仙台を拠点に活動の音楽ユニット『ニホンジン』、エンターテイメント集団『劇団ニホンジンプロジェクト』などで活動していた会社員・ペンション佐々木容疑者(本名=佐々木亮輔 30歳)が2日、強制わいせつ致傷容疑で逮捕され、この事件によって劇団ニホンジンプロジェクトの解散が発表されました。
『読売新聞』によれば、ペンション佐々木容疑者は昨年10月19日午前1時ごろに、宮城県仙台市青葉区内の路上で、20代女性に背後から抱きつき、下半身を触って転倒させ、左膝などにケガをさせた疑いが持たれていて、取り調べに対して容疑を認めているとのことです。
<↓の画像が、強制わいせつ致傷容疑で逮捕のペンション佐々木容疑者の写真>
そして、この事件を受けて所属事務所『株式会社ダツプロダクション』は4日に公式サイト上で、ペンション佐々木容疑者の逮捕を報告するとともに被害者らに謝罪、そしてグループからの脱退とともに、劇団ニホンジンプロジェクトの解散を決定したことを発表しています。
<↓の画像は、『劇団ニホンジンプロジェクト』のメンバー写真>
ペンション佐々木容疑者の脱退、劇団ニホンジンプロジェクト解散に至った経緯については、事件の発覚後に関係者を通じてペンション佐々木容疑者から伝言が入り、「これ以上、ニホンジンプロジェクトのメンバーとして活動はできない」といった脱退の意思表示があったそうです。
それを受けてメンバーと協議を重ねた結果、他のメンバーは別の活動に力を入れ、近年はグループ活動が事実上の休止状態にあったこともあり、劇団ニホンジンプロジェクト解散が決定したとのことです。
そして、劇団ニホンジンプロジェクトではこれまでに、ニホンジン、イセイジン、マホウジンといった複数のユニット活動も展開していましたが、それらも含めて4日をもって活動終了となるとしています。
ペンション佐々木容疑者の逮捕によって解散となった劇団ニホンジンプロジェクトは、東北大学出身の3人で結成したニホンジンというバンドを中心として、ダツプロダクションのグループ会社『エドワード・エンターテインメント・グループ』の社員たちも参加し活動していたエンターテイメント集団です。
ペンション佐々木容疑者はニホンジンのベース、マルチクリエーター、マホウジンというユニットではボーカルを務めていました。
<↓の画像は、『ニホンジン』のメンバー写真>
ニホンジンは、『嵐』が2013年リリースのアルバム『LOVE』に収録の相葉雅紀さんのソロ曲『夜空への手紙』、『Sexy Zone』が同年リリースのシングル『バィバィDuバィ~See you again~』の作曲を手掛けています。
この他にも、『ホットペッパー』『TSUTAYA』『山形銀行』『全国高校ラグビー2014』『宮城県知事選挙』『楽天イーグルス2014』『東海住宅』『わかさ生活 ブルーベリーアイドリンク』などのCMソング、ローカル番組『サンドのぼんやりーぬTV』など番組テーマソングも手掛けていました。
そして、ペンション佐々木容疑者の逮捕、劇団ニホンジンプロジェクト解散発表などに対してネット上では、
- せっかく地元密着で頑張ってたのに他のメンバーが気の毒だな
- YouTuberのウタエルが所属するプロジェクト。いやー何やってるんだよマジで。
- ウチの会社の歌作ったバンドじゃん。毎日開店前に曲が流れてるがこんな奴だったのか
- 相葉さんのソロ曲の「夜空への手紙」、好きだったんだけど…
- 嵐はとんだとばっちりだ。まだ若いのに人生ヲワッタね。バンドメンバーも可哀想すぎ
- 宮城では結構CMとかで聴くことも多いし耳に残るボーカルの声でした。こんな形で終わるなんて残念です。。
- ニホンジンプロジェクトをCMなどで使ってた、仙台の多くの企業は大変だな。
コロナ禍で業績不振なのに、彼らの不祥事でCM等も使えなくなる…ま、仙台でも一部の人しか関心はなかったけどね。 - 宮城県では地元紙『河北新報』のCMに出演してたんだけどね…メンバーが同居していたから「仙台のセカオワ」と言われていた時もあったな。
- 一時期不自然なくらい宮城県内のメディアに露出しまくった。ある時を境に今度は不自然なくらい目にすることもなくなった。終わる時も唐突だったようで
- 楽天生命パークにもよく来ていましたが最近見かけなかったなぁと思ってました。ボーカルの方が感じがよく、チラシを頂き好印象だったグループです。
宮城ではまあまあ知名度があったような。他メンバーの犯罪があったなんて…。残されたメンバーはそれぞれ頑張って欲しいです。
などの声が上がっています。
ニホンジンや劇団ニホンジンプロジェクトは仙台を拠点に活動しながらも、様々な企業とタイアップしたり、ジャニーズの楽曲も手掛けるなど幅広く活動しており、ペンション佐々木容疑者の逮捕によって解散決定というのも残念な話ですね。
ただ、メンバーそれぞれが会社員でもあり、グループ以外の活動にも力を入れていたようですし、劇団ニホンジンプロジェクトの活動も近年は無く、事実上の活動休止状態だったというのが唯一の救いといったところでしょうか。
そして、ペンション佐々木容疑者は強制わいせつ致傷容疑を認めているとのことですが、強制わいせつ致傷罪の法定刑は「無期もしくは3年以上の懲役」で、被害の程度が軽い場合には執行猶予が付く可能性もあるといいます。
ちなみに、昨年9月に地下アイドルグループ『天使突抜ニ読ミ(テンシツキヌケニヨミ)』のメンバー・松岡笑南さんに対して、わいせつな行為をしてケガをさせたとして強制わいせつ致傷罪などに問われた無職男性は、今年2月に懲役2年6ヶ月の実刑判決が下されています。
ペンション佐々木容疑者の余罪の有無、計画的な犯行だったのかなど詳細は不明ですが、しっかりと罪を償ってほしいものです。