タレントのボビー・オロゴンさん(本名=近田ボビー 55歳)が妻への暴行罪で起訴され、有罪判決が下されたことによって、ナレーションを担当していた『YOUは何しに日本へ?』(テレビ東京系 月曜18時55分)を正式に降板となったことが分かりました。
ボビー・オロゴンさんは昨年5月16日の正午前ごろに、埼玉県さいたま市浦和区内にある当時の自宅で、妻に「ボコボコにするから」と言って、左頬を右手の指先で突く暴行を加えた容疑で逮捕され、昨年9月23日に暴行罪で在宅起訴されました。
それから2ヶ月後の昨年12月に、ボビー・オロゴンさんは公判が始まる前に文書で騒動を謝罪した上で、妻へのDV発言を否定しており、「長期間にわたるDVなどと報道されている件につきまして、2015年7月~2019年12月まで妻や子供たちは子供の留学のためにオーストラリアに住んでおりましたので『長期にわたるDV』という妻のコメントは事実ではございません」
と、長期にわたってDVをしたことは否定していました。
また、「妻は遅くとも2020年2月ころ、離婚の用意をしていたみたいです。自宅登記簿、私の課税証明書や納税証明書を取得するなどして私の収入を調べておりました」「2020年5月16日に夫婦喧嘩になり、本件暴行事件に繋がったのですが、当日の喧嘩を妻が録音しております。今になって思えば当日録音していたことや、2020年2月から離婚の準備のため私の収入を調べたりしていることを考えると、妻のトラップにはまってしまったのだと思いました」
と主張していました。
ただ、「トラップとはいえ、私の指が妻の顔に当たってしまったことは事実でありますので、それに対する処罰があるのであれば真摯に受け止めさせて頂きます」
と、暴行は認めていました。
最後に、「今は収入も無くなり、子供たちにも会うことができず、一番心配なのは子供たちがちゃんと生活できているのかということです」
と綴っていました。
そして、事件発生から1年後の5月13日に、さいたま地方裁判所で判決公判が開かれ、一場修子裁判官は検察の求刑通り、ボビー・オロゴンさんに対して「罰金10万円」の有罪判決を下しました。
裁判官は判決理由について、「暴行自体は軽微であるが、『ボコボコにするから』と恐怖心を抱かせる文言を言ったことは悪質」「被告は公判で、『ボコボコにするというのは普段からの口癖で、相手を落ち着かせるために言った』と話したが、その前のやりとりからすると立腹していたのは明らかで、認められない」
と説明し、ボビー・オロゴンさんの主張を退けていました。
この判決後に『東京スポーツ』(東スポ)が『YOUは何しに日本へ?』への出演について、テレビ東京に問い合わせたところ、「復帰の予定はございません」と回答したといい、事実上の降板だとしています。
また、テレビ関係者は番組降板について、「ボビーの貴重な収入源で、ナレーターとしての価値を高めた番組。彼の声は特徴的であるがゆえに『YOUは何しに日本へ?』がアウトなら、他番組でも使いづらい。バレますからね。本人にとっても痛すぎます」
と語っています。
東スポはこのように報じているのですが、ボビー・オロゴンさんの有罪判決などを受けてネット上では、
- プロ格闘家としてリングに上がった人間の「ボコボコにする」は一般人の発言とは意味合いが違う。
- ボビーのYOUは何しに日本へが好きだったんだけどな。残念。
- あのわざとの片言は聞きづらかったから降板は良かった
- 家庭の収入減になり、妻も大変になるのかな?家庭内は殺伐としてしまい、一家離散かな?
- 離婚しないのなら奥さんの目的がわからない。仕事が減って生活苦しくなるし、夫との生活が円満になるとも思えない。
- 嫁さんへの暴言は法律上の刑罰は、そんなもんで済むもんなのかと驚く反面、人気、知名度とイメージが全てのタレントとしては致命的だね。
- 今回の件、夫婦間でなければ詳細はわからんけど、前にも暴力沙汰で捕まってたでしょ…。
チョット気が短くて、手が早いイメージかなぁ。しかもあのガタイだもんね。 - この奥さんも何故か別れる選択はしないんだよな。ボビーは短気で怒りやすいのは昔からだろうに
- 録音してたり、多少本人の言う通りはめられたのでしょうね。ただ、元々、DV的なことはあったのだろう、、、と。
- 罰金刑と言うと正直たいしたことはないのだろうが、タレントとしての活動は厳しくなったよね。敏腕トレーダーらしいから今後はそっちで稼げばいいか。
元々芸能界をちょっと舐めているところがあったのは確かなので、今後もオファーは厳しいだろう。格闘技でのファイティング精神は素晴らしかったけど。 - 本人のキャラが、悪い意味で仇になってしまったかも?タレントとしては無理かも知れないけど、格闘家、経営者、投資家として頑張ってください。
- 女性が男性を挑発してキレた男性が脅したり、暴行して捕まるケースはよくありますよね。
挑発でキレてしまう男性も冷静に対処して欲しいですが、挑発する女性側にも罰則を適用しないと男女平等とは言えないですよね。
などの声が上がっています。
ボビー・オロゴンさんは妻にハメられたと主張していたのですが、手を出したことは事実だったことで有罪判決が下された形です。
妻は事件後に自宅前に集まった報道陣の取材に応じて、「長年、主人から様々なDVを受けてきました。それはまるで、家庭内という狭い空間で弱い者イジメをされているような状態でした」
と主張していますが、この件に関してはボビー・オロゴンさんがキッパリと否定しており、実際に長年にわたってDVをしていたのかどうかは不明です。
<↓の画像は、ボビー・オロゴンさんの妻の写真>
ただ、ボビー・オロゴンさんは2006年にも暴行事件を起こしており、当時所属していた芸能事務所とギャラ等を巡ってトラブルに発展し、事務所で大暴れしたことで書類送検(後に起訴猶予)されており、この問題で芸能活動を一時休止していました。
過去にもトラブルを起こしているだけに、妻への暴行事件に対しては厳しい声が多く上がっており、これまで家族を大事にしているイメージがあったものの、今回の事件でそれが崩れてしまったことから、今後しばらくテレビには出られないかもしれないですね。
ボビー・オロゴンさんはタレント活動だけでなく、株式・FX投資によって大きな収入を得ており、「芸能界最強の投資家」とも言われるほどだったので、芸能の仕事が無くなってもそれほど大きなダメージとはならなさそうですが、有罪判決を受けて今後どうするのか、引き続き動向を見守っていきたいところです。
また、暴行事件前には妻が離婚の準備を進めていたとのことで、このまま離婚となるのか否かにも注目したいですね。