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たぬかなが配信で問題発言し批判殺到。身長低い男性、胸小さい女性に人権無い言動巡り物議、所属チームが契約解除を発表

プロゲーマーたぬかなが差別的発言で炎上、レッドブルが契約解除も? 身長170cm未満の男に人権なし発言謝罪も…

日本で2人目の女性プロゲーマーで、プロゲーミングチーム『CYCLOPS athlete gaming』に所属するたぬかなさん(本名=谷加奈 29歳)が、15日に行ったライブ配信中に「身長170センチ未満の男性に人権はない」などの発言をしたことで大炎上し、所属チームや本人が謝罪コメントを出し、17日にチームが契約解除を発表しました。

また、たぬかなさんと2018年1月から「eスポーツ・アスリート」契約を結んでいるオーストリアの企業『レッドブル(Red Bull)』が、公式サイト上からたぬかなさんに関するページを削除する対応を取っています。

<↓の画像は、複数の企業とスポンサー契約を結ぶプロゲーマー・たぬかなさんの写真>

たぬかなさんは15日に、ライブ配信サービス『mildom』で生配信を行い、ファンから寄せられた質問に答える中で、過去に『Uber Eats』を利用した際、大学生くらいの男性配達員から連絡先を聞かれたことがあったと明かした上で、「背が低くて、多分165センチくらいしかなかった。165もないんちゃうかな?くらいの。その時点でもう『無いな』ってなってしまった。」と、男性が理想の身長よりも低かったことで連絡先を教えなかったことを明かしました。

これに対して視聴者から「165でチビ扱いか…」といった反応が寄せられると、「165はちっちゃいね。ダメですね。170ないと、正直人権ないんで。170センチない方は『俺って人権ないんだ』って思いながら、生きていってください。骨延長の手術を検討してください。『骨延長手術』で調べてください。170あったら人権がちゃんと生まれてくるんで」と言い放ちました。

続けて、「ほんまちっちゃい男に人権あるわけないだろお前、調子のんな。こっちはね、チビにはキチーんだよ。でも、言わせて。あたし、デブとハゲには優しいから。ただ、チビだけはほんま人権がない。」「君らも思うっしょ?Aカップに人権なくない?一緒よ。Bでギリ出てくるんちゃう、人権。一般的にはCからが人権だと思う」と、身長170センチ未満の男性だけでなく、胸が小さい女性も人権がないとの持論を展開していました。

たぬかなさんが問題発言をしたシーンの切り抜き動画

この発言に対して批判が殺到する事態となり、たぬかなさんはツイッター上で、「配信の内容をヘイトスピーチだと指摘されました。そういう意図ではありませんでしたが、不快に思われた方が多いようなので撤回します、すみませんでした。高身長が好きって言いたいだけでした…いつもの配信の身内ノリで言葉が悪くなっちゃいました、ごめんなさい~…」と謝罪したものの、誠意が全く感じられない酷い謝罪として、さらに炎上したことで後に削除しました。

<↓の画像は、たぬかなさんが削除した謝罪ツイート写真>

そして、16日夜に改めてツイッターを更新し、「日頃より応援してくださるファンの皆様、Red Bull様をはじめとするスポンサーの皆様、この度は私の身勝手な発言により、不快な思いと多大なるご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございませんでした。」と謝罪しました。

<↓の画像が、たぬかなさんの謝罪ツイート写真>

また、2016年から所属しているプロeスポーツチーム『CYCLOPS athlete gaming』は公式サイト上で、【所属選手による配信中の不適切な発言につきまして】と題して、運営会社『ブロードメディアeスポーツ株式会社』名義でコメントを発表しています。

今回の件に対して、日頃より応援くださるファンの皆様、スポンサー各社の皆様、および関係各所の皆様にご迷惑とご心配をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。と謝罪しています。

続けて、当社といたしましては、たぬかな選手の配信中における発言は、自身のプロ選手としての立場に対する自覚と責任に欠けた発言であったと、重く受け止めております。本件についてはマネージメントを行っている当社の監督不行き届きによるものであり、このような事態を招いてしまい、軽率な発言によりご不快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。該当選手の今後の処分に関しまして厳重に対処いたします。と報告しています。

同社は謝罪コメントを出してから一夜明けた17日に、2月17日をもちまして『CYCLOPS athlete gaming』に所属するたぬかな選手との選手契約を解除いたします。15日のたぬかな選手の配信中における不適切な発言と姿勢は、当社として決して容認できるものではなく、選手契約解除という判断に至りました。当社は、いかなる差別的・侮辱的な行為や言動・SNS等での発言も許されるものではないと認識しており、すべての人にとっての多様性を大切にしております。と、契約解除を発表しています。

一方、アスリート契約を結んでいるスポンサーの『レッドブル』は、たぬかなさんのプロフィールなど、関連するページを削除するという対応を取っています。

なお、たぬかなさんはツイッターのヘッダー画像に、スポンサー契約を結ぶ『レッドブル』など複数の企業ロゴを掲載していたのですが、今回の騒動を受けてスポンサーを削除した画像に差し替えています。

そして、たぬかなさんの発言や関係各所の対応などを受けてネット上では、

などの声が上がっています。

たぬかなさんは高校卒業後に建築士として設計事務所に就職し、会社が倒産後には『ユニクロ』の社員になって3年働いた後、2016年に国内では2人目となる女性プロゲーマーに転身し、人気格闘ゲーム『鉄拳』シリーズのプレーヤーとして国内外で活躍しており、2018年1月には「レッドブル・アスリート」になりました。

たぬかなさんはメディア露出も多く、2018年10月にはマツコ・デラックスさんの冠番組『マツコ会議』(日本テレビ系)に出演し、その時点での月収を聞かれると「軽自動車の新車が買えるぐらい」と答えており、マツコさんは「150万円かな」と予想していました。

<↓の画像は、たぬかなさんが『マツコ会議』で月収を明かした場面の写真>

そんなたぬかなさんは昨年、『集英社』発行のスポーツ雑誌『Sportiva(スポルティーバ)』の取材で、ゲームセンターに通い始めた中学生時代から現在まで、様々な女性蔑視や誹謗中傷を受けてきたと語り、ネット上での誹謗中傷には悪質なものもあることから、法的措置を視野に警告文を出したこともあったと明かしていました。

今後については、「この先も女性蔑視は消えないと思います。今はまだ女性に対しての差別について男性側と話し合いができていないと思うんです。差別されていると思う点について、お互い意見を出してすり合わせていく。まずは身近なところからやっていきたいです」と語っていました。

女性ゲーマーに対する差別、批判などを少しでも減らすために、様々な取り組みをしていきたいとの思いも明かしていたものの、たぬかなさん自身が差別的な言動をするというのは何とも残念な話ですね。

現時点で『レッドブル』は、たぬかなさん関連のページを削除するのみの対応となっていますが、昨年には『レッドブル・レーシング』のスタッフが個人的なメールのやり取りの中で、人種差別的な発言をしていたとして解雇処分を下しています。

たぬかなさんの発言についても差別的として大炎上騒動に発展しているため、このまま契約打ち切りとなる可能性もありますが、果たしてどうなるでしょうか…。

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