今年5月29日に結成30周年を迎えるヴィジュアル系ロックバンド『LUNA SEA(ルナシー)』のボーカルで、俳優・作家活動などもしている河村隆一さん(かわむら・りゅういち 現姓=佐野 48歳)が13日にブログを更新し、11日に「肺腺ガン」の切除手術を受けたことを明らかにしました。
河村隆一さんはブログで、「少し前にみつかった・・肺の腺癌を切除する手術を11日に行いました。術後は良好に回復しております。」
と、肺腺ガンの切除手術を告白しています。
続けて、「今回のオペは部分切除・・肺活量も今までとほぼ変わらないだろうということ!!ヴォーカリストとしては一番気になるところ・・まだ小さな癌だったので術後の放射線や抗がん剤も使う必要がないそうです。」
と明かしています。
今後については、「これからの残された時間、一本一本のライブが大切になっていきます。後悔を残さぬように、自分のもてる最高のパフォーマンスを出し切れる様にのぞんで参ります。」
と綴っています。
LUNA SEAは2000年に一度活動休止を発表したものの、2010年に活動を再開し、その後は精力的に音源のリリースやライブ活動などを行っており、昨年2月からは全9ヶ所18公演のツアーを開催、結成記念日には日本武道館でライブ、6月には2度目となる主催フェス『LUNATIC FEST. 2018』を開催しました。
<↓の画像は、LUNA SEAメンバーの写真>
(左からギター・SUGIZOさん、ドラム・真矢さん、河村隆一さん、ベース・Jさん、ギター・INORANさん)
その後も様々なライブフェスに出演し、12月22・23日にはさいたまスーパーアリーナでワンマン公演、さらに河村隆一さんはソロで大晦日にカウントダウンライブを開催しています。
今年は、LUNA SEAの結成30周年記念となる5月29日にファンクラブ限定ライブをZepp Tokyoで開催し、5月30・6月1日には30周年記念のスペシャルライブを日本武道館で開催することが決定しています。
このように精力的に活動している中で肺腺ガンが見つかり、手術を受けていたことが判明しファンからは、
- びっくりです。でも初期と聞いて安心しました。これからも信じてずっと応援してついていきますので、安心してゆっくり休んでしっかり治してくださいね!手術お疲れ様でした。回復待ってます
- かなりショックです ホントにホントに大丈夫なのでしょうか…残された時間などと書かれると 涙が止まらないよ。秀樹兄貴の突然の死もファンだった私はショックでした。
気を付けていても 病気になるのは 仕方ないけど…いつまでも いつまでも 貴方の声が聴きたい…隆ちゃんが 私のすべてだから
私たち ファンに出来ることと言ったら ただ 無理せずに…としか 言えないし…もどかしい気持ちです - 驚きました。もうRYUICHIも48歳なんですね…早期発見だったのが幸いです。歌唱力は未だに健在ですしまだまだLUNA SEAの活躍を見たいので、焦らず万全の状態にしてから復帰してくださいね。
- 早い段階で見つかって本当によかったですが、これからもご自愛くださいね。これからも大好きな隆一さんの歌を聞き続けられる事を心から願っています。
- 私たちにできることはひとつ信じて待つのみ!!!しっかり休んで、また美しい歌声を聞かせていただけるのを楽しみに待っています。手術お疲れ様でした。回復を祈ってます。お大事になさってください
- 切除可能であったこと、術後補助療法が不要であること。この事実がとても重要で意味があることを私は知ってます。
ステージに立つ日をお待ちしてますね。隆一さんの歌声が私の人生の糧です。今は無理せずお大事にしてください。
などのコメントが寄せられています。
河村隆一さんは10日に更新したブログで「今日から検査入院をしています!!」と綴っていたのですが、検査入院している詳しい理由については明らかにはしていなかったため、ファンからは心配の声が上がっていました。
そうした中で、まさかの肺腺ガンを患っていたことが今回明らかにされ、ショックを受けているファンは多い様子なのですが、河村隆一さんのブログによれば初期の肺腺ガンで、抗ガン剤や放射線などの治療も必要ないとのことから、そこまで心配する必要はないのかもしれません。
「肺腺ガン」というのは、4つに分けられる肺ガンの中で最も発生頻度が高いガンとされ、肺ガンの約40%は肺腺ガンとも言われ、原因としては喫煙、アスベスト吸引、大気汚染などがあります。
肺腺ガンは喫煙者以外も発症するケースも多く、初期の段階では症状が現れにくいのが特徴とされています。
ガンが進行していくと、胸の痛み、せき、たんなどの呼吸器系の病気でも見られるような症状も現れ、これらの症状が出た時にはステージ3程度まで進行しているケースもあるそうですが、肺腺ガン特有の症状というのはみられないそうです。
治療方法は、ガンの切除後に飲み薬や放射線治療を行うこともあるそうですが、回復が比較的早いことから肺の一部切除のみで治療が終わるケースが多いとのことです。
肺腺ガンを発症したことを明らかにしている著名人は数多くおり、最近では歌舞伎俳優・中村獅童さん、女優・東てる美さんらは初期段階でガンを発見して手術を受け、現在も活動を続けています。
一方で、ET-KINGのリーダー・いときんさん、女優・星由里子さん、『毎日新聞社』の特別編集員・岸井成格さん、電撃ネットワークの三五十五さんなど、肺腺ガンにより亡くなられてしまった方も少なくありません。
河村隆一さんも幸い初期段階で肺腺ガンを発見し、無事手術も終えたとのことから、今後はライブまで安静にして、ステージ上でまた元気な姿を見せてほしいですね。