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声優・松本梨香『アートにエールを!』給付金巡り騒動、詐欺行為の疑いも逮捕・書類送検されない? トラブルにネット賛否両論

ポケモン・サトシ役の松本梨香にコロナ助成金不正受給疑惑で物議。元マネージャーが告発、裏の顔暴露も真相は…

アニメ『ポケットモンスター』シリーズの主人公・サトシなどを演じている声優・松本梨香さん(まつもと・りか 52歳)が、東京都からの助成金10万円を不正受給した疑いを11日発売の週刊誌『フライデー』に報じられ、ネット上で物議を醸しています。

『フライデー』によれば、松本梨香さんは東京都がコロナ禍に芸術家支援のために行った事業『アートにエールを!』に伴う助成金10万円を不正受給した疑いがあるといい、2016年から約4年にわたって、松本さんのマネージメントを担当していた元マネージャーA氏がその経緯を明かしています。

元マネージャーA氏によれば、東京都からある日突然「10万円振り込みました」とのメールが届き、その通知を受けて銀行口座を確認するも10万円の振り込みはなく、都庁へ行き担当者に話を聞いたところ、「Aさんの10万円は、松本氏が経営する会社『Matsurica』に振り込んだ。企画採用後の8月中旬、松本側からAさんの分は会社に振り込んでほしい要望があった為にそうした」との説明を受け、驚いたとのことです。

松本梨香さんが応募した『アートにエールを!』という事業は、製作した動画作品の企画を東京都に送り、作品が採用されて専用サイトにアップされた場合、作成に携わったアーティスト等に現金10万円が給付される仕組みで、グループ参加も可能(1作品につき10名まで、最大100万円)となっていました。

この事業の存在を知った松本梨香さんは今年4月、当時マネージャーだったA氏に「参加したい」と伝え、松本さんは早速、知人の脚本家や音楽家、イラストレーター等に声をかけ、他にA氏ともう1人のマネージャーB氏を加えた6人のメンバーで、作品製作をすることになったといいます。

企画応募までの経緯についてA氏は、「企画を送る前に、先ずは都に申請者を登録してIDを取得しなければなりませんでした。登録開始は5月15日。ID取得には各自の担当を記入する必要があり、私は『動画撮影・編集』という名目で申請しました。代表者は勿論、梨香さん。その後、梨香さんと脚本家の間で作品は朗読劇に決まり、6月2日、私は企画書を都に提出しました。私が企画にアイデアを出したことは一切ありませんと説明しています。

その後、企画採用の通知が来る前の6月14日に、A氏は松本梨香さんの元を離れたそうで、その理由についてA氏は、「梨香さんは気に入らないことがあるとすぐに激昂(げきこう)する性格。セリフを本番当日に変更するのもしょっちゅうで、私はその度に方々に頭を下げていました。しかし、文句を言おうものならサトシのあの声と声量で責め立てられるので、精神的に参ってしまって…。実際、私の他にもこの4年間で10人以上の付き人が交代しています。そんな状況に加え、梨香さんとの間で金銭トラブルまで起きたので、私は彼女の元を去ることにしたんです」と告白しています。

こうしてA氏がグループを抜けた後に企画が採用され、松本梨香さんは朗読劇『僕らの物語』を製作、8月11日に作品が専用サイトで公開されたそうです。

松本梨香さん等が製作の朗読劇『僕らの物語』動画

A氏は松本梨香さんのマネージャーを辞めて以降、松本さんからの連絡には応じていないと語り、途中で抜けたプロジェクトについては、私がやったのはID取得だけ。それ以外は全くタッチしていません。動画がいつ撮られたのかも知りません。それだけに、9月11日に(同事業の)事務局から送られてきたメールを見て目を疑いました。口座を都に送った覚えはないし、実際、私の口座に10万円は入っていませんでしたと語っています。

<↓の画像は、東京都がA氏に送ったメールの写真>

このメールを受け取ったA氏が都庁に確認しに行ったところ、松本梨香さん側の要望でお金は会社名義の口座へ振り込まれたことを知り、担当者に「動画制作には全く関わっていない」と伝えたところ謝罪され、担当者は松本さんに対して返金手続きすることも約束したとのことです。

東京都が定めたルールでは、同事業の助成金10万円は個人口座へ振り込むとされており、別の口座へ振り込む場合には委任状や本人確認書類が必要でした。

それにも関わらず、A氏には一切連絡なく振込口座が変更されたのか、その理由を確かめるため『フライデー』が東京都に事実確認を求めたところ、対応がミスだったことやA氏に助成金の受給資格がないことも認めた上で、「事務局に全件調査と再発防止の徹底を指示致しました」と答えたとしています。

