『漫才協会』の会長で、『M-1グランプリ』の審査員を務める『ナイツ』の塙宣之さん(はなわ・のぶゆき 45歳)から昨年、「M-1の決勝戦で漫才協会の枠が増えるため、その出場権を確約する」という内容のドッキリを仕掛けられ、炎上騒動に巻き込まれた若手コンビ『ミーナ』が、コンビ解散を発表しました。
所属事務所『ホリプロコム』が公式サイトで、3月末をもってミーナが解散することを発表し、この発表を受けてミーナのATSUSHIさん(33)が自身のX(旧ツイッター)でコンビ解散を報告しています。
<↓の画像は、コンビ解散を発表したミーナの写真>
左が喜助さん、右がATSUSHIさん
コンビ活動は、所属する漫才協会の定席公演『漫才大行進』(浅草東洋館)の19日公演が最後になるといいます。
ミーナは2021年7月に結成したばかりのコンビで、このタイミングで解散に至った経緯、理由についてATSUSHIさんは「今回の結果は2人で決めた事で、他の要因はありません。」とした上で、「解散理由としては、僕から相方に対する不満を伝えた結果、相方は許せないとの事で解散を申し出てきました。最終的には顔も見たくないと言われ、そこまで言うなら解散しかないと思い、事務所に話しをして解散に至りました。簡単な経緯としてはこんな感じです。詳細が気になる人は、本人に伺ってみてください。」
としています。
続けて、「顔見たくねぇと言われるくらいなら、こっちだって顔見たくねぇよ。と思ったのですが、相方には双子の兄がいまして、(兄も芸人ですが仲がめちゃくちゃ悪く、別のコンビで活動してます)なので顔見たくないにしても、僕だけ同じ顔に遭遇する確率が2倍なのは、なんだか納得できないです」
と、相方・喜助さん(29)への不満を吐露しています。
最後に自身の今後については、「やりたいネタがあるので続ける可能性は高いです。コンビを組む場合は一緒にネタを磨いていける方、特定の一般の方が損するような発言をしない方だけが条件です。」
と、お笑いを続けていく意向を明かしています。
そして、ミーナの解散発表を受けてネット上では、
- こんな不安定なコンビにあのドッキリやらせたの? 塙さんは何考えてたの
- 塙さんにも責任の一端があるんじゃ…
- 名前聞いても顔が浮かばない。どうでもいい
- 皮肉なことに塙のおかげでミーナというコンビ名はそこそこ知られたのに、こうやって仲たがいして無惨な終わりを迎えるのは残念
- キレた勢いで解散はもったいない。せっかく炎上して知名度UPしたのにケンカ別れ? 元ヤサに戻れますように…舞台の上で喧嘩漫才して!
- この解散の流れの話を聞いてもあんまり気持ち良くはないな。解散したのは相手のせいみたいな…こんな言い方する相方は嫌だわ
などの声が上がっています。
ミーナはコンビ結成の2021年から『M-1グランプリ』に3度出場しているものの、いずれも2回戦敗退で、3年弱しか活動していないことから、各スポーツ紙がコンビ解散の話題を伝えているものの、解散報道で初めて名前を見聞きしたという人が大半となっています。
そんなミーナですが、ナイツ塙宣之さんが昨年放送のラジオ番組で、自身のYouTubeチャンネルの企画で2人に“M-1八百長ドッキリ”を仕掛けたことを告白し、その内容を巡って炎上騒動に発展したことで一躍大きな注目を集めることになりました。
ミーナは昨年、漫才協会の漫才新人大賞を受賞し、これがきっかけで「M-1の決勝戦で漫才協会の枠が増えるため、その出場権をミーナに確約する」というドッキリを仕掛けられました。
しかし、M-1の審査員も務めるナイツ塙宣之さんがこうした内容のドッキリを仕掛けたことや、ミーナが予選敗退後もしばらくネタバラシをせず、放置していたことを告白したことで炎上騒動に発展した結果、ドッキリ動画は公開されることなくお蔵入りとなりました。
その後、ナイツ塙宣之さんはYouTubeでミーナの2人に謝罪する動画を公開し、塙さんはミーナに対して「俺が考えてやっちゃったことだから、本当にそれは150%申し訳ない」などと謝罪、これに対してミーナは、「2回戦シンプルにスベリましたね、我々も。単純に面白くなかった」「今回こういうことがあって、それが影響で落ちたみたいなことですけど、正直関係ないんで、関係なく落ちてるんで」
などと語っていました。
また、「思った以上にミーナ頑張れみたいなのが割と多くて、ありがたかったです。頑張ろうと思いました」
と、今後の活動に意欲を見せていたのですが、最終的にはコンビ関係の悪化により解散となってしまったのは残念です。
そして、コンビ解散を巡ってもATSUSHIさんが喜助さんへの不満を吐露し、後味の悪い結末を迎えたことも色々と残念ですが、ATSUSHIさんはこれからもお笑いを続けていくつもりのようで、今後実力でブレークできるように頑張ってほしいです。