『WON’T BE LONG』などのヒット曲で知られる音楽ユニット『バブルガム・ブラザーズ』のブラザー・コーンさん(Bro.KORN 本名=近藤信秋 67歳)が、「乳ガンのステージ2」との診断を受けたことを公表しました。
ブラザー・コーンさんは29日にインスタグラムを更新し、「左胸にシコリが出来、病院で検査を受けたところ乳癌と診断されました。乳癌は男性では本当に珍しいらしく、自分でも寝耳に水でした。がしかし、この現実を真摯に受け止め、この乳癌の治療に専念する事にいたしました。この先ですが抗がん剤治療の副作用があまりにも酷い場合以外の仕事は体調次第で出来る限りやる方向でいきますのでよろしくお願いします。」
と、ガン治療をしながら仕事を続けていく意向を示しています。
続けて、「今年はバブルガムブラザーズ の40周年ライヴ、そしてバースデーライヴ、レコーディング等々、スケジュールが詰まっておりますがとりあえず、治療〜完治を優先しようと思いますので、それまでファンの皆様、少々お時間を下さい。」
とし、9月に横浜・大阪で開催予定だったデビュー40周年公演は中止となっています。
病気の状態と今後の治療については、「乳癌の症状はステージ2で、早期発見出来たため、なんとか命には別状ないと主治医から告げられておりますのでご安心ください。本人は元気です。ただ、抗がん剤治療の副作用が予想以上に大きく、つらい治療に耐える日々が続いておりますので来年また元気なブラザーコーンの復帰まで応援よろしくお願いします。」「70歳を超えても、まだまだ歌える限りずーっと歌い続けたいと思っております。人生は死ぬまで試練だと思い、乗り越えてみせます。サンミナ、シクヨロ」
と綴っています。
<↓の画像は、バブルガム・ブラザーズのブラザー・トムさん、ブラザー・コーンさんの写真>
そして、ブラザー・コーンさんの乳ガン公表を受けてネット上では、
- 乳がんて男性でもなるんだ…
- だいぶ前に仰天ニュースか何かで男性が乳がんになった話をやってた。しこりとか分泌液が出てもまさか乳がんとは思わなかったって
- 男性だとしこりが目立ちやすくて早期発見が余裕かと思ったらむしろ逆なんだってね。まさかと思うからかな。そうなら有名人が発信してくれるのは良いことだね。
- 韓国ドラマ『嫉妬の化身』で男の乳ガン知ったよ。胸のシコリが気になっても男だと病院に行くのも躊躇しちゃうよね。今回の勇気ある公表は立派。
- 男性乳がん患者は現実を受け入れ難く、また周囲にもあまり気楽に言えない相談できない(胃がんとかなら言えますが)など、精神的にもかなり苦しいものがあるらしいよ。
有名人が公表してくれるのは、今後の啓発にもなってありがたいよね。 - 男の人の乳がん自体珍しいことなのに、それがブラザーコーンさんだなんて。この前、トムさんとWON’T BE LONGを歌っている姿をテレビで拝見して、まだまだかっこいいしファンキーだった。
トムさんと病気自慢でもしながら、ファンキーなおじいちゃん目指して長生きしてください。乳がんが良くなることを願っています。
などの声が上がっています。
乳ガンは乳腺内にできる悪性腫瘍で、乳腺は男性の場合は機能退化しているものの、男性も乳ガンを発症する可能性はあり、『国立がん研究センター』によると乳ガン患者のうち男性は全体の約1%程度で、アメリカのデータでは女性では8人に1人が乳ガンを発症する一方で、男性は1,000人に1人ぐらい、好発年齢は60~70代とのことです。
男性の乳ガンは発症数が少ない希少ガンで、診断された時点ですでに症状が進行している場合も少なくないといいます。
男性の乳ガンの危険因子としては、近親者の乳ガン発症歴、胸部や乳房に放射線治療を受けたことがあったり、女性ホルモン量が多いことなども危険因子になるそうです。
そして、ブラザー・コーンさんは乳ガンのステージ2との診断を受けたそうですが、どういった経緯で乳ガンが分かったのかは定かではないものの、ステージ2と診断されているのでシコリが5センチ前後まで大きくなっている可能性があり、ふとした時に触って違和感を感じて検査を受け、ガンだと分かったという流れなのかもしれません。
男性の乳ガン発症数は少ないことで、発見時にはすでにかなり進行してしまっていることも珍しくないようですが、ブラザー・コーンさんはステージ2でこれから様々な治療を受けることができ、抗ガン剤治療は肉体的・精神的にもかなりきついと思いますが、病気を克服して今後また音楽番組などで元気な姿を見せてほしいです。