2015年をもって活動休止したイギリスの4人組グループ『ワン・ダイレクション(One Direction)』のメンバーで、ソロで音楽活動をしていたリアム・ペインさんが、16日に急死していたことが分かりました。31歳でした。
<↓の画像が、リアム・ペインさんの写真>
各報道によると、リアム・ペインさんは16日17時ごろ(現地時間)に、滞在していたアルゼンチン・ブエノスアイレスの『カサスール・パレルモ・ホテル』の中庭で倒れている状態で発見され、駆け付けた救急隊員によって死亡が確認されたとのことです。
リアム・ペインさんは、ホテルの3階バルコニーから13~14メートル下の中庭に転落し、頭などを強く打って即死したとみられるそうです。
<↓の画像が、リアム・ペインさんが落下したホテル中庭の写真>
リアムさんが転落する直前には、ホテルから警察に「薬物か酒の影響で攻撃的になっている男性がいる」との通報があったそうです。
現時点では、事故なのか、自殺なのかは明らかになっておらず、警察はリアム・ペインさんが死亡した詳しい経緯、死因を調べているとしています。
<↓の画像が、現場の写真>
リアム・ペインさんは2010年に、イギリスのオーディション番組『Xファクター』に参加し、ハリー・スタイルズさん、ルイ・トムリンソンさん、ナイル・ホーランさん、ゼイン・マリクさんと共にワン・ダイレクションを結成、2011年にデビューを果たし、1stアルバム『Up All Night』は全世界で450万枚を売り上げる大ヒットとなり、日本でも高い人気を誇っていました。
2015年にはゼイン・マリクさんがグループを脱退し、その後も4人で活動を続けていましたが、同年をもって活動を休止し、それ以降はメンバーそれぞれがソロ活動をしています。
リアム・ペインさんは2019年にソロアルバムをリリースし、昨年は重度の腎臓感染症によってソロツアーを中止しました。
プライベートでは、2016年からイギリスの歌手シェリル・コールさん(41)と交際し、2017年に第1子の長男・ベアさん(7)が誕生しましたが、結婚することなく2018年に破局し、2年前からアメリカのインフルエンサーのケイト・キャシディさん(25)と交際していました。
<↓の画像は、リアム・ペインさんと恋人ケイト・キャシディさんの写真>
そんなリアム・ペインさんがアルゼンチンのホテルで死亡が確認されたとのことですが、リアムさんは2019年にアルコール依存やメンタルヘルスに関する悩みを告白、2021年にはアルコールや処方薬の中毒に苦しんでいることや、自殺願望を抱くほど深刻な状態にあることを明かし、昨年にアメリカのリハビリ施設に入所して断酒をしていました。
そして、今月2日にはワン・ダイレクションのナイル・ホーランさん(31)が、アルゼンチンで開催したライブに来場していました。
アメリカの大手メディア『TMZ』や『ニューヨーク・ポスト』などの報道によれば、リアム・ペインさんはケイト・キャシディさんを連れて9月末からアルゼンチンに滞在していたものの、リアムさんが亡くなる2日前の14日に、理由は不明ながらケイトさんは1人でアメリカに帰国していました。
また、2020~2022年に交際していた元婚約者で、モデルのマヤ・ヘンリーさん(24)が今年に入って、リアム・ペインさんからDVなどを受けていたことや、妊娠中絶を強要されたと告発し、そして今月に入ってまた新たな告発をしていました。
<↓の画像は、元婚約者マヤ・ヘンリーさんとの2ショット写真>
14日にはマヤ・ヘンリーさんが、自身や家族に何度も連絡をしてくるリアム・ペインさんを強く非難し、そして弁護士を通じて法的措置をとることをリアムさんに通告していたそうです。
こうしたトラブルが急死の背景にあるのかは不明ながら、リアム・ペインさんは1人になってから精神状態が不安定になっていたようで、亡くなる前にはホテルのロビーでノートパソコンを破壊するなどの奇行に及んでいたといいます。
自殺とはまだ断定されていない状況なので何とも言えませんが、色々と悩みを抱えていたのは事実で、思い詰めて大量のお酒を飲んだり、クスリを服用するなどして錯乱状態になっていた可能性も考えられますが、いずれにせよ、31歳という若さで亡くなってしまったのはただただ残念でなりません。
リアム・ペインさんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。