プロバスケ・香川ファイブアローズの選手が酒気帯び運転事件で逮捕、契約解除に…マネージャーも同乗発覚で物議

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酒気帯び運転で逮捕のプロバスケ選手・山本エドワード

B3リーグ所属のプロバスケットボールチーム『香川ファイブアローズ』の選手で、フィリピン国籍の山本エドワード容疑者(37)が酒気帯び運転容疑で先日逮捕され、この事件により契約解除したことがクラブの公式サイトで発表されました。

香川ファイブアローズの主力選手だった山本エドワード容疑者は、練習が休みだった今月11日午前8時15分ごろに、高松市松縄町の市道で車を酒気帯び運転し、物損事故を起こしたことにより酒気帯び運転が発覚、逮捕され、警察の取り調べに容疑を認めているとのことでした。

この事件を受けて香川ファイブアローズは12日に謝罪会見を行い、山本エドワード容疑者は現在警察で取り調べを受けていて、クラブ側は公的な処分を待っている状況と説明していました。

クラブの代表は、「社会的規範を高く持つべきプロスポーツ選手であるにも関わらず、こういった軽率な行動をしてしまうような状況を作ってしまっていることは、全て私の監督不行き届きにより起こってしまっていることです。クラブとして再発防止、コンプライアンスの強化をより一層進めてまいりたいと思います」とコメントし、山本エドワード容疑者については契約解除も視野に入れ、厳正な処分を近日中に下すとしていました。

そして、事件から1週間が経ち、香川ファイブアローズは18日に公式サイトで【道路交通法違反事案にかかる処分について】と題して、14日付で山本エドワード容疑者の契約を解除したことを発表し、契約解除の理由については、「酒気帯び運転の疑いといった道路交通法に抵触する行為が、当該選手との契約における契約解除要件に該当するため」と説明しています。

また、先週の会見では山本エドワード容疑者が誰とどこで飲酒していたのかなど、詳細はまだ分かっていないとしていたのですが、その後の調査によって、車には女性のチームマネージャー(26)も同乗していたことが判明したとしています。

女性マネージャーは酒気帯びを把握しながら同乗し、この行為は道路交通法に抵触するため同様に契約解除したと報告しています。

山本エドワード容疑者が起こした事件の経緯については、「当クラブでの調査によると、酒気帯び状態で運転者として山本エドワードが自宅から自家用車に乗車。運転者が酒気を帯びていると知りながら松本さくらが同乗。山本エドワードが自家用車を運転し、松本さくらの自宅へ送迎。その後の帰路にて自損事故を起こしたことを確認しています。」と説明しています。

今回の事件を受けてクラブの代表は、公益財団法人『交通安全振興機構』に50万円を寄付したことを発表し、「本来減俸および罰金を検討すべきところではあるが、役員報酬が無支給であるため減俸はないものとする。」としています。

この発表を受けてネット上では、

  • 本人はもちろん、マネージャーまでいたのに何してんだか
  • チームマネージャーが選手の飲酒運転を容認していたって、コンプライアンス違反どころかクラブのガバナンス的にも相当ヤバいでしょ…
  • 選手とチームマネージャーが飲んで、選手に送ってもらっているのも不思議な感じではあるよな。邪推してしまう。
  • 一番可哀想なのは役員報酬ゼロでクラブの為に頑張ってたのに、選手が問題起こしたからって寄附をさせられる代表
  • もう37歳だからこのまま引退かな。契約解除になったマネージャーと家飲みしていたか知らないがタクシーを使わなかったことは迂闊な行為。
  • チームマネージャーなら止めてほしかったし処分は納得かな あとB3落ちたとはいえ役員報酬ゼロなのか・・・

などの声が上がっています。

飲酒運転事件により契約解除された山本エドワード容疑者は、両親がフィリピン人で7歳の時に日本へ移住し、福井の北陸高校時代には『全国高校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)』で準優勝し、高校卒業後は大東文化大学に進学しました。

その後、2010年にプロバスケリーグのドラフト会議で、同年に創設された現B1リーグ所属の『島根スサノオマジック』に7位指名され入団、2018年まで同チームでプレーし、中心選手として活躍していました。

その後は、『豊通ファイティングイーグルス名古屋』、『信州ブレイブウォリアーズ』、『長崎ヴェルカ』を渡り歩き、今年6月に香川ファイブアローズへの移籍が正式発表されました。

これまでに20試合に出場しチームの司令塔として活躍、事件前日の試合にも出場し、8得点、2アシスト、2リバウンドの成績を残していました。

山本エドワード容疑者は香川ファイブアローズだけでなく、2019年から3人制プロバスケチーム『3STORM HIROSHIMA.EXE』にも所属しているのですが、現時点で同チームからは事件に対するコメントや処分は発表されていません。

一方の女性マネージャーは立教大学を卒業後、2020年から静岡の女子実業団バスケチーム『シャンソンVマジック』のマネージャーを務め、山本エドワード容疑者と同じく今年6月に香川ファイブアローズとの契約が発表されました。

この2人が揃って飲酒運転事件で契約解除となり、ネット上では批判や呆れ声が上がっていますが、アニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』の大ヒットや、今年開催されたバスケットボールのワールドカップで日本代表がアジア1位の成績を残し、パリ五輪への出場を決めてバスケ人気が高まりを見せる中で、プロバスケ選手がこうした事件で逮捕されたというのは非常に残念です。

山本エドワード容疑者は今回の処分を受けて深く反省し、今後2度とこのような事件を起こして周囲に迷惑をかけることがないようにしてほしいものです。

参照元
  • https://www.fivearrows.jp/news/detail/id=16676
  • https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2023/12/18/kiji/20231218s00011000218000c.html
  • https://news.ksb.co.jp/article/15086710
  • https://www.bleague.jp/media_news/detail/id=355872
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