東京五輪の強化指定選手に選出されたプロスケートボーダー・池田大亮選手(いけだ・だいすけ 24歳)らが、台湾・台北市内のビルに不法侵入し、エレベーターや外壁などに落書きをしたとして、住居侵入と器物損壊の容疑で逮捕、送検されていたことが分かりました。
現地メディアの報道によると、今月9日にプロスケートボーダーの池田大亮選手と戸倉選手(24~25歳)を逮捕したとし、2選手らは酒に酔った状態でビルの屋上に侵入し、エレベーターや外壁、エアコンの室外機などに、スプレーやマーカーを使って落書きした疑いが持たれています。
なお、現地メディアは池田大亮選手と共に逮捕された戸倉選手のフルネームは明らかにしていませんが、今月に入って池田選手と戸倉大鳳選手(とくら・たいほう 22歳)が台湾・台北に滞在しており、友人らと酒を飲む様子をインスタグラムで公開していました。
<↓の画像左から、戸倉大鳳選手、池田大亮選手>
取り調べに対して2人は容疑を認めており、住居侵入罪(法定刑:最長1年の懲役)と器物損壊罪(同:最長2年の懲役)で台北地方検察庁に送致されました。
また、ビルの管理人は現地メディアの取材に、「この人たちは住人じゃありません。許可も得ずに勝手に侵入して、本当に悪質です。屋上は立ち入り制限区域なので、管理組合として損害賠償を求めました」
と語り、約15万円の損害賠償を請求していると明かしています。
逮捕された2人は今月3日に観光で台湾を訪れ、6日未明にナイトクラブで出会った友人等と飲酒し、宿泊先のホテルへ帰る途中にビルに侵入、20分以上にわたって複数ヶ所に落書きをしていたそうです。
犯行の様子は付近の防犯カメラに記録されており、外国人と思しき特徴から周辺のホテルを捜査し、9日に池田大亮選手と戸倉選手を逮捕したとし、その場の勢いで面白半分でビルに侵入、落書きをしたなどと供述しているといい、さらに警察は同行していた4人の身元特定も進めているとしています。
このような事件を起こした池田大亮選手は、2年前にも警察沙汰のトラブルを起こしており、神奈川県川崎市内の自宅で大麻を所持していた疑いで逮捕されました。
しかし、逮捕から3ヶ月後に不起訴処分になっており、検察はその理由を明らかにしていません。
池田大亮選手が逮捕後には、現在も所属する『ムラサキスポーツ』が公式サイトで謝罪コメントを発表していました。
2021年の東京五輪で堀米雄斗選手(26)が金メダルを獲得し、スケートボードの人気が高まっていた中で、こうした事件を起こしてスケボー界のイメージを悪化させ、そして今度は台湾で落書き事件を起こして逮捕とは呆れるばかりです。
このニュースは現地の複数のメディアが伝え、日本人のイメージ悪化にも繋がりかねず、この悪質な行為には強い憤りを覚えますし、少しでも厳しい刑事処分を下してほしいものですね。