人気バイプレーヤーで、近年はドラマや映画で主演を務めることも増えている個性派俳優・ムロツヨシさん(45)が、“天狗”状態になっているとの話を16日発売の『週刊女性』が報じており、業界内では“アドリブ・ハラスメント”が問題視されているという情報も伝えています。
記事では映画配給会社の関係者が、「彼がよく出演する演出家の福田雄一さんが手掛けるドラマや映画の撮影現場で“アドリブ”を多用するんですよ。若手のスタッフに『今から〇〇くんが、面白いことやりま~す』と無茶振りすんです。ムロさんは『俺は出世するスタッフを見抜けるんだ』と冗談交じりに言っては、若手スタッフに試練を課しているんです」
と明かしています。
同関係者はさらに、「今はコンプライアンスに厳しい時代なので、そんな風に無茶振りをすることが“アドリブハラスメント”と受け取られてしまわないか心配ですよ。ムロさんが良かれと思ってやったことでも、スタッフがそう感じてしまったらハラスメントになってしまいますから」
と語り、ムロツヨシさんの“アドハラ”が今後トラブルに発展することを懸念しています。
ムロツヨシさんがこうした無茶振りをするのには理由があるそうで、「自分が若い頃にベテランスタッフや先輩たちから『何か面白いことやれよ』と言われることが多かったみたい。彼はそうした要求に応えて結果を出してきたので、若手スタッフにも成長して欲しいと思っているのでしょう」
と同関係者は推測しています。
また、芸能プロダクション関係者はムロツヨシさんが天狗状態になっていると語り、「小さな劇場で公開される映画のオファーは内容をほとんど見ないで断るようになってしまった。仕事の大小で選ぶ傾向があるので、業界内では『ブレークして天狗になっているのでは?』と言われていますよ。」
と証言しています。
芸能プロ関係者はさらに、「あるWebメディアのインタビューで取材に来たライターに対して、『何で俺が答えなきゃいけないの?』と面倒臭そうにしたり、『何か面白いこと言ってみて』と要求したそうです。そのライターは『もう彼のインタビューはやりたくない』とカンカンだったといいます」
と明かしています。
『週刊女性』はこのように報じているのですが、ニュースサイト『サイゾーウーマン』はムロツヨシさんのセクハラ言動も物議を醸していたと伝えており、「ムロは番組で撮影時にイラッとすることとして“ハラスメント狩り”を挙げ、若手スタッフに対して『彼氏いるの?彼女いるの?』と聞くことが、ハラスメント扱いされることについて不服だと話していたんです。この時、最も問題視されていたのは『ムロ本人がハラスメント加害者であることに無自覚なこと』でしょう」
と芸能ライターが語っています。
また、芸能プロダクション関係者はムロツヨシさんについて、「自虐的な“非モテキャラ”も好感度を後押ししていた印象ですが、彼の周囲の女性芸能人からは、少なからず『扱いに困る』という声も出ている。女性を周囲にはべらせて酒を飲むことが好きなようで、お気に入りの女性芸能人を集めた“ムロガールズ”ともいえるチームもあるのですが、彼女たちもムロのアプローチには手を焼いているとか。業界の先輩ではあるし、売れっ子なのは間違いないだけに、無下に断るのも難しいですからね」
と明かしています。
何でもかんでもハラスメント(嫌がらせ、イジメ)として扱う風潮に不満を抱くのも分からなくもないですが、『週刊女性』が伝えている「今から〇〇くんが、面白いことやりま~す」といった無茶振りは、時と場合によってはハラスメントだと言われかねない行為だとは思います。
ムロツヨシさんはいわゆる“陽キャ”(陽気なキャラクター)で、下積み生活が長かったムロさんは様々な試練を乗り越え、現在のキャラクターを確立したのかもしれませんが、自分もされたからといって若手スタッフに無茶振り、無理強いをするのはやめといた方がいいかもしれません。
さらに、ムロツヨシさんの天狗説が浮上していますが、売れてから小さな仕事を断るようになったというものの、人気・知名度の上昇によって多くのオファーが舞い込み、大きな仕事を優先的に受けるのも仕方がない部分もあり、これだけでは天狗になっているとは言えないかと思います。
インタビュー時の態度に関しても、ムロツヨシさんがライターに対して「何で俺が答えなきゃいけないの?」「何か面白いこと言ってみて」と言った経緯が不明で、その場の雰囲気やどういった口調で言ったのかも全くわからないですし、ライター側に問題があった可能性もあることから、ムロさんが天狗状態になっているとは言い切れないです。
ムロツヨシさんは今年秋公開予定の『マイ・ダディ』で映画初主演し、その他にも映画『川っぺりムコリッタ』などに出演することが決定しており、今回のネガキャン記事は売れている証拠とも言えますが、売れることでちょっとした発言も揚げ足を取られ、それによってイメージが急速に悪化する可能性もあるため、引き続き注意はしてもらいたいですね。