ヒップホップグループ『練マザファッカー』でリーダーを務めていたラッパー・D.O容疑者(ディー・オー 本名=君塚慈容 しげやす[旧姓=須藤]39歳)が、大麻やコカインなど数百グラムを所持していたとして、警視庁組織犯罪対策5課(通称:組対5課)に逮捕されていたことが明らかになりました。
『産経新聞』の報道によれば、5月中旬に東京都内の自宅など複数の関係先で、乾燥大麻やコカインなど数百グラムを所持していた容疑で逮捕されたといい、関係者によると、D.O容疑者の知人男性ら2人も違法薬物の所持容疑で摘発されていることから、組対5課は現在関連を調べているとのことです。
D.O容疑者は2009年2月にも、自身が運営していたCD制作販売会社『D.OFFICE』の事務所で、微量のコカインを所持していたほか、この時までにコカインを使用していた疑いで逮捕され、容疑を認めていたD.O容疑者は同4月に懲役1年・執行猶予3年の有罪判決が下されています。
なお、この事件ではD.O容疑者と約2年前に知り合い、事務所に出入りしていた大相撲力士の元十両で、プロレスラーの若麒麟さん(本名=鈴川真一 34歳)も乾燥大麻16グラムを所持していたとして逮捕され、懲役10か月・執行猶予3年の有罪判決を受けました。
また、『練マザファッカー』のメンバーだったPIT GObさん(本名=平野力 当時30歳)、T2Kさん(本名=屋宮達樹 当時21歳)ら関係者も大麻所持や譲渡の容疑で逮捕されました。
そして、この事件から9年が経ち、再びD.O容疑者が薬物事件で逮捕されたことに対してネット上では、
- 懲りねーなぁ
- またやりそうだなって思ってたらやっぱりやっちゃたメーン
- イメージ通り。田代まさしと『大丈夫だ』なんてラップを歌ったりしてたけど、全然大丈夫じゃなかったね。次は漢 aka GAMIあたりも逮捕?
- 再犯でひょっとして営利目的の所持なら間違いなく実刑ですね。芋づる式でおねがいします。
- 所詮この手の連中はそれに頼らなきゃ何も才能ないメーン リリックがチャラくて伝わらないメーン
- アンダーグラウンドカルチャーを引っ張っている(=メジャーにしたい)人たちは、一般人の100倍こういう問題に敏感じゃなきゃいけないし、多くのメジャーアーティストは(少なくとも表向きは)それを守っている。この容疑者は自分の行動が、最悪日本のヒップホップを潰すと言うことを自覚してたのだろうか?
- YouTubeで見たことがあるが普段からラリっているような気持ち悪い奴だったが、やっぱりって感じ
- コカイン数百グラムって売る側じゃねえか
- ヤクの売人の方が本職だろw
などのコメントが寄せられています。
D.O容疑者はかつて『練マザファッカー』のリーダーとして、ダウンタウンがMCのバラエティ番組『リンカーン』(TBS系 2005年10月~2013年9月)に2007年から出演しており、お笑いコンビ『中川家』の兄・中川剛さんを弟子入りさせてラップを勉強させるという企画や、D.O容疑者の語尾に「メ~ン」と付ける独特な喋り方で一躍番組の人気キャラとなり、CMにも出演していました。
<↓の画像が、『リンカーン』出演当時のD.O容疑者の写真>
しかし、2009年に薬物事件で逮捕されたことによって、テレビ番組などにはほとんど出演する事が無くなり、発売予定だったソロアルバムの発売中止なども決定したのですが、ラッパーとしての活動はその後も続けていました。
自身が所属するレーベル『9SARI GROUP』の代表でラッパー・漢さん(別名=漢 a.k.a. GAMI 40歳)と共に「炎上BOYZ」として、元オウム真理教の幹部・上祐史浩さん、タレントの加藤紗里さん、田代まさしさん、俳優・成宮寛貴さんの薬物使用を訴えていた友人A氏らと楽曲で共演するなどし注目を集めていました。
こうした活動によって、再び注目を集めていた中でまたしてもコカインや大麻などの所持容疑で逮捕されたことに対して、ネット上では呆れ声などが多く上がっており、ガッカリしたという方も少なくない様子です。
今年1月には、同じく有名ラッパーのUZIさんが自宅で大量の大麻を所持していたとして逮捕され、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を受けているのですが、ヒップホップが再び若者たちの間で注目を集めている中で、有名ラッパーたちが薬物事件で逮捕されることが相次ぐというのは非常に残念ですね。