まえたマネジメントを続ける予定です」と、ローラさんとのトラブルを完全否定していたとしています。

しかし、ローラさんと事務所の間には深い溝が生じているとみられ、独立、事務所移籍に向けて動いていく可能性は高いとみられています。

もし今後ローラさんが事務所からの独立・移籍することを決意した場合、女優・のんさん(旧芸名・本名=能年玲奈)、清水富美加さん(法名=千眼美子)らと同様に大きな騒動に発展する可能性が非常に高いのですが、『公正取引委員会』(略称:公取委)は7月、芸能タレントやスポーツ選手などが芸能事務所や企業などと結ぶ契約が、独占禁止法に抵触するものがないかどうか調査を開始したことが明らかとなっています。

まず8月4日に有識者会議が開かれ、タレントの独立・移籍の制限、事務所を辞めた後の活動を妨害するといったケースがないかが調査され、年内にも何らかの発表があるとみられているのですが、今回報じられたローラさんと事務所側のトラブルに対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

ローラさんが芸能入りし、ここまでの人気タレントになったのは当然事務所の努力や力も大きく、これまでに相当な額の投資を行ってきたものとみられることから、事務所の方針に合わないなどの勝手な理由で契約解除を申し入れたり、契約更新を拒否し、独立したり、他の事務所に移籍するといったことが許されてしまうと、事務所側が大きな損害を被ることになってしまいます。

しかし、『週刊文春』などが報じている記事の内容がもし事実だとすると、ここまで関係が悪化した原因は事務所側にあり、社長の横暴な態度によって多くの社員も事務所を離れ、ローラさん本人も精神的に追い込まれてしまい、鬱病になる手前の状態になっているとのことから、こうしたケースの場合には、独立や移籍などは当然許されるべきなのではないかと思いますね。

また、もし独立や移籍が出来たとしても、テレビ局などが事務所の顔色をうかがったり、事務所の圧力などによって使うのを控えるといったことが実際にあるわけですが、こうした部分についても今後改善していくべき点だと思いますので、公取委がメスを入れてくことで少しずつでも改善されていくことに期待したいです。

『東京スポーツ』や『週刊新潮』などの報道によると、タレント・堺正章さんらがローラさんに救いの手を差し伸べているそうで、今後大きな動きがある可能性があることから、引き続きローラさん周辺の動向に注目したいところです。

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