『フライデー』はさらに、松本梨香さん本人にも直撃取材を敢行しており、プロジェクトに参加していない元マネージャーA氏の名義を使い、助成金を不正受給した疑いが浮上していると伝えると、絶対ないよ!彼が撮影に来なかったのは本当です。でも、台本のコピー等雑用をしてもらっていたので、私は彼も制作に参加している認識ですと回答しています。

<↓の画像は、『フライデー』の直撃取材を受けた松本梨香さんの写真>

A氏に伝えること無く助成金の振り込み先を変更した理由については、預かっているだけです。彼の後任が振り込み先が分からず困っていたから、『ごちゃごちゃするなら会社のほうに入れておいたら?』って伝えた。指示ではなく、聞いただけと説明し、「Aは動画制作に携わっていた」と涙ながらに訴えたといいます。

『フライデー』は、プロジェクトに参加したもう1人のマネージャーB氏にも話を聞いたところ、振り込み先の指定は、全て梨香さんの指示でやりました。『都のルールではAの個人口座に振り込まないとダメらしいですよ』と伝えると、『それは絶対ダメ!何とかして!』と梨香さんが言うので、僕が交渉して梨香さんの法人口座に入れてもらったんです。『(A氏の助成金は)ヘアメイク代やスタジオ代に充てる』と、はっきりと言っていましたよと明かしたといいます。

さらに、「(松本梨香さんは)間違いなくA氏が動画制作に携わっていないと分かっていた。動画撮影は7月15日でしたが、7月1日に梨香さんがメンバーにLINEを送ってきたんです。Aを除いた5人の名前を挙げた上で、『5人でやります!頑張りましょう』と書いてありましたとも語っており、これによって松本梨香さんに助成金の不正受給疑惑が浮上しています。

この報道を受けて松本梨香さんは『スポーツニッポン』(スポニチ)の取材を受け、不正受給はしていない。(A氏の分の10万円は)携わった対価として払いたかったが、連絡が取れず預かっていたと説明しています。

A氏のプロジェクトへの関与についても、自分から動画撮影をしたいと参加を申し出た。動画撮影の方法などアイデアも出していたし、他のスタッフや脚本家、イラストレーターの参加の取りまとめも担当したと説明し、A氏の主張と食い違いがあります。

また、企画が採用される前の6月14日にA氏はプロジェクトから離れたと説明しているものの、松本梨香さん側としてはその認識はないと主張し、7月の動画撮影当日になって姿を現さなかったため、現場は混乱した。別のスタッフが急きょ撮影を担当したと説明しています。

他にも、A氏の訴えを受けて東京都側は、松本梨香さんに返金手続きを行うことを約束したと語っているものの、松本さんは「都の連絡はなかった」と否定した上で、12月3日に『フライデー』の直撃取材を受け、5日に返金をしたといい、「都にどうすればいいか相談し、お金は都に返金して対応を委ねた」と語っています。

また、スポニチの取材に対してA氏の後を引き継いで企画に携わった男性は、マネージャーB氏の「(松本梨香さんは)間違いなくA氏が動画制作に携わっていないと分かっていた。」との証言を否定したとしています。

そして、この報道を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

松本梨香さんが参加した『アートにエールを!』という事業では、当初の事業予算が5億円だったものの、想定を超える応募があったことで5月に28億円を計上したそうです。

この助成金の原資は税金で、マネージャー側の証言がもし全て事実だったとすれば大問題となり、松本梨香さんはA氏に対する助成金10万円を返金したというものの、今後東京都側が告訴した場合には警察も動き、詐欺罪に問われる可能性があります。

しかし、金額が少ないことやすでに返金対応していることで、一般的にこの内容では告訴に至らないとスポニチは伝えているのですが、この件で松本梨香さんのイメージに傷が付いてしまったため、今後の仕事に多少なりとも影響が及ぶかもしれないですね…。

松本梨香さんは、子供に大人気のアニメ『ポケモン』シリーズの主人公・サトシ役を20年以上にわたって務め、クリスマスには最新作『劇場版ポケットモンスター ココ』が全国公開予定となっており、このタイミングでこのような記事が出てしまったのは痛手かと思います。

また、松本梨香さんは昨年10月に国から「クールジャパン・アンバサダー」に任命されており、これは日本好きな外国人や海外で活躍する日本人などの国際的な発信力がある人に対して、日本の魅力や文化情報発信を協力してもらう取り組みなのですが、国は助成金の不正受給疑惑をどう見るのか、今後の対応を見守っていきたいですね。

